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途上国での新型コロナウィルス対策 [勝手にブックカバーチャレンジ2020]

Managing Humanitarian Innovation: The Cutting Edge of Aid

Managing Humanitarian Innovation: The Cutting Edge of Aid

  • 出版社/メーカー: Practical Action Pub
  • 発売日: 2018/04/02
  • メディア: ペーパーバック

去年の7月にご紹介した本(URLはこちら)、今振り返ってみると、新型コロナウィルス感染拡大への開発途上国の対応という文脈で、結構示唆に富んでいた内容だったと思う。最近、英国の科学オピニオンサイトThe Conversationに、「集合知が開発途上国で新型コロナウイルスを倒すのに役立つ5つの方法(Five ways collective intelligence can help beat coronavirus in developing countries)」という記事が掲載された(4月21日)。今日は、上記書籍についてはブックカバーのみ紹介し、以下でその記事の抄訳をご紹介することにしたい。

◇◇◇◇

集合知が開発途上国で新型コロナウイルスを倒すのに役立つ5つの方法
記事URLはこちら

COVID-19感染拡大はこれまで、強力な医療システムを備えた先進国において大きな影響を与えてきた。 その結果は恐るべきものだった。 しかし、パンデミックの震源地は、間もなく、長年の紛争の後にすでに脆弱な国を含む低中所得国にシフトしていく可能性がある。 しかし、多くの国は準備ができていない。

Nestaでは最近、パンデミックが信じられないほど多くの知識を結集するイニシアチブに拍車をかけていることを紹介した。人々のアイデア、データ、機械知能を組み合わせ、危機緩和に役立てるというものである。ウイルスと戦うタンパク質の設計に協力するよう呼びかける科学者から、オープンソースの検査キットを設計するために協力しているDIY生物学コミュニティにまで及ぶ。

先進国においてCOVID-19に取り組む準備ができているので、今後開発途上国で役立つ可能性のある集合知結集型プロジェクトの5つのアイデアを次に紹介したい。

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