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新政党DTT、結党大会は今日 [ブータン]

新政党DTT、結党大会は月曜日に
Druk Thuendrel Tshogpa’s first convention will be on Monday
Kelzang Choden記者、BBS、2022年4月30日(土)
http://www.bbs.bt/news/?p=168662
DITT-cofounder.jpg
【抄訳】
278273130_537354464729219_1028113884500367269_n.jpgブータン統一党(Druk Thuendrel Tshogpa、以下DTT)は次の国政選挙に参入すべく準備を加速させている。この新党は月曜日(5月2日)に1回目の党大会を開く。この党大会の中で、同党は党綱領を採択し、各選挙区の候補者を確定させ、さらに正副党首を選出する。

DTTは、現在、ブータン選挙管理委員会(ECB)と政党登録の正式認可手続きを進めているところ。総数約2,500人、各選挙区で最低50人の支持者を確保したという。

党設立発起人の1人であるチェンガ・ツェリン博士によると、同党は、公務員や他政党の党員など様々なバックグランドを持つ有力な候補者を有しているという。「新党設立のアイデアは共同発起人の中から出てきたものではなく、人々が始めた動きを私たちはただファシリテートしただけだと考えています。様々な政党の出身者の中には、今までとは異なるイデオロギーを持つ新たな政党を望む人も多くいました。人々に奉仕する政党であり、だから私たちは新党に「Thuendrel(統一)」と名付けたのです。」

共同発起人及び支持者は、有権者に新たな選択肢を提供し、当選すれば有権者に誠心誠意奉仕したいとして立ち上がったのだという。「基本的に、政治家には2つの顔があります。選挙の時の顔と、当選後の顔です。私たちは、そういう2つの顔を持った政党になりたいとは考えていません。有言実行でありたいと思います。」

同氏はまた、同党はECBとも協議し、第1回党大会の後、政党登録プロセスを加速させると述べた。「選挙ガイドラインによると、第1回党大会から1カ月以内に登録を行う必要がありますので、私たちもそのステップに従い、早期の登録完了に邁進します。」

同党の第1回党大会は月曜日、パロで開催される。氏によると、現行のCOVIDプロトコルに従い、党大会の参加者は100名に絞るという。しかし、党大会はソーシャルメディア経由でライブ中継され、他の党員や支持者も見られるようにするとのこと。

党大会の詳報がこのあとクエンセルにでも掲載されるのだろうから、取りあえず党大会当日のブログ投稿として、このテーマについて軽く触れておきたい。

ティンプーでの長期滞在の際のホテルで、この記事でご登場されているドクター・チェンガにもお目にかかり、ご挨拶したことがある。パロの獣医さんだとうかがった。

正副党首の選出が未了なので、この報道でもその候補者の方についての具体名は出されていないが、党大会後には明らかになるだろう。

党首候補の方にうかがったところでは、各選挙区での擁立候補が固まった段階で、候補者に対するリーダーシップ研修を重点的に行うのだという。過去にそういう研修を候補者に対して行った政党はあるのかと尋ねたところ、「ない」とおっしゃっていた。

これまで3回行われた国政選挙では、与党が再認されたことが一度もない。毎回新政党が勝利しており、その新党が擁立した候補者も全員が議員1年生というケースが毎回繰り返されてきた。政治家としての経験がなかなか積めない状況が続いており、そのあたりの問題意識を党首候補の方も持っておられた様子が少し窺われた。

今後の直近の予定は、5月はECBへの新党登録完了、6月7月は2カ月にわたって地方行脚とのこと。勉強されていたシャショップ語も、いよいよ実地で使う時がくるのだろう。

タグ:選挙
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Sanchai

あえて新たなブログ記事にはしませんが、第1回党大会の報道はすでに同日付のBBSの報道では出ています。党首はキンガ・ツェリン氏(ティンプー北部選挙区)。副党首は上記記事にも登場されているチェンガ・ツェリン氏(タシガン県トゥムシン選挙区)。他には、前ティンプー市長だったキンレイ・ドルジ氏がティンプー南部選挙区から出馬予定とか。
http://www.bbs.bt/news/?p=168766
by Sanchai (2022-05-03 00:31) 

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