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『ナリワイをつくる』 [自己啓発]

ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方

ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方

  • 作者: 伊藤洋志
  • 出版社/メーカー: 東京書籍
  • 発売日: 2014/03/28
  • メディア: Kindle版
内容(「BOOK」データベースより)
「個人レベルではじめられて、自分の時間と健康をマネーと交換するのではなく、やればやるほど頭と体が鍛えられ、技が身につく仕事を「ナリワイ」(生業)と呼ぶ」(まえがきより)。生活と遊びの中から年間30万円程度の、他者と競争しない仕事を複数つくり、生計を組み立てていく方法論。
【Kindle Unlimited】
2カ月以上前にダウンロードしておきながら、最初の10%程度で停止してしまい、全然読み進められなかった1冊である。読み進められなかった理由は、単に忙しかったからで、同じ期間中ページをめくる手が完全に止まっていた本は、これ以外にもある。

では、この本を読もうと考えたきっかけはというと、著者が7月下旬にブータンにお越しになると人づてで聞いていたからだ。伊藤氏の著書としては過去に『イドコロをつくる』を読んでいて、読了後、仕事の関係で当地にお越しになられた方と食事をした際、その方が伊藤氏の知り合いであることがわかって盛り上がったことがあった。伊藤氏が7月下旬のFAB23(世界ファブラボ会議)でブータン入りされるという情報も、その方から伺っていた。せっかくだから、もう1冊ぐらい著書を読んだうえでご挨拶しよう―――それくらいの考えで本書を選び、ダウンロードした。

それで、結果はというと、FAB23での現地対応を含めてあまりにも忙しくなってしまい、読了した状態で現地でお目にかかるという状況はどうしても作ることができなかった。ご挨拶はさせてもらったが、なんとなくバツが悪かった。

著者といえば、「モンゴル武者修行ツアー」の主宰者として有名で、今回のブータン初訪問でも、そうした今後の「ナリワイ」や「イドコロづくり」のタネを見つけられたのだろうか。

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『定年前、しなくてもいい5つのこと』 [自己啓発]

定年前、しなくていい5つのこと~「定年の常識」にダマされるな!~ (光文社新書)

定年前、しなくていい5つのこと~「定年の常識」にダマされるな!~ (光文社新書)

  • 作者: 大江 英樹
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2020/12/25
  • メディア: Kindle版
内容紹介
「年金は絶対に破綻しない」「再雇用で働くのはおやめなさい」「地域デビューは危険」…etc. 世の定年準備のアドバイスは不安を煽るものが多いが、実際の定年後の生活ではお金も仕事もそれほど心配する必要はなく、むしろ不安に煽られて間違った行動を起こすほうが危険だ。退職後8年の経済コラムニストが、自身の体験と豊富な取材に基づき、老後の不安解消のための考え方と、不安に駆られてしないほうがいいことを具体的に指南する。
【Kindle Unlimited】
60歳の誕生日まで、残り3週間を切ってきた。定年後をどう過ごすかは、たまに気になって本を読んだりもするのだが、大筋としては納得できるものの、定年後同じ会社に再任用で居残って年金受給開始年齢まで過ごすことを前提に書かれていたりする本もあったりして、そこだけはブラックボックスのように思えていた。

本書の構成は以下の通りである。サブタイトルにある「しなくてもいい5つのこと」というのは、第1章から第5章までに書かれている5項目であるが、それぞれ見出し自体はショッキングだが、書かれている内容を見るとそりゃそうだと思う。

 第1章 お金の心配、する必要はナシ!
 第2章 サラリーマン脳は捨てよう!
 第3章 夫婦で旅行なんて行かなくてもいい
 第4章 地域コミュニティとは付き合わなくてもいい!
 第5章 趣味がなくても一向に平気!
 第6章 でも、これだけはやっておこう
 第7章 人生は60歳からが面白い

還暦を迎えるまで取りあえず大きな波乱もなく一緒に暮らしてきたサラリーマン世帯の夫婦が、仕事のない休日にすべてを妻にぶん投げて自宅でのんびりしていることなんて、許してもらえるのかどうかはわからないけれど、そういう夫婦の間の「あるある」も踏まえて書かれていて、読者には受け容れやすい主張となっている。

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『評価の基準』 [自己啓発]

評価の基準 正しく評価される人が何気なくやっている小さな習慣

評価の基準 正しく評価される人が何気なくやっている小さな習慣

  • 作者: 國武 大紀
  • 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
  • 発売日: 2017/05/31
  • メディア: 単行本
内容(「BOOK」データベースより)
必要なことは「金銭的報酬」「地位的報酬」だけではない。自分の存在が認められ、必要とされ、また自分もしつかり貢献することで、成長を実感できること―。第3の報酬たる「心理的報酬」を手にするために、働く場所で何をすべきか?どうあるべきか?

まず最初に、國武さん、遅ればせながら、書籍刊行おめでとうございます。同じ業界で仕事してきて、著者を知る者として、コーチングの道に転身されて早々、この本を出されたというスピード感には驚かされたし、出版社の強烈プッシュも印象的な本である。

以前、中間管理職になったばかりの頃、「上司力」とか「部下力」とか、そんなタイトルの付いた本を何冊か読んだ時期があった。上司としては部下のやる気を引き出すにはどうしたらいいか悩んだし、やる気を見せない部下とメチャ仕事ができる部下との組合せで、どうやったらチームとしての一体感が引き出せるかにも悩んだ。そうしたチームのマネジメントを僕に任せ、自身は黙々と深夜まで仕事をされる上司との関係にも悩んだ。もっと最近では、年下の上司に仕える身になった時の振る舞いにも悩んだ。今振り返っても、あの時どうしていれば良かったのかは正直よくわからない。

今はそういう、チームをまとめるとか、部下のやる気を引き出すとか、そういうのとは別の次元の、自分の率いる組織を、中長期的にどのような方向に導くのがよいのか、それを考えるのに時間を割いている。残業もそんなにしておらず、自分の考えを文章に落とす作業に相当な時間を費やしている。

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タグ:國武大紀
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『2枚目の名刺 未来を変える働き方』 [自己啓発]

2枚目の名刺 未来を変える働き方 (講談社+α新書)

2枚目の名刺 未来を変える働き方 (講談社+α新書)

  • 作者: 米倉 誠一郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/05/21
  • メディア: 新書
内容紹介
創発的イノベーションは「名刺」から始める!
ビジネスシーンにおいて、「2枚目の名刺」を持つビジネスパーソンが増えてきました。「副業」や「趣味」のようなことだけではなく、プロボノ(コンサルタントや弁護士のような専門家が知識やスキルを活かして社会貢献するボランティア活動)参加したり、NPOを立ち上げたり参加したりして、それを本業に活かしたり、仲間を増やしたりして、充実した毎日を送っているのです。
この本では、「2枚目の名刺」という新しい「働き方」のすすめを具体的な方法とともに紹介し、「選択肢の多い人生」を提唱します。
著者は、日本のイノベーション研究の第一人者であると共に六本木アカデミーヒルズで「日本元気塾」というイノベーターを養成するプログラムの塾長を務め、現在、注目されている若きアントレプレナーを多数輩出しています。

中1週間での更新となった。その間何があったのかはご想像にお任せするが、正直かなり疲れている。不特定多数の人が読むようなブログで、弱音は吐いてはいけないと思うものの、この1週間に至るまでに3カ月、相当無理な仕事の仕方をしてきたので、気が抜けた途端に体調を崩すのではとの不安は感じている。

以前、堀田力さんのさわやか福祉財団の「名刺両面大作戦」に共感し、仕事で使っている名刺とは別に、両面印刷のある別の名刺を作ってみたことがある。それでわかったのは、両面印刷の名刺を相手に渡しても、裏面をその場で見てくれる人はあまり多くなくて、この活動が期待されているような「名刺の交換相手と会話がふくらむ」とか、「あなたの「人となり」がビジネスの相手に伝わる」といったことは、期待しにくいのではないかということだった。「裏面もありますから」と自分から言わないと、名刺を裏返してもらえない。「隠匿の美」という価値観からの完全脱却には至らず、効果がないので途中でやめてしまった。

裏面を読んでもらうよりも、明らかに別の2枚目、3枚目の名刺を持ち歩く方が、「名刺両面大作戦」よりも高い効果が期待できるのではないか―――本書を読んでみての率直な感想である。多くの人が1枚目の名刺に刷り込まれた組織のロゴで自分のことを認識するだろうが、そこに全く別のデザイン、ロゴを使った別の名刺を出されれば、「ここでは何をやられているのですか?」という形で話が発展していくだろう。僕自身も、デザインの異なる2枚目、3枚目の名刺を渡された時には、「おや?」と思ってそれをネタにして相手との会話を続けたことが何度かある。

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『メンバーの才能を開花させる技法』 [自己啓発]

メンバーの才能を開花させる技法

メンバーの才能を開花させる技法

  • 作者: リズ・ワイズマン、グレッグ・マキューン
  • 出版社/メーカー: 海と月社
  • 発売日: 2015/04/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
内容紹介
全米ベストセラー『Multipliers: How the Best Leaders Make Everyone Smarter』待望の邦訳
「著者たちは、重要だがまだ研究が不十分な現象──優秀なリーダーはメンバーの知性と能力をどう解き放っているか──を解明することに見事に成功した。この実践的な本は、情報経済のなかでリーダーになろうとするすべての人の必読書である。」――C.K.プラハラード 元ミシガン大学ロス経営大学院特別教授

異動の時期を迎え、3月は読書の量が極端に落ち込んだ。離任する僕を送別する会が連日催される一方、現所属先では「やることはやっていけ」とばかりに仕事はやらされた。直接的な僕の後任は5月にならない来ないため、仕事をやりながら後任に引き継ぐというわけにもいかない。そんな中で海外赴任前のオリエンテーションは必須だから受けろと言われる。僕の頭の中を文章化する作業も同時並行でやらなければならない。僕の会社人生の中で、これほど予定がぎゅうぎゅうに詰まった1カ月は他には例がない。

そんな状況の中で前から積読にしてあったこの本を通勤途中の電車の中で主に読んだ。1つには今の所属先でのマネジメントのあり方に対する複雑な思いがあり、もう1つには次の部署では初めて自分が組織のトップになるので、改めて自分が取るべき作法を確認しておきたかったということ、さらに付け加えるなら、僕がこれまで29カ月の間、毎月行ってきた研修の講師としてしゃべって来た内容を文章化するにあたり、参考文献として付け加えておこうという考えもあった。

本書の構成はいたってシンプルで、著者はこの中で「増幅型リーダー(Multiplier)」と「消耗型リーダー(Diminisher)」の概念を提示し、前者はメンバーの知識を引き出して組織の中に伝染力のある集合知を築くことで、メンバーは最大限の能力を発揮し、消耗型リーダーに比べて2倍の能力を手に入れることができると主張している。逆に、消耗型リーダーは自身が全知全能の神であり、チームのメンバーが自分の意にそぐわぬ仕事ぶりだと全否定してしまい、そのうちにメンバーはやる気を失い、チーム全体でのパフォーマンスに悪影響が出るという。増幅型リーダーがメンバーの天賦の才を引き出すことができるのは、好奇心旺盛で学習意欲が高いせいであり、その第一歩はメンバーに対して「質問」だけを繰り返すことだと主張している。

「増幅型リーダー」と「消耗型リーダー」――それぞれに、思い当たる人が僕の職場にはいるが、前者は意外と目立たないが、後者の人はけっこう多く、しかもそれがかなり目立つ。自分の席に部下を呼びつけて大声でダメ出しやったり、多分そうすることで、自分の考え方を周囲にも伝えたいのだろうと思わなくもないが、叱られ役に対するフォローがないと、彼/彼女は潰れる。また、そのリーダーの上司にあたる人が、そこらあたりをちゃんと理解してないと、そのリーダーは有能な部下として上から評価されるかもしれないが、実はチーム内に不協和音をまき散らしているという実態が把握できていない。最低の組み合わせになってしまう。


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『内向型人間の時代』 [自己啓発]

内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力

内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力

  • 作者: スーザン・ケイン
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/05/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
内容紹介
ビル・ゲイツもガンジーもウォズニアックもみんな内向型人間だった!
内向型の人とは、喋るよりも他人の話を聞き、パーティで騒ぐよりも一人で読書をし、自分を誇示するよりも研究にいそしむことを好む人のことだ。アメリカ人と言えば、社交的で自己主張が激しそうなイメージがあるが、実際にはその三分の一が内気でシャイな内向型だという。これはアメリカに限ったことではない。
外向型が重視されるアメリカにおいては、内向型の存在感は薄く、出世競争でも不利になりがちだ。本書は、内向型が直面する数々の問題を浮き彫りにするとともに、あまり顧みられることのない内向型の強みと魅力を明らかにし、その個性を伸ばして生かす方法を模索する。
同時に、外向型の欠点や問題点を挙げ、外向型の人は企業のトップにふさわしいか、チームで作業するやり方は本当に効率的なのか、などの問題も議論する。現代アメリカ社会の内部分裂を浮き彫りにする衝撃のドキュメント。

その昔、僕は「内向的」な子どもだと親から言われたことがある。人に何か言われたらすぐに自分のせいだと考える、クヨクヨしてなかなか気持ちが切り替えられない、人からどう見られているかをすごく気にする、人と付き合わない等々。これらの性質は今でもあまり変わらない。本書が2013年5月に出た当初、面白い本だなと思ってすぐ読んでみたい気持ちにかられたが、図書館で借りようにも順番待ちが半端じゃなかった。「自分のような内向的な人間が必要とされる時代が来ているんだ」などと救いを求める人が結構いたということなのだろう。そのうち待ちくたびれて僕は予約自体をキャンセルにしてしまった。ほとぼりが冷めた頃にもう一度予約してみたら、今度はすんなり借りることができた。

本書の冒頭、自分が内向型なのか外向型なのかを自己診断できる20項目のチェックリストが掲載されている。これらに対して〇が多ければあなたは内向型で、✕が多ければ外向型だというわけだ。といって確立されたチェックリストではない。内向型人間にはこんな性向があるぐらいで考えておけばよいかと思う。

 1.グループよりも1対1の会話を好む。
 2.文章のほうが自分を表現しやすいことが多い。
 3.ひとりでいる時間を楽しめる。
 4.周りの人にくらべて、他人の財産や名声や地位にそれほど興味がないようだ。
 5.内容のない世間話は好きではないが、関心のある話題について深く話し合うのは好きだ。
 6.聞き上手だと言われる。
 7.大きなリスクは冒さない。
 8.邪魔されずに「没頭できる」仕事が好きだ。
 9.誕生日はごく親しい友人ひとりか二人で、あるいは家族だけで祝いたい。
 10.「物静かだ」「落ち着いている」と言われる。
 11.仕事や作品が完成するまで、他人に見せたり意見を求めたりしない。
 12.他人と衝突するのは嫌いだ。
 13.独力での作業で最大限に実力を発揮する。
 14.考えてから話す傾向がある。
 15.外出して活動したあとは、たとえそれが楽しい体験であっても、消耗したと感じる。
 16.かかってきた電話をボイスメールに回すことがある。
 17.もしどちらか選べというなら、忙しすぎる週末よりなにもすることがない週末を選ぶ。
 18.一度に複数のことをするのは楽しめない。
 19.集中するのは簡単だ。
 20.授業を受けるとき、セミナーよりも講義形式が好きだ。


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居合道、にわか勉強の友 [自己啓発]

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米国滞在生活を残すところあと2日となった。剣道の稽古に関しては基本技を中心に非常にハードな内容になんとかついていっている。少し残念だったのは、もし参加できていれば滞在中ほぼ毎日稽古ができた筈だった某大学での稽古が、大学の期末試験期間中ということでお休みになり、お陰で4日分の稽古が休みになってしまったことだ。ただ、その代わりに先生のご自宅でのお呼ばれだの、昔住んでいたご近所の子供の演奏会へのお呼ばれなど、多少なりとも交流的なことはできたし、明日4日は地元の5kmのロードレースにも出てみることになった。稽古がないからといって、ただボーっとしているわけではない。

それとの関連で少し心残りだったのは、米国にいる間に少しでも覚えておこうと考えた居合の技も、大学での稽古がお休みになった影響で結局1回90分しかできず、覚えられたのが全剣連居合の1本目だけだったことだ。わざわざ超過料金も払って木刀を持ってきた割に、1回の稽古しか受けられなかったのは費用対効果的にはどうか。

とはいえ、木刀を握ったのが1回だけかといえばそういうわけではない。滞在中図書館には何度か足を運んだが、開館前とか図書館での作業を終えた後とかに、隣接する公園の借り込まれた芝生の上で、木刀を振ったりもして過ごした。その際のお供となったのが、本日紹介する1冊だった。

写真で学ぶ全剣連居合

写真で学ぶ全剣連居合

  • 作者: 岸本 千尋
  • 出版社/メーカー: スキージャーナル
  • 発売日: 2006/05
  • メディア: 単行本

内容(「MARC」データベースより)
仮想敵はどう動くか、敵のどこをどう切るか。全日本剣道連盟制定の「居合」の形・全12本の刀法と技術のすべてを、豊富な写真で居合道委員・幹事が解説し、演武した、入門者から高段者まで必携の書。


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CDラジカセを購入する [自己啓発]

SONY CDラジカセ シルバー

SONY CDラジカセ シルバー

  • 出版社/メーカー: ソニー
  • メディア: エレクトロニクス
物欲に乏しい僕にしては珍しく二度続けてモノの話題ですがご容赦下さい。一応日本の家族(特に妻!)には報告しておいた方がいいと思ったもので…。

思うところがあって、新たにCDラジカセを購入した。「思うところ」というのは、①ヒンディー語、②1970年代フォーク、③ローカルラジオ局(FM Gold)、④睡眠誘発用ニューエイジBGMである。当然ベッドルームに置いて、ラジオを聴く時はつけっ放し、ヒンディー語の勉強やフォークギターの練習曲を聴くにはその都度CDを回し、真面目に寝る時にはBGMを流す。そんな使い方をしようと思っている。

ラジオに関しては、前々から考えていた。FM Gold(104.6MHz)が配信しているAIR(All India Radio)のニュースやコメンタリー番組をもう少し情報収集に有効活用できないかなと思っていたもので。だらだらとテレビを付けているよりはずっとマシかもしれない。12日(月)、OneWorld South Asiaという南アジア全域をカバーする報道ネットワークの本部でラーマン局長にお目にかかった。いろいろお話を伺った中で興味深かったのは、OneWorldは相当にラジオをメディアとして重視しており、AIRにも週1回30分のOneWorldレポーターによるニュース解説の枠を持っているのだそうだ。

「いくらインターネットが普及したからといっても、農民の情報メディアはラジオですからね」
――ラーマン局長はそう仰っていた。

だから、同じラジオ局の流す報道を聴いて、農民と共通の目線に立ちたいと僕は思った。

それにしても、アマゾンの商品紹介に6,749円とあったのに、デリーで買ったら4,990ルピーだったのはちょっと高い。2件のお店で比較してどちらもこの値段だったので買うことにしたが、こんなんだったらフィリップスのCDラジカセでも良かったかもしれないと思ってしまう。
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インドのPh.D [自己啓発]

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4月30日(木)、先約のあった上司に代わり、ACORD(Asian Centre for Organisation Research and Development)というNGO兼民間シンクタンクのイベントに参加してきた。ACORDに所属するキロン・ワデーラさんという研究者がACORDが独自財源を使ってラジャスタン州バラットプール県で行なってきた農村女性の起業に関する8年間にもわたるアクションリサーチで博士号(Ph.D)取得が決まったので、それを記念した報告会を所属先として企画したというものだった。場所はIndia International Centre。

ワデーラさんの博論テーマは「農村女性起業家の社会経済的背景と動機に関する考察(Socio-Economic Background and Motivation of Rural Women Micro-entrepreneurs)」というもの。内容については詳述しない。途中ヒンディー語が何度も入ったので、あまり理解できなかったというのが正直なところ。

この報告会に出てみて感じたことが幾つかある。

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ファシリテーター養成講座 [自己啓発]

一時帰国も大詰めを迎え、徐々に憂鬱な気持ちが増してきた。インドに戻るのはいいにせよ(家族はそうでもないらしいが)、仕事に戻るのは嫌だという気持ちが強い。いきなり連日残業と休日出勤になりそうな気配で、仕事のことを考えると気持ちが落ち込む。今のような仕事じゃない形でインドに行けたらどれだけ楽しいだろうと思う。

普通、一時帰国といったら本社に出向いて関係部署との打合せというのをやる社員が多い。管理職ならなおさらだろう。でも、僕はどうしても行く気が起きなかった。今回は「健康管理休暇」という制度を使って僕達家族は一時帰国をしている。しかも30日間の権利をまるまる消化したのは家族だけで、僕は僅か18日間だったし、たとえ18日でもどうなることかと直前までハラハラさせられた。だから、権利を使えなかった残りの12日間はちゃんと働いたのだから、一時帰国したら本社にはなるべく近付かないようにしようと僕は心に決めていた。仕事から距離を置くことが最高の「健康管理」だと本気で信じている。

だからといって仕事を完全に忘れていたわけではない。僕が嫌なのは会社の仕事に関する部分であって、顧客とは全く関係がない。普段メールでしか連絡を取っていなくて顔を知らない多くの関係者の方々にお目にかかる機会はこんな時しかない。だから、会社には出頭しなくても顧客と想定される方々は積極的に訪問した。活動報告会もその一環だと思っている。

また一時帰国は新しい知識やアイデアを詰め込む格好の機会でもある。僕は今年から大学院に入りなおして博士論文の制作に取り組むことになったので指導教授を訪ねて研究指導を受け、日本でしか入手できない資料や文献を仕入れて帰るというのもあったが、その他にも、自分のアンテナに引っかかってきた講演会のようなイベントには顔を出したし、息抜きの読書の他にも仕事で役立ちそうな本を読んだりもした。

前置きが長くなったが、そうした、「18日間でできる新境地の開拓」ということでいえば、この一時帰国の最大の目玉だったのは、いりあい・よりあい・まなびあいネットワーク(あいあいネット)参加型開発研究所が共催された「マスター・ファシリテーター養成講座」の基礎コース(全4回)の受講だった。講師は参加型開発研究所の中田豊一さん。5月には日本経済新聞夕刊にある人物紹介の連載で取り上げられた方である。僕はインドでの仕事の関係で中田さんとは会社でお目にかかって懇談させていただいたことがあるが、今から10年くらい前に関わっていたネパールの森林保全プロジェクトの関係で同じ会議に同席させていただいたことがある。それより何より、中田さんは僕が昨年まで10年近く会員になっていたシャプラニール=市民による海外協力の会で1980年代にバングラデシュ駐在員をされていた方である。

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