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『書く習慣』 [読書日記]

書く習慣

書く習慣

  • 作者: いしかわゆき
  • 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
  • 発売日: 2021/08/31
  • メディア: Kindle版
内容紹介
SNS、ブログ、note、世間に発信できるサービスが増え、多くの人が文章で自己表現しています。
他人の発信を目にする機会も増え、「自分もなにか発信してみたいな」と思う人も増えています。
「書く」を仕事にする人も増え、文章の指南書も数多く出版されています。
でも「書く」ことは、好きじゃないとしんどい。
むしろ「好き」になるからこそ、習慣になり、自然と上達していきます。
この本では、あなたの「書きたい気持ち」を高め、「書く」ことを習慣にするためのコツを紹介します。
【Kindle Unlimited】
少し前の読書日記でも述べた通り、7月は「月10冊」のノルマをクリアすることができなかった。しまいに追い込んで9冊にまでは積み上げたのだが、そこまで持って行くのが精一杯だった。

積み上げるにあたって、読みたい本というよりも、読みやすそうな本を選んで読んだ。本書の場合も、販促オビや内容紹介、それにアマゾンや読書メーターに載っていたレビューコメントを読んでみると、内容はだいたい予想はできた。それでも本書を選んだのは、ひとえに読みやすそうだったからだ。

各節の小見出しを見れば内容はだいたい想像がつくし、さらに本文中で何度かの強調文字が挿入されている。そしてさらには各節の最後に2行程度のまとめがつく。かなり親切な構成となっている。内容的に、どこかのウェブメディアで1年ぐらい連載していたのをまとめて本にしたのではないかと想像するが、後の方に来て、その想像が当たっていたこともわかった。

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『神と呼ばれる鉄道YouTuber スーツの素顔 』 [読書日記]

神と呼ばれる鉄道YouTuber スーツの素顔

神と呼ばれる鉄道YouTuber スーツの素顔

  • 作者: スーツ
  • 出版社/メーカー: 三才ブックス
  • 発売日: 2020/10/19
  • メディア: Kindle版
内容紹介
スーツの生い立ちから、YouTubeチャンネルをここまで大きくした経緯や考え方、運営の方法などを紹介。ファンだけでなく、YouTubeチャンネルの運営に興味がある人にも役立つ内容。
【Kindle Unlimited】
スーツさんのYouTubeチャンネルを知ったのは昨年秋のことだ。僕は鉄道マニアではないため、そちらの方面で2016年頃から動画投稿を始められていたスーツさんを知る機会はまったくなかったのだが、逆に酷道だとか峠だとかを撮影した動画は気分転換によく見ていた。ドライブに飢えていたのだ。

それで、大阪・暗峠の急坂の様子を見たくてYouTubeページをザッピングしていたところ、2019年夏にスーツさんが挑戦していた「夏休み日本一周の旅」第40日「暗峠を歩く あまりにも険しい勾配《夏休み日本一周の旅 大阪難波駅→近鉄奈良駅》」がヒットした。さっそく見てみたら、この子(スミマセン、どうやらうちの長男と同学年らしく)、トークが抜群に上手い。あの年齢にして、よくあれだけの蘊蓄が語れるなと思うし、何よりも話題を途切れさせないのがすごい。この旅の動画は撮りだめておいて後から編集したわけではなく、すぐにアップしていた筈だから、編集段階での情報収集にはそれほど時間をかけていないだろう。それでもあのクオリティなのだから、驚きが隠せない。

そして、暗峠編を視聴した後、さらに旅の終盤で北海道に再上陸して、苫小牧から襟裳岬、帯広、根室、釧路、網走あたりのルートは、僕が学生時代に北海道一人旅した際、通ったルートを逆走するパターンになっており、ここは懐かしくてスーツさんの全ての動画を見た。後付けだったので、視聴者数によって翌日の所持金の上限を決めるという彼のルールには貢献することはできなかったけれど、チャンネル登録はしたので、彼の収益には微力だけれど貢献はしていると思う。

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『仏教抹殺』 [読書日記]

仏教抹殺 なぜ明治維新は寺院を破壊したのか (文春新書)

仏教抹殺 なぜ明治維新は寺院を破壊したのか (文春新書)

  • 作者: 鵜飼 秀徳
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2018/12/20
  • メディア: Kindle版
内容紹介
明治150年でも語られない闇の部分、それが廃仏毀釈だ。実は、興福寺阿修羅像、五重塔も消滅の危機にあったのだ。神社と寺院を分離する政策が、なぜ史上稀な宗教攻撃、文化財破壊にエスカレートしたのか? 鹿児島、松本、伊勢、東京、奈良、京都など日本各地に足を運び、埋もれた歴史を掘り起こす近代史ルポルタージュ。
【Kindle Unlimited】
たびたびブログでも懸念を表明してきたが、7月は序盤から中盤にかけての読書のペースが極端に悪く、最低ノルマと考えていた「月10冊」がクリアできないとの危機感にかられて後半を過ごした。読書のペースを緩めたからといって誰かに迷惑をかけるわけではないが、読書は長年やってきた自分のアイデンティティみたいなものだから、それに割く時間が十分取れないというのは僕自身の心の安寧を相当かき乱す。

今、この記事を書いている7月31日時点で、なんとか持ち直して9冊までは届きそうなところまで挽回はした。しかし、個人的に感じている読書のペースはやはり遅く、読み進めるのに相当なエネルギーを使った。これもたびたび書いていることだけれど、僕は自分の読書のペースが遅いという自覚がある場合、あえて小説を選んでペースアップを図ろうと心掛ける。そういう目的もあって7月20日頃には経済小説も含めたのだが、その後これといって読みたい小説も思いつかず、Kindle Unlimitedのラインナップを見て、多少興味はあるけれどもカネを出しては買わないだろう本を選んで読むことも始めた。

本日ご紹介する文春新書の1冊も、そうして選ばれたものだ。そして、著者には申し訳ないが、自分が訪れたこともないような土地での廃仏毀釈の盛り上がりと収束の経緯については、斜め読みした。

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『スクール・ウォーズ』 [読書日記]

スクール・ウォーズ―落ちこぼれ軍団の奇跡 (光文社文庫 は 4-1)

スクール・ウォーズ―落ちこぼれ軍団の奇跡 (光文社文庫 は 4-1)

  • 作者: 馬場 信浩
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 1985/12/01
  • メディア: 文庫
内容紹介
「落ちこぼれ」と呼ばれ、「ツッパリ」と疎んじられていた生徒たちが、高校ラグビーで日本一になった! 監督のひたむきな情熱と手腕が、荒涼した学園の若者たちに目的を与え、計りしれないエネルギーを引き出した。――これは、教科書だけでは解決できない教育の原点を、スポーツを通して問い直した、注目のドキュメントである。(『落ちこぼれ軍団の奇跡』改題)
【購入(キンドル)】
直近の週末読書の2冊目。なんだかちょっと気合の入る刺激物が欲しいなと思ってYouTubeでテレビドラマ『スクール・ウォーズ』の動画を先々週ぐらいからちょこちょこ見ていた。それで『落ちこぼれ軍団の奇跡』って今読めるのかなとふと思ってアマゾンで調べてみた。そこで文庫化された本作品の電子書籍版があることを知り、すぐにダウンロードして一気に読んだ。

そうして比較ができたので、原作とドラマとどこが違うのか大まかには理解することはできた。誰がそれを言ったのかは微妙に違うところもあったが、意外と実際にあった出来事をドラマではうまく活用していたのだなというのがわかった。原作の方に戻ると、学校の荒廃ぶりは確かに序盤で描かれているが、ラグビー部の起こした上昇カーブと学校自体の荒廃からの立ち直りが、うまくシンクロしていないような気もした。後者の方への言及はあまりない。チームの強化という観点からは面白いが、学校改革という観点では物足りなさは感じた。この点はドラマでも感じた物足りなさではあるが。

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『トヨトミの逆襲』 [読書日記]

トヨトミの逆襲 (小学館文庫)

トヨトミの逆襲 (小学館文庫)

  • 作者: 梶山三郎
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2021/11/05
  • メディア: Kindle版
内容紹介
経済界を震撼させた超話題のビジネス小説
「99%が真実」という噂で書店から本が蒸発した!? あまりに詳しすぎる内部情報、関係者しか知らないはずのエピソードが満載だったため、小説を偽装したノンフィクションではないかと噂され、発売と同時に一気にベストセラーとなった超問題小説「トヨトミの野望」の第二弾が遂に文庫化! EV、自動運転、ライドシェア、さらにカーボンニュートラル、地球温暖化。激震する自動車業界の巨大企業に、さらに世界的IT企業が襲いかかる。持ち株比率たった2%の創業家社長は、この難関を乗り切れるのかーー気鋭の経済記者が覆面作家となって挑む「この国の危機」の真実。新聞が書けない極秘情報満載のビジネス小説登場!
【購入(キンドル)】
アマゾンや読書メーターの書評に、「前作と続けて一気に読んでしまった方がいい」というコメントをいくつか見かけたこともあり、実際に僕もそうしてみた。週末読書だった。土曜日は午前中は仕事、午後も15時以降に仕事があったため、その間の空き時間とか、仕事が片付いてからの自由時間とかを使い、土曜日だけで一気に読んだ。

タイミングとしてはちょうど良かった。本作品の結末が明らかになるのは2022年の年末頃だ。つまり、前作から本作にかけてはずっと実際にあった出来事を織り交ぜ、それを作品の構成にうまく生かして描かれてきたが、本作品の後半になると物語の舞台が現時点を追い越し、未来に起こることを予想しつつ描かれている。それも遠い未来の話ではないので、経済記者かつ覆面作家の著者の取材と分析にもとづく未来予測が、どれくらい当たるのかを見てみるにはちょうどよい。

もちろん、トヨ〇自動車の現社長が退任するとか、航続距離が1000㎞を越えるEVを本当にトヨ〇自動車が年末までにリリースできるのかとか、そうした近未来の話だけでなく、自動車業界とIT業界が相互に乗り入れてのトータルモビリティサービスへの移行といったことは、今の趨勢からいって確かにその通りだと思う。現在の自動車業界が直面する課題と今後の方向性を理解するのにも役立つ経済小説だ。

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『トヨトミの野望』 [読書日記]

トヨトミの野望 (小学館文庫)

トヨトミの野望 (小学館文庫)

  • 作者: 梶山三郎
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2019/10/04
  • メディア: Kindle版
内容(「BOOK」データベースより)
愛知県豊臣市に本社を構える世界的自動車企業、トヨトミ自動車。フィリピンに左遷されていた武田剛平はどん底から這い上がり、社長に昇りつめた。創業家とはなんの関係もないサラリーマン社長はその豪腕で世界に先駆けてハイブリッドカーの量産に挑戦する。いっぽう、創業家出身の豊臣統一は入社以来、豊臣家の七光りと陰口を叩かれながらも、いつの日か武田剛平を越えてやろうと野心を抱いていた。自動車王国アメリカでのロビー活動、巨大市場中国の攻略、創業家との確執―世界と戦う企業の経済戦争を描いた衝撃フィクション!
【Kindle Unlimited】
今月は本当に読書に時間を割いていない。月も半ばを過ぎようとしているのに、まだ2冊———僕にとっては月間10冊はノルマだと思っているので、さすがにこのままではマズいと危機感を抱いた。何か面白そうな小説でもないかと思ってKindle Unlimitedを物色してみたところ、行き当たったのが本作品。著者は覆面記者らしい。

この作品のことはかなり前から知っていたが、なにせ「トヨトミ」という名前にちょっとした違和感があって、すぐに手を出したりしなかった。僕、豊臣秀吉にあまりいい印象を持っていないので。でも、実際に読んでみたら全然そんな安土桃山時代の話とは無関係で、モデルとなった大手自動車メーカーとちょっと語呂が似ているからというだけだったようだ。

それで、メチャメチャ面白かった。まだ僕が日経新聞を購読していた頃の話だし、その後2000年頃から20年近く定期購読していた月刊誌『選択』では結構な頻度で毎月トヨ〇自動車のことが報じられていたので、なんだか「そんなことあったよな」という話が多かった。武田社長のモデルになった〇田社長の名は、元社長が専務取締役だった時代に僕が勤めていた地方銀行の名古屋支店の小切手でよく見かけた。その後経団連会長にもなられているので、『選択』でもよく見かけた。

一方のトヨ〇〇男社長が社長就任後のエピソードも、『選択』ではたびたび取り沙汰されていた。

なので、本作品で取り上げられている出来事について、大きなところでは僕自身にも何らかの記憶がある。結構な確度で実際に起こっている話を拾って小説風にまとめた実話なのではないかと思える。

こういう描き方をブログでしたりすると、僕自身の素性も特定されて、何かしらの圧力がかかってくるのだろうか。こういう作品を読んだ後だと、どうしても気になるよな。
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『四人の署名』 [読書日記]

四人の署名 【新訳版】 シャーロック・ホームズ・シリーズ (創元推理文庫)

四人の署名 【新訳版】 シャーロック・ホームズ・シリーズ (創元推理文庫)

  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2015/09/11
  • メディア: Kindle版
内容(「BOOK」データベースより)
自らの頭脳に見合う難事件のない日々の退屈を、コカインで紛らわせていたシャーロック・ホームズ。そんな彼のもとに、美貌の家庭教師メアリーが奇妙な依頼を持ちこんできた。父が失踪してしまった彼女へ、毎年真珠を送ってきていた謎の人物から呼び出されたという。不可解な怪死事件、謎の“四の符牒”、息詰まる追跡劇、そしてワトスンの恋…。忘れがたきシリーズ第2長編。
【Kindle Unlimited】
あまり間髪を入れずに同一著者の作品を読むと、感動が薄れる危険性はあったが、とはいえすぐに読みたいという本があったわけでもないので、またコナンドイルのホームズシリーズの長編作品に手を出した。

『四人の署名』は、ワトソンが伴侶となるメアリー・モースタン嬢と出会うという作品であるだけでなく、イヌの嗅覚を利用した追跡が行われていたり、見どころも多い作品でもある。それに、前回本作品を読んだ1994年頃と違って、僕はインドに駐在するという幸運にも恵まれ、作品の舞台の1つとなったアグラ城も二度訪れたことがある。作品を楽しむ上で、舞台となった場所の土地勘があるというのは大きいし、多少なりともインドの歴史をかじって、「セポイの乱」についても知っていると、昔読んだ作品でも、味わい方が違ってくる。

それにもう1つ、インドでのもう1つの舞台はアンダマンニコバル諸島。


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『ふたつのしるし』 [読書日記]

ふたつのしるし (幻冬舎文庫)

ふたつのしるし (幻冬舎文庫)

  • 作者: 宮下奈都
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2017/04/11
  • メディア: Kindle版
内容(「BOOK」データベースより)
「勉強ができて何が悪い。生まれつき頭がよくて何が悪い」そう思いながらも、目立たぬよう眠鏡をかけ、つくり笑いで中学生活をやり過ごそうとする遙名。高校に行けば、東京の大学に入れば、社会に出れば、きっと―。「まだ、まだだ」と居心地悪く日々を過ごす遙名は、“あの日”ひとりの青年と出会い…。息をひそめるように過ごす“優等生”遙名と周囲を困らせてばかりの“落ちこぼれ”ハル。「しるし」を見つけたふたりの希望の物語。
【購入(キンドル)】
記事更新を5日間も滞らせていたことからもご想像の通り、先週から今週にかけて、僕の仕事は多忙を極めた。サムチに行ったりティンプーに行ったり、土日も何かしらの仕事をしていた。アテンドする相手もいらしたので、息抜きの時間があまりなかった。毎日ヘトヘトになって部屋に帰り着いていつの間にか寝落ち。深夜に覚醒して、慌てて消灯する日々が続いた。今、ようやく1人になり、少しだけひと息つける状態になったので、久しぶりにブログの更新をしようと思い立ったところである。

この間、1冊だけ本を読んだ。「読書メーター」の読友の1人が紹介していた作品で、ちょっと気になって著者の経歴を調べてみると、なんと僕の大学の後輩だった。学部が違うので「後輩」というのは言い過ぎだし、著者の学科は僕のいた学科とキャンパスが違うが、1年だけ学年が重なっており、僕は当時新入生向けオリエンテーションのボランティアもやっていたため、すれ違うぐらいのことはあったかもしれない。余談だが、学科は違うが、著者は早見優さんと同学年である。

そんな親近感もあって、初めて宮下奈都さんの作品を手に取ったわけだ。

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『緋色の研究』 [読書日記]

緋色の研究 【新訳版】 シャーロック・ホームズ・シリーズ (創元推理文庫)

緋色の研究 【新訳版】 シャーロック・ホームズ・シリーズ (創元推理文庫)

  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2015/09/11
  • メディア: Kindle版
内容(「BOOK」データベースより)
異国への従軍から病み衰えて帰国した元軍医のワトスン。下宿を探していたところ、同居人を探している男を紹介され、共同生活を送ることになった。下宿先はベイカー街221番地B、相手の名はシャーロック・ホームズ―。永遠の名コンビとなるふたりが初めて手がけるのは、アメリカ人旅行者の奇怪な殺人事件。その背後にひろがる、長く哀しい物語とは。ホームズ初登場の記念碑的長編。
【Kindle Unlimited】
このブログを始めたのは2005年2月。それから随分と多くの本をご紹介してきたが、コナンドイルのシャーロック・ホームズのシリーズを取り上げたことは一度もない。それから遡ることさらに10年前——1993~94年頃、僕は新潮文庫版のホームズ・シリーズを全巻読破したことがある。すべて東京の自宅に蔵書として置いてある。この時期二度出張でロンドンに立ち寄る機会があり、空いた時間でベイカー街221番地にも訪れた。ロンドン滞在を盛り上げようと思い、事前にシリーズを立て続けに読んだのである。(ついでに言うと、アガサ・クリスティの『ねずみとり』も読んだ。で、劇場で観た。)

以前、何かの拍子にこのブログでも書いたことがあるが、僕の読書人としての原点は、ポプラ社の古典文学全集と確か集英社だったと思うが推理小説全集だった。推理小説といっても広いが、人から勧められた「怪盗ルパン」は全然受け付けず、「名探偵ホームズ」にはハマった。最初は『バスカヴィル家の犬』だったと思う。ハマった後は小学校の図書館や隣町の市立図書館で借りて読むのがもっぱらだったが、初めて貰った図書券を使って自分で買ったのは『恐怖の谷』だった。(またついでに言うと、大学生になって初めて読み切った英語のペーパーバックも『Valley of Fear』だった。)

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『続・森崎書店の日々』 [読書日記]

続・森崎書店の日々 (小学館文庫)

続・森崎書店の日々 (小学館文庫)

  • 作者: 八木沢里志
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2012/10/05
  • メディア: Kindle版

内容(「BOOK」データベースより)
本の街・神保町で近代文学を扱う古書店「森崎書店」。叔父のサトルが経営するこの店は2年前失意に沈んでいた貴子の心を癒してくれた場所だ。いまでは一時期出奔していた妻の桃子も店を手伝うようになり、貴子も休みの日のたび顔を見せていた。店で知り合った和田との交際も順調に進んでいたが、ある日、貴子は彼が喫茶店で昔の恋人と会っているのを目撃してしまう。一方、病後の桃子を労う様子のない叔父を目にし、貴子は夫婦での温泉旅行を手配するが、戻って来てから叔父の様子はどこかおかしくて…。書店を舞台に、やさしく温かな日々を綴った希望の物語。映画化された「ちよだ文学賞」大賞受賞作品の続編小説。
【購入(キンドル)】
『森崎書店の日々』をご紹介した際、「間髪入れずに続編も読むだろう」と述べていた通りで、すぐに読んだ。内容はあらすじでも示されている通りで、それ以上に踏み込むとネタバレになってしまうのであまり詳らかにはしないが、前作のうち、映画化された「ちよだ文学賞」大賞受賞作品というのは前半の部分のみで、後半の「桃子さんの帰還」自体が続編扱いとなっている。その桃子さんと、同じくこの頃貴子が知り合った「和田さん」というのが、本日ご紹介する続編のキーパーソンと言ってもいい。これら2冊はセットで1つの長編小説と考えてもいい。

で、前作と同様に神保町の本好きを虜にして止まない魅力や、落ち着いた佇まいが、作品全体からにじみ出ているようで、好感持てる作品だと改めて強調しておく。

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