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各郡にエンジニアを置くのが良策なのか [ブータン]

県(ゾンカク)は、エンジニア不足が深刻
Dzongkhags face acute shortage of engineers
Kuensel、2019年8月24日、Choki Wangmo記者
http://www.kuenselonline.com/dzongkhags-face-acute-shortage-of-engineers/

ブータンの記事をネタにブログを書くときは、記事のポイントを紹介したりもしてきたのだが、これは結構面倒で時間を喰う作業だったので、時々省略させて下さい。

日本にいてブータンの記事をブログ用に選ぶときは、たいていそのヘッドラインだけで採否を決めている。ヘッドラインがキャッチ―で、それだけ見れば何が書かれているのかたいてい想像がつく。そんなものを第一印象で選んで、それで内容確認を始める。

今回取り上げた記事なんて、まさにママである。ちょっと前まで首相と政府高官が2019/20年度の年次職務課題設定(APA)の合意文書に署名するシーンがたびたび報じられていたが、その署名を終えたダガナ県の県知事が、県内のインフラ整備を進めるのに、実は質の高いエンジニアがいないとこぼしたというのが記事の発端である。

そう訴える県知事は他にもいて、記事では続いてタシガン県知事の談話に紙面を割く。知事曰く、数年前からエンジニア確保を進めようとしているが、2009年地方行政法第6条に則って、郡(ゲオッグ)レベルにエンジニアと会計係を配置しようにも、予算はないし人の配置もないとこぼしておられる。

この辺から話が地方行政法第6条が現状と合っていないという方向に向かっていく。記事の論点はその部分にあるのだと読んでみてわかる。

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『ブータンの教育変容』 [ブータン]

ブータン王国の教育変容――近代化と「幸福」のゆくえ

ブータン王国の教育変容――近代化と「幸福」のゆくえ

  • 編著者:杉本均
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2016/08/31
  • メディア: 単行本
内容紹介
1970年以降の急速な近代化は、ブータン社会の教育と若者たちの意識に何をもたらしたのか。信仰が支える伝統と新しい価値観の相克、熾烈な試験競争がもたらすストレス、ドロップアウトする若者たちなど、近代化推進の過程で生じた諸問題を、京都大学による長年の現地調査をもとに、比較教育学の見地から考察する。

この本は、発刊当時から読みたいと思っていたものだったが、新品の価格(9180円!)を見てぶったまげてしまい、怖くて手が出せなかった。中身を知らない状態で払える金額ではない。ページ数(248)でそんなに高い理由は何なんだろうか、強気の価格設定ができるだけの説得力ある内容なのだろうか、いろいろなことを考えさせられるアマゾンの紹介ページだった。

結局、帰国するまで内容確認はできず、買わずに3年間を過ごしてしまったのだが、さすがに入るところには所蔵されていて、借りて読んでみることができた。

結論から言うと、これから赴任する人は、買わなくてもいいけど図書館で借りて読んでおくことは勧める。特に、教育分野でブータンで何か活動をされようという青年海外協力隊の人とかなら、徒手空拳で現地に乗り込むより先に、ブータンの教育行政の機構や歴史などは予め理解しておいた方がいいので、こういう本はきっと有用だと思う。強気の価格設定を受け容れられるかどうかは別として(笑)。

予備知識があるからというわけじゃないと思うが、かなりスラスラ読める文体である。写真や図表も多くて、それも読みやすさの確保に一役買っている。一方で、写真を多用するアカデミックリサーチというのは珍しくて、アカデミックな体裁を取っている割にはアカデミックっぽくない、ややもすると紀行文かエッセイのような記述も所々に見られた。

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『ブータン、これでいいのだ』 [ブータン]

ブータン、これでいいのだ

ブータン、これでいいのだ

  • 作者: 御手洗 瑞子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2012/02/01
  • メディア: 単行本

内容(「BOOK」データベースより)
クリーニングに出したセーターの袖は千切れているし、給湯器が壊れてお湯が噴出するし、仕事は思ったようにまったく運ばない。でも、問題山積みだけど、これでいいんだよね。現地で公務員として働いた著者が語る、「幸福」の国の秘密。特別企画・夜這いインタビュー収録。王室の写真など、カラー写真満載。

2011年から2012年にかけて、日本の出版業界では、ちょっとしたブータンブームが起きた。きっかけは国王御夫妻の訪日であった。当時、お仕事でご一緒した某出版社の社長さんから、「ブータンがテーマだったら出したいんだけどね」と言われた。原稿を書いてくれそうな人を探すのに難航し、結局実現できないうちに、わが社とその出版社との関係が途絶えてしまった。そのことがあったので、僕は先ず原稿を書くことから始めた。

そうした出版業界のブータンブームの中でも、トップ集団で出てきた本の1つが、本日ご紹介の1冊である。著者は初代首相フェローとして、2010年9月より1年間、ブータン政府のGNH委員会(計画委員会)に勤務されていた方である。そうすると2011年9月には帰国されていたことになるので、本書の刊行までは4ヵ月程度しか猶予がなかった筈である。現地でお勤めされていた間に相当書き進めていないと、この日程での書籍刊行は難しいと思う。聞けば元々マッキンゼーにお勤めで、ネットワークも持っておられた状態でブータン行きを決められていて、ブータンでの生活の様子をブログで発信しておられたという。また、日経ビジネスオンラインでも、『ブータン公務員だより』なる連載枠を確保しておられた。なるほど、それなら書き溜めてあったものを編集すればある程度の短期間で本に仕上げることができるだろう。

はなから脱線気味でもう少し述べると、実は僕もブータン赴任が決まった時に、知り合いのつてを頼って某地方新聞の編集部の方に、同じような企画を持ち込んだことがある。その時に付けられた条件が3つあって、①女性目線で見て書くこと、②娘に父の喜怒哀楽の表情のイラストを4パターンぐらい作ってもらうこと、③800字の原稿を隔週ペースで書いてこの編集者に送ること(新聞紙上での掲載の確約はなし)、というものだった。

ブログの文体をご覧いただければわかると思うが、僕にとっては女性目線でテーマを選んで「です・ます」調で書くというのがとてつもない難題であった。以前某経済紙に隔週でインドのことを書かせてもらった時のイメージでいた僕には、①は特に高いハードルだった。②は高校漫研の娘には難易度は高くないと思ったが、①が捗らなかったので娘に無理強いもしなかった。そして、③は①が決まらなかったのでとてもできなかった。代わりにやったのがブログでのハードなブータンネタの発信だった。でも、御手洗さんは女性だから、女性目線で見た事物をやさしいトーンで発信できただろう。

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タグ:御手洗瑞子
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『戦後日米交渉を担った男 外交官・東郷文彦の生涯』 [ブータン]

戦後日米交渉を担った男  外交官・東郷文彦の生涯 (.)

戦後日米交渉を担った男 外交官・東郷文彦の生涯 (.)

  • 作者: 伊奈 久喜
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2011/09/22
  • メディア: 単行本
内容紹介
戦後日米外交史に残る「安保改定」と「沖縄返還」の交渉に深くかかわった外交官の活躍と苦悩を描き、知られざる人物像に迫る評伝。

ブータンと日本の二国間関係に深くかかわっておられた方にお話をうかがうと、よく、「東郷大使」という言葉を耳にする。「あの頃カルカッタの日本総領事をなさっていた」と聞く。実際、1965年には『ブータン~ヒマラヤの王国』という本も出しておられる。1985年にお亡くなりになった後、遺骨の一部は、パロのキチュ・ラカンを見下ろす山麓で慰霊されている。

この他に、『日米外交三十年』という著書もあることや、本日ご紹介する伝記でも中心テーマになっているのでおわかりの通り、1960年の日米安全保障条約改訂、1972年の沖縄返還交渉、日米核持ち込み問題などで、事務方として日米交渉を支えたのが東郷大使であり、1974年には外務事務次官、1975年から80年までは駐米大使を務めておられる。

そんなアンシャンレジーム出身のエリート中のエリートが、日米安保条約改訂時を外務省北米局安全保障課長として過ごした後、1960年秋から2年間、カルカッタ総領事を務められた。外交交渉の骨休みのような意味合いだったようだが、この間、1962年5月に約2週間、ブータンを訪問されている。その時に同伴された夫人が、ブータンを訪問した最初の日本人女性なのだとか。

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『現代ブータンを知るための60章【第2版】』 [ブータン]

現代ブータンを知るための60章【第2版】 (エリア・スタディーズ47)

現代ブータンを知るための60章【第2版】 (エリア・スタディーズ47)

  • 作者: 平山 修一
  • 出版社/メーカー: 明石書店
  • 発売日: 2019/01/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
内容紹介
時代の流れと共に古き習慣は廃れ、また2008年には憲法が制定された。現在ブータンでは西洋的な価値観が横行しつつあり、ひと昔前とは大きく変貌している。伝統的な生活と近代化の波にもまれる、今のブータンを活写する一冊。

この本は、著者の改定作業に協力させていただいたので、あとがきにチラッと僕の名前も出てくる。当然、改定段階で新たに加えられた章の初稿は読ませていただいていたが、初版刊行時からあったオリジナルの章の改定内容については、僕は確認していなかった。

著者からいただいていた改訂版書籍は、離任の時に後任に引き継いで置いて来てしまったので、読めないでしばらくいた。しかし、以前からこのブログでも公言してきた通り、今僕も自分が書いた原稿を商業出版にしてくれる出版社を探しているところで、「リライトの過程でもっと数字を入れろ」との注文がつく可能性があるし、さらに今別の本の出版企画に誘っていただいて、ブータンのあるテーマについて、1章書かせてもらうことにもなった。先週半ばまでいただいていた夏休みの期間中から参考文献の読み込みを始め、本書についても週末2日かけて一気に読了した。

明石書店といえば、僕にとっては、数年前に企画書を持ち込もうと試みたところ、「原稿書いて持ってきたら読んでやってもいい。筆力を証明できるものがない一見さんはお断り」と、編集者の方に門前払いを喰らわされた出版社である。お陰で、僕は自分が本にしたいと思った今回、まずは原稿を書くことから始めることにした。逆に言えば、明石書店から出た単著があるということは、既にその筆力にはお墨付きが得られているということなのかと思う。

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教育版ブランドブータン [ブータン]

教育省、「教育版ブランドブータン」を構想
Education ministry’s vision to have Brand Bhutan Education
The Bhutanese、2019年8月24日、Usha Drukpa記者
https://thebhutanese.bt/education-ministrys-vision-to-have-brand-bhutan-education/

【抄訳】
教育省では、今後5年以内に、教育における独自ブランドを構築することを計画。目的は、ブータンの価値観をコンパクトに体現した「教育版ブランドブータン」をつくること。これにより、新たな国の収入源となっていくことが期待される。

J.Bライ教育相によると、ブータン人学生に恩恵をもたらしている質の高い教育を意味する「教育版ブランドブータン」を開発することが主な目的だが、経済の新しい分野にもなり得るという。ブータンは水力発電収入ばかりに頼ることができない。教育版ブランドブータンは、ブータンが質の高い教育が受けられる目的地となり、国際的な教育機関として認知されるための手段と位置付けられるという。

教育がもたらす収入の事例として、大臣は、ダージリン丘陵に住む約400〜500万人の人々が、観光と教育だけで生計を維持していることを挙げた。「世界中の学生が教育のためにダージリンにやって来る。これは教育の夢であり、教育を通じてブータン経済を支え、ブータンの価値観と文化を促進して世界の平和と繁栄、幸福に貢献する途だ」という。

大臣はさらに、これが教育省の長期ビジョンであると述べた。 彼は、教育版ブランドブータンは、関係者全員がそれに向けて一致団結して取り組むことで成功することができると信じているという。「成功させるためには、教育版ブランドブータンが、世界の経済と発展のニーズに沿って設計されることが必要だ。世界でうまくいっている地域では、そうやって教育は設計されている。」

大臣によると、現在のブータンの教育制度は、すべての個人が少なくとも英語と他の言語で読み書きするべきであるという教育哲学がスタートしている。 教育は僧院教育から現代教育に移行し、現在は21世紀型教育、さらにGNH教育へと移行しようとしているという。多くの開発や技術の進歩により、ブータンは世界からの情報に晒されるようになってきた。

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米国がSTEM教育を支援 [ブータン]

米政府がSTEM教育支援を約束
US govt. commits support to STEM education
Kuensel、2019年8月14日、Rinzin Wangchuk記者
http://www.kuenselonline.com/us-govt-commits-support-to-stem-education/

2019-8-14 Kuensel.jpg

【抄訳】
国王陛下は昨日、ブータン訪問中の米ジョン・ジョセフ・サリバン国務副長官と接見した。サリバン副長官以下8人から成る代表団は、8月11日から14日までブータンを訪れ、ブータン政府と人々との関係を拡大し、深めるための手段を探った。

昨夕行われた本紙とのインタビューで、サリバン副長官は、国王陛下が自分に与えられた機会にとても感謝していると述べた。「科学、技術、工学、数学のSTEM教育に対する陛下の関心に特に感銘を受けた」という。

国務省は、STEM教育プログラム向けに450万米ドルのパッケージをまとめた。 「STEM教育改善のために、ブータンを支援したい旨、連邦議会に通知した。STEM教育は陛下とブータン政府の優先事項であるため、私たちも資金拠出したい。」サリバン副長官は初のブータン訪問。

副長官はまた、8月12日にロテ・ツェリン首相、タンディ・ドルジ外相、ロクナート・シャルマ経済相を訪問した。米国とブータンの温かく友好的な関係にあると強調するためのブータン滞在である。

「ブータンと米国は外交関係はないが、ニューデリーの大使館を通じて緊密な関係を築いており、また人と人の交流がある」――サリバン副長官はこう述べた。彼はさらに、STEM教育も含めた教育の機会が両国の人々の間での交流を促進し、国王陛下との協議に基づき、NASAプログラムの実施も視野に検討していると付け加えた。

ブータンにふさわしく、ブータン政府のニーズに合った方法で協力や支援を増やせる機会がある――副長官はこう述べた。例えば、経済相との会談の中で、米政府や専門家が地質調査の専門家とともに地震対策分野での協力できる多くの分野を特定しできた。適切な時期に、私たちはブータンのカウンターパートとなる専門家チームを米国で配置し、関係を深めたいという。

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執筆原稿をチラ見せする② [ブータン]

チラ見せの第二弾は、目次構成です。本編もBOXコラムもほぼ出来上がりました。出版社さん、振り向いて下さい!

◇◇◇◇

*「●●●●」には実際は組織名が入ります。

プロローグ 離任直後-2019年4月
(1)ワンチュク国王、ファブラボ・ブータンを遂にご訪問
(2)ブータン政府、全国15ヵ所にファブラボ設置を閣議決定
(3)ファブラボは、多品種適量生産に向いている

第1章 ブータン赴任前夜(2016年3月)
(1)ファブラボと●●●●
(2)ファブラボ・ボホールと1人の青年海外協力隊員
(3)SDGsとファブラボ
(4)●●●●事務所長としての公約

第2章 動きそうで動かない(2016年4月~2016年11月)
(1)盟友ツェワンとの出会い
(2)草の根無償資金協力でいきなりファブラボ?
(3)トブゲイ首相への最初のアプローチ
(4)第二の候補地プンツォリンへ
(5)アジア開発銀行にも入れ知恵
(6)徳島さん来る!
(7)山田、ぶち切れ寸前
(8)フルセットのものづくり工房だけが唯一の道じゃない

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国王、テクノロジーによる問題解決を強調 [ブータン]

問題解決にテクノロジーを!:国王
Use Technology to Solve Problems: His Majesty’s Address to RIM Graduates
BBS、2019年8月10日
http://www.bbs.bt/news/?p=119143

2019-8-10 BBS.jpg

【抄訳】
国王は、王立経営研修所(RIM)の修了式前日となる昨日、卒業生に接見された。演説に先立ち、陛下は卒業生と交流し、ブータンの進歩の軌跡と国の将来について、卒業生が持つ懸念と考えを聞くのに時間を設けた。

卒業生への演説で、陛下は、これまでにブータンがあげてきた成果、中核的価値観、アイデンティティ、国の安全保障など、私たちがを最も重要だとみるすべてのものを守り、維持していくことが私たちの責務であると強調した。

「あなたたちは我が国のエコシステムにおいて特別影響力のある位置にいるわけで、我々が享受している平和と統一を守り、育てていく必要がある」――陛下はこうおっしゃった。我々の統一性と生まれ持った繊細さが国家として我々が成し遂げてきたことには大きく寄与している。新しい知識や技能、方法論を得る際にも、我々はこうしたクオリティを保持していかねばならない。

「過去の成果の上に立ち、さらなる高みを目指して下さい。皆さんの任務は古い靴を履くことや既に歩き古された道を追いかけることではありません。より明るい未来に向かって、新たな道を切り拓くことなのです。」

陛下はさらに続けられた。小規模内陸国で、多くの資源賦存上の制約や課題もある中で、我々はいつも失敗を最も恐れてきた。結果として、失敗防止装置が形成され始めた。「今日、そうした意図は良かったとしても、システミックな制約につながり、意図しなかった構造的背限界を提起するようになってきました。」


陛下は、そうした装置は目的は果たしたが、その有用性を大きく通り越し、イノベーションや創造性、企業を窒息させ、リーダーシップや説明責任、慎重な資源管理に悪影響を与えてきたかもしれない。これらは看過できない問題であり、対処が求められると指摘された。

陛下はさらに、雇用なき経済成長はどこでも起こっている問題で、ブータンだけが特別なわけではないとおっしゃった。したがって、我々の焦点は、雇用を創出することに置かれねばならないともおっしゃった。

2012年、ブータンの外貨準備高は、長年の蓄えにより6億7450万ドルあった。同じ年にFacebookはインスタグラムを買収したが、その買収額は10億ドルだった。「.この買収成立時、インスタグラムの従業員はわずかに13人だったといいます。それを知って、私は本当に驚きました。我々は、テクノロジーを課題解決のために用いる道を模索し、ガバナンスや民主主義、教育、農業の改善、雇用創出、福祉の向上、安全できれいな都市の実現など、国民が裨益するさまざまな課題への取組みにテクノジーを活用して行かねばなりません。」

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執筆原稿をチラ見せする① [ブータン]

今、ブータンでの自分の経験をまとめて1冊の本にしようと原稿を書いています。今ブータンで起きている最も新しいトレンドを、そのトレンドを仕掛けた本人が書いているものです。日本でDIYをやっている若い人たちが、ブータンの若い人たちとつながって欲しいと思って書いています。

出版社のあてはまだありません。原稿が存在しない状態では編集者に見てももらえないので、先ずは原稿を書き上げることから始めています。四六判200ページ程度を想定すると、16万字程度が目標でしょうか。今は9万字程度まで書けています(囲みコラムを除いて)。ほぼ中間地点はクリアしたかなと思います。

本が出たとして、どれくらい買っていただけそうかという感触が知りたいと思います。それがわかれば出版社との交渉材料にできるかと思いますので。そのために書いている原稿をブログで何度かチラ見せします。読んでみたいと思われる方はniceをポチッとして下さい。

チラ見せの1回目は、ブータンの話ではありません。でも、ここで書いた経験がその後のブータンでの自分の活動のベースになっていきます。


◇◇◇◇

BOX1 デジタル工作機械を初めて操作する

●●●●事業におけるファブラボの利活用について、組織内での旗振り役を演じていながら、僕は、実際に自分で工作機械を動かす経験を積むことがなかなかできずにいた。横浜のいくつかのファブラボを見学させていただく機会はあったが、それはあくまでも仕事。スタッフやユーザーの説明を聞き、操作の実演を見せていただくことはあっても、自分でデータをこしらえて、工作機械のパラメーターを調整して、作業開始のコマンドを自分で押す機会はなかったのである。

自分でやってみないと他人に説得力のある言葉ではなかなか語れない。とはいっても、自宅、ないしは職場の近所にファブラボのようなものづくりのコンビニがないと、わざわざ時間をさいてそこまで行こうという気持ちにもなかなかなれないのが正直なところだ。

ところが、2015年も年の瀬にせまったある日、僕は自宅の近所にものづくりの工房ができたことを新聞の折り込み広告で知った。となりまちに本社のある大手メーカーのエンジニアの方がリタイアされて、自宅近くに新たな作業場を作ったというものだ。ではこれが「ファブラボ」なのかというと、そうではない。テレビ会議システムはないし、一般利用者が機械を利用したり、常勤スタッフからのマンツーマンのアドバイスを受けたりするには、それなりの料金が発生する。

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