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『カンタン英語で浄土真宗入門 』 [英語一期一会]

カンタン英語で浄土真宗入門

カンタン英語で浄土真宗入門

  • 作者: 尚順, 大來
  • 出版社/メーカー: 法蔵館
  • 発売日: 2018/07/10
  • メディア: 単行本
内容(「BOOK」データベースより)
仏教×英語でよく分かる! ハーバード大学神学部で学んだ国際派のお坊さんが教える新感覚仏教本! 真宗用語36語を紹介!! 「正信念仏偈」の日英対訳も収録!
【購入】
13日(土)夜、この本を読みながら寝落ちしたところを、福島県沖マグニチュード7の大地震で目が覚めた。寝落ちした時点で正信偈の日英対訳のところまで既に進んでいたので、地震の騒ぎが少し収まった後で、布団の中で残りの数ページを朗読して、それで読了とした。

今年の読書での目標の1つは浄土真宗の理解を少しだけ深めることだった。先月もその宣言に基づいて真宗絡みの本を読んだのだが、2月のノルマとして、こんな本を加えてみた。浄土真宗の信心を英語で解説した本なんてニッチもニッチだが、面白いと思って購入した。この著者、日本の仏教を英語で説明するような本を今までも何冊か出されており、それの真宗版ということのようだ。

期待通り、面白かった。真宗の信心を漢字で見せられるとどうしても難しく考えてしまいがちだが、これを英語に直すとこれが結構わかりやすくて、ひょっとしたら日本語は物事を難しく表現しがちなのではないか、英語で学んだ方が学習効率が高いかもしれない、などと本気で思ってしまった。ちなみに、「浄土真宗」は「Shin Buddhism」と訳されている。

海外に長期滞在していると、どうしても現地の人との話題の中で、信仰の話が出てくる。そこで仏教の説明を英語で強いられるのだが、これが結構難しくて、しどろもどろになることが多かった。それに、禅宗や真言密教と浄土宗・浄土真宗はやはり異なるので、一般化して日本の仏教の話はしづらい。やはり、自分の宗派に引き付けて説明できる方が、話している側も腑に落ちる。

次にまた海外に長期滞在する機会でもあれば、この本は携行して話のネタ本としてキープしておきたい。それに、正信偈の英訳は結構いいイントネーションの練習にもなるので、毎日朗読やるのにいいかもと思ってしまった。

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『英語化する日本社会』 [英語一期一会]

英語化する日本社会―日本語の維新を考える

英語化する日本社会―日本語の維新を考える

  • 出版社/メーカー: サイマル出版会
  • 発売日: 1982/12/
  • メディア: 単行本
内容紹介
古い日本語のパターンでは、もはや今日の日本社会の思想や感情を表現しきれなくなっている。日本語の語彙は遠からず完全に国際化するだろう。過去に中国語が漢字を媒介として完全に日本語の一部になったように、英語の語彙も中心をなすものすべてが日本語に吸収されるであろう―――世界的に著名な文化人類学者で、社会学者、日本研究の権威が、急激な日本語の新しい変化から、日本社会と文化の構造的変容をさぐったエッセー。

昨年、帰省する度に少しずつやっていた僕の蔵書の断捨離。完全には終わっていないけれど、かなり進んだ。思い切って捨てた本が多かった中で、捨てる前にもう一度読んでおこうと思い、実家から東京の自宅に持って来た本も中にはある。ハーバート・パッシン教授の著書もその1つで、僕が学生をしていた1980年代、結構勢いがあったサイマル出版会から出ていた1冊である。

1998年に廃業となったサイマル出版会だが、僕の学生時代にはサイマルから出ていた本を結構購入していた。村松増美『私も英語が話せなかった』、村松増美・小松達也『ビジネスマンの英語』、グレゴリー・クラーク『日本人』、ロバート・ホワイティング『菊とバット』、西尾道子・バーバラ片岡『聖書の英語』、渋沢雅英『日本はアジアか』等々。実家の蔵書を見てたら、僕は結構なお得意様だったと思う。そのほとんどは断捨離の過程で既に処分してしまったのだが、パッシン教授の著書は残した。言語人類学とでもいう領域での日本研究者だったからである。

これまで1年間、政治史や外交史の面から日本研究を眺める視点が業務上求められてきたけれども、僕自身のこれまでの歩みを振り返れば、日本研究の原点は1980年代に大学で英語を専攻するその過程にあった。当時はサイマルをはじめとして日本研究者の著書をよく扱っていたし、もっと遡れば僕が高校生時代に聴いていたラジオ講座『百万人の英語』の木曜講師だった國弘正雄先生が、ライシャワー元大使やパッシン教授の著書を翻訳されていて、よくご自身の講座の題材として使用されていた。いわば、パッシン教授の著書は、僕の英語学習の原風景の1つとも言える。

だから、4月になって政治史や外交史のくびきから解放された今、僕は改めて1980年代までの日本研究の名著を読み返してみようという気持ちにもなれた。

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『機関銃英語が聴き取れる!』 [英語一期一会]

機関銃英語が聴き取れる!-リスニングの鍵はシラブルとビート

機関銃英語が聴き取れる!-リスニングの鍵はシラブルとビート

  • 出版社/メーカー: 三修社
  • 発売日: 2009/05/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
内容紹介
ネイティブ英語でまくしたてられると怖い!その原因は英語と日本語のリズムの違いです!
シラブルとビートの違いを意識すれば、英語が「言葉」に聞こえ始める!
『英語喉 50のメソッド』のリスニング版がついに登場
・ネイティブ同士の速い会話を聞いていると気が遠くなる。
・リスニング力がなかなか伸びない。
・英語で話すと何度も聞き返されるので無口になる。
という方に最適です!実は、喉の音に耳をすませばいいのです。

外出自粛の週末読書の4冊目。同じ著者の『英語喉』は6年前に図書館で借りて読み終えているが、本日ご紹介の著書は図書館にも所蔵しておらず、中古で購入した。

『英語喉』を読んだ時に、本文で英語があまり出てこないので驚いたというようなコメントを書いているが、その理由は、付録のCDにあったのかもしれない。残念ながら、図書館で借りた時にはCDまで付いていなかったので、内容確認できなかった。

それに比べて、今回は中古とは言え付録のCDが付いた状態で購入できた。これと併せて利用してみたら、CDの方が結構いいことがわかった。本書のサブタイトルに「リスニングのカギはシラブルとビート」とあるが、文字情報だけじゃなく、シラブルやビートは実際に聴くとどう聴こえるのかがよくわかる。また、例文も日本を紹介するような会話や説明文が使われていて、使用頻度が高そうだ。

この手の英語学習法の本は最近ほとんど読んでない。というか、少なくともネイティブに英語をまくしたてられて「怖い」と感じるようなフェーズはとりあえずは卒業したと自負しているので、今の僕自身のニーズには本書は合わないと思う。但し、日本人の苦手な子音のペアのうち、VとB、Zとthは僕も時々聴き間違えるというのは確認した。

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『英語教育が甦るとき』 [英語一期一会]

英語教育が甦えるとき――寺島メソッド授業革命

英語教育が甦えるとき――寺島メソッド授業革命

  • 作者: 山田昇司
  • 出版社/メーカー: 明石書店
  • 発売日: 2014/09/22
  • メディア: 単行本
内容紹介
英語大嫌いの学生が「もっと早く出会っていたら」と嘆き、帰国生も「こんな楽しい授業は日本に来て5年目で初めて」と驚く。そんな英語の授業を生み出す「寺島メソッド」の実践的大研究。「英語で授業」に翻弄される日本の英語教育再生のヒントがここにある。

宣伝になるけど、著者は僕の8つ上の従兄である。そして、本書も刊行されて間もない2014年末頃、「Sanchai君に読んでもらって感想聞きたい」と言われて謹呈を受け、実家の両親経由で受け取ったものである。よって先ず謝ります。6年もかかってしまいましたと。

そしてまた、この従兄には感謝もしている。こと英語の勉強に関しては、よい目標として君臨して下さったこと。著者が大阪外語大学英語科に進まれたのは知っていて、それで僕は東京外語大学英米科を第一志望にできた。(結局行ったのは別の私大の英語学科だったが。)この従兄がいなければ、大学で英語を専攻するという選択肢があることすら僕は知らなかっただろう。また、大学で英語を専攻するという目標設定の下、逆算して高校時代に何をやっておくか、特に英検受験とかラジオ講座受講とか、隣町の教会の「バイブルスタディ」という名の英会話教室とか、田舎でもやれることをやったのも、この従兄の足跡がベンチマークになったところがある。(只管朗読や只管筆写は、僕はラジオ講座『百万人の英語』の國弘正雄先生の回を聴いて知り、自分なりに実践していたもので、従兄が同様に高校時代実践していたという話は、本書を読んで初めて知った。)

ただ、大きく異なるのは、大学進学にあたり、著者と違って僕自身は英語教師になろうという希望は全く持っていなかったことだ。それがおそらく大学での英語の勉強への取り組み方の違いにつながっているのだろう。僕はどちらかというと国際関係論とか経済学の勉強の方に傾斜していったため、英語を主題として捉える機会が減った。自力で奨学金を探してきて米国留学につなげた。以降は英語を使う機会はそこそこあったけれど、勉強の対象として捉えたことは一度もない。

なので、正直言うと本書で書かれた英語教授法について、僕が言えることはあまりない。ただ、英語で話されている話の主題について、日本語であっても予備知識がある方が、多少の英単語や構文が理解できなかったとしても、話にはついて行けるというのはその通りだと思う。僕はここまでちゃんと体系立った英語の教育は受けていないけれど、リズム読みは常に意識はしていて、時々舌慣らしのための英語の文章音読はやったりする(特に朝風呂の時)。ただ、本書で推奨されているような「セン・マル・セン」のような符号は使わない。文やフレーズの切れ目に/(スラッシュ)を入れる方を用いている。

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『英語と日本軍』 [英語一期一会]

英語と日本軍 知られざる外国語教育史 (NHKブックス)

英語と日本軍 知られざる外国語教育史 (NHKブックス)

  • 作者: 江利川 春雄
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2016/03/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
内容紹介
軍のエリートはいかに「敵国語」を学んだのか?
陸海軍の学校では敗戦後まで英語教育が行なわれていた。目的はなんだったのか。どんな教科書や参考書が使われていたのか。幕末に始まった外国語教育は近代陸海軍創設からアジア・太平洋戦争に至るまで、皮肉にも日本の帝国主義の歩みを下支えしてきた。英語教育史研究の第一人者が、当時の生徒が使用した教科書や残された手記の分析、生存者への取材から、知られざる教育の実態に迫るとともに、それらが戦後に遺したものを明らかにする。

日本の近現代史を様々なテーマで取り上げて、45分のコンテンツにするという仕事をここ数ヵ月やってきた。その関連で個人的に勉強のために読んだ文献も何冊かある。僕自身の守備範囲じゃね~なと思いながらも読んだ文献もある。あまり本意ではないんだけど、本意でないものにどう前向きに取り組めるかといえば、自分が少しは昔かじったことがある領域に、この本意ではないものを引っ張り込めるかというのにかかっている気がする。

ブータンで、最近セクハラ疑惑で6人の講師が解雇されて問題になっている言語文化カレッジ(CLCS)の教務主任の方から、以前、「日本は日本語をどうやって公用語として維持したのか」という質問を受けたことがある。その質問の心は、熊谷誠慈編『ブータン』の第7章「輪廻のコスモロジーとブータンの新しい世代」の中で、西平直先生が書いておられる。西平先生はCLCSの学長へのインタビューでそれを聞かれている。僕が教務主任から言われたのは、「それが知りたいから日本に留学させてほしい」というオチまで付くのだが(苦笑)。しょうがないから少しだけ自分なりに心当たりを当たってみたりもしたが、多分西平先生も同じリクエストを受けて奔走されたに違いないと思い、ど素人が深追いするのはやめにした。

ただ、こうした経緯があっただけに、明治以降の国語政策とか外国語政策とかは、できれば日本の近現代史のテーマの1つとして取り上げられないかと思っていたのだが、この仕事の関係者から、「誰がこんなテーマ入れたんだ」とチェックが入り、「私の意見です」と言ったらあっさり却下された。会社でこの仕事をやっていても日の目は見ないかもしれないが、僕個人としては、日本の外国語教育政策史とかは、もう少し語れるようにしておきたいものだ。

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タグ:江利川春夫
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英語読み聞かせに使えそうな絵本 [英語一期一会]

先月末ちょっとだけ日本に帰った。ブータン生活も残り3カ月を切り、食材など買い出すものもあまりなく、そこで考えたのが20年近く前に米国駐在生活をしていた頃に買った大量の絵本を携行することであった。当時は小さかった長男や長女の就寝前の絵本の読み聞かせと、ちょっとばかりの英語舌慣らしを兼ねており、それで子どもたちはよく寝てくれたし、僕も英語の語彙を増やすのには役だったと思う。

その子どもたちも今や大学生になり、投資の甲斐なく英語が苦手になってしまった(苦笑)。そのまま自宅の子供部屋の本棚を占拠させておくのは忍びないと思い、何らか再利用の方策を考えていた。それなら、ブータンの図書館にでも寄贈するか、JICAが10日から16日まで開催中の高地小学生向けウィンターキャンプのネタにでも使ってもらおうかと思い、クソ重い機内持ち込みにして、ここまで持って来た。

全部紹介するには数が多すぎるので、その中でも、幼児への読み聞かせには使いやすいと僕が感じた本を数冊ここで紹介してみたいと思う。

◇◇◇◇

The Complete Adventures of Curious George

The Complete Adventures of Curious George

  • 作者: H. A. Rey
  • 出版社/メーカー: Andre Deutsch Ltd
  • 発売日: 2013/09/12
  • メディア: ハードカバー

最初はなんといっても"Curious George"、邦題「おさるのジョージ」のシリーズである。個々に分冊になっているのが10編ほどまとまって、400ページの分厚いハードカバーになっている。これは薦める。英文も簡単で読み上げするのに単語でつかえることがあまりないし、英語がわからなくてもイラストだけでも結構ストーリーが理解できる。読む側聴く側、双方にやさしい。

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『海外ドラマはたった350の単語でできている』 [英語一期一会]

海外ドラマはたった350の単語でできている [英語マスターシリーズ]

海外ドラマはたった350の単語でできている [英語マスターシリーズ]

  • 出版社/メーカー: 西東社
  • 発売日: 2017/04/14
  • メディア: Kindle版
内容(「BOOK」データベースより)
受験、英検、TOEIC…勉強してきたのに、それでも英語が話せないあなたへ。中学レベルの単語で必ず英語が話せる学習方法を大公開。人気のブログがついに書籍化。

まだ旅の途中です。休暇の間に何冊か本を読もうと目論んでいたけれど、持ってきていた分厚い専門書とは別に、息抜きもしたいなという気持ちになり、本日ご紹介の1冊は衝動的にキンドルでダウンロードしてしまった。

趣旨は極めて分かりやすい本で、実感として著者が言っている方法論は意図的にそれをやったら僕が20年近くかかって到達した境地にその10分の1程度の時間で到達できるようになる気がする。英会話がうまくなりたいと思っている日本人は身の回りにも大勢いるが、この勉強法は薦める。また、同様に、英語以外の外国語を学ぶ時にも、基本一人称と二人称の短文を1、2秒のうちに瞬時に繰り出すための訓練はおそらく役に立つだろう。

「ワナ(wanna)」「ガナ(gonna)」等は、僕らの世代はラジオ講座『百万人の英語』のハイディ矢野先生に習い、ランゲージサービス社の英語教材『Whaddaya Say?』で習っているが、それを著者は有名なテレビドラマシリーズ『Sex and The City』全編のセリフのテキスト分析で発見しているというのだからスゴイ。しかも、基本350ワードで英会話は可能という著者の発見を、他のドラマでも検証して、ほぼ同じ黄金律のようなものを見出している。ここまでのテキスト分析を行うのにかけたエネルギーたるや想像を絶するが、しかもそれが本論の学習法を導き出す際の前置き段階だというのだから驚く。

ただ、今さら僕がこういう勉強をするかといわれれば、こと英語に関してはしないだろう。もうかなりのところまでは到達していて、僕の目下の課題は英作文だと思っているので。万が一にも他の言語を勉強する必要性が今後出てきた場合は、この学習法は参考にさせてもらいたい。

最後に著者の書かれていることで特に共感するのは、この学習法でおススメの海外ドラマの筆頭に『How I Met Your Mother(ママと恋に落ちるまで)』を挙げられている点。僕はあまりテレビドラマを真剣に見る方ではないのだが、以前も書いた通りこのドラマはわりとしっかり見ていた。他のドラマとの比較は難しいけれど、ドラマを見て英語の勉強をしたのはこのドラマが最初で、それくらいいい表現が頻出する。また、ニール・パトリック・ハリス演じるバーニー役のマシンガントークに、どれだけついて行けるかを試してみるのも面白かった。

タグ:英語
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Cookingという単語 [英語一期一会]

What's cooking? 最近、どう?
cooking  (informal) In progress, happening.
The project took a few days to gain momentum, but by the end of the week, things were really cooking.

忘れた頃にこのカテゴリーを使わせてもらうことにする。

最近、あるテレビドラマにどハマりしている。『How I Met Your Mother』(邦題:ママと恋に落ちるまで)である。米国では2005年から2014年まで続いた人気コメディシリーズで、今スターTV系のドラマチャンネルで、シーズン8(2012/13)が放送されている。平日なら帰宅後の19時30分から1時間で2話放送。軽快なテンポの米国英会話のリスニングのつもりで、割り切って見ている。

How I Met Your Mother: Season 8 [DVD] [Import]

How I Met Your Mother: Season 8 [DVD] [Import]

  • 出版社/メーカー: 20th Century Fox
  • メディア: DVD

そこで時々、「え?」と思う表現が登場する。単に聞き流しているだけなので、たいていは実際忘れる。でも、一晩おいてもたまに覚えている表現がある。例えば、プロレスラーから映画俳優に転身して大成功を収めたロック(ロッキー・メイビア)が、映画の中で「Attaboy.」と言っていた。気になったのでこの表現は後日辞書で調べたところ、「でかした」というような意味だった。そしたら先日見た『How I Met Your Mother』のエピソードの中で、メインキャストの1人であるロビンが、「Attagirl.」と言っていた。相手が男性なのか女性なのかによって、「でかした」の表現が異なるというのを、その時初めて知った。

本日ご紹介した「Cooking.」は、5月29日放送回(シーズン8、エピソード18-19)で、テッドが「We are cooking.」という形で使っていた。勿論、「俺たちは料理している」という意味ではない。「俺たち、絶好調だぜ」ぐらいの意味だったと思う。表現としてシンプル過ぎて、あわや聞き流しそうになった。

メモっておかないと絶対忘れる。自分がこのスラングを使う状況が訪れるのかはわからないが、取りあえず覚えておこう。

【ついでに…】
Cookingじゃないが、5月30日放送回(シーズン8、エピソード20-22)の中で、「He is a tough cookie.」という表現が出てきた。当然、「彼はタフなクッキーだ」ではない。辞書で調べてみると、「tough cookie」は「扱うのが難しい人、簡単には傷つかない人、面倒くさい人、自分の意志がしっかりしている人」という意味のイディオムらしい。ドラマの中では、バーニーを指して「tough cookie」と言っていたので、「彼は面倒くさい奴だ」という意味だったんだろう。

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『話すための英語力』 [英語一期一会]

話すための英語力 (講談社現代新書)

話すための英語力 (講談社現代新書)

  • 作者: 鳥飼 玖美子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2017/02/15
  • メディア: 新書

内容紹介
幕末から現在に至るまで、日本人を魅了してやまない「英語」。「英語をうまくしゃべれるようになりたい」は見果てぬ夢なのでしょうか。日本(もしくは日本人)が抱えている「英語コンプレックス」の根幹にあるのは、外国人を前にすると萎縮してしまい、言葉を発することができないことにあります。いわゆる「外国語不安」です。短い言葉で切り抜けようとしたり、思い出せるフレーズを連発するだけで、相手と話が続かない(続けようとする意思がないと見られても仕方がない応答をします)、自分の意見を言わない(そうした日本人特有の習慣があることも事実です)等、相手よりも話し手の自分の方が落ち込んでしまうのが現状です。こうした「英語コンプレックス」を打破するための最良の「コミュニケーション・ストラテジー」を同時通訳者としての経験豊富な著者が丁寧に教授します。

本屋さんの販売戦略にまんまと乗せられ、『本物の英語力』を買ったときに、ついでに『話すための英語力』も買っちゃった。あ、順番的には逆で、本書の方が近刊だったので、こちらを買ったついでに『本物の英語力』も買っちゃったというのが正しい。高校生時代に既に鳥飼玖美子ファンだったからなぁ。

1979年3月だったと思うが、初めて受けた英検4級で満点合格して、中3の僕は父に連れられて東京での優秀成績者表彰に出席した。その時の記念講演でお話されたのが、サイマルインターナショナルの村松増美先生で、田舎育ちの僕は、その時初めて同時通訳という仕事がこの世の中に存在するのだというのを知った。カッコいいな、なりたいなという気持ちもなくはなかったので、その後も英語の勉強は特に力を入れてやった。両親もそういう環境を作ってくれていたと思う。岐阜のど田舎にしてあの学習環境は恵まれていた。

いつだか正確には思い出せない、多分高2に上がった頃だと思うが、ラジオ講座『百万人の英語』を聴き始めた。岐阜のど田舎でも、深夜になれば東京の文化放送がキャッチできた。部活でへとへとになって帰ってきた僕は、夕食をとれば風呂に入ってとっとと寝てしまった。深夜零時から始まる『百万人の英語』が目覚まし代わり。それを録音しておいて、放送終了後に起きてテープを再生し、それで1時まで英語の勉強。1時から朝までは受験勉強をしていた。このサイクルで高校生活を過ごしていたので、学校の授業が眠くてたまらなかったが(笑)。

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『本物の英語力』 [英語一期一会]

本物の英語力 (講談社現代新書)

本物の英語力 (講談社現代新書)

  • 作者: 鳥飼 玖美子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/02/17
  • メディア: 新書
内容紹介
発音はハチャメチャと完璧の間を狙う。語彙を増やすためには、とにかく「たくさん」読む。文法がまちがっていると「教養がない」と思われる。好きなこと、関心があることで英語を学ぶ。など、話すための基本、難関の試験克服法など日本人が「英語の壁」を乗り超えるための新常識10を伝授。英語が苦手な人でも、本書を読んで「英語なんて簡単さ」と自信を持とう!

英語を勉強の対象として捉えなくなってからどれくらい経つだろうか。そもそも英語力をつけるために勉強をしてきたわけではないので、英語学習法といった類の本は、ここ20年ほど読んだことがない。当然、NHKでやってる英会話系のテレビ講座などにチャンネルを合わせたこともない。ラジオで、「石川遼クンも愛用」と盛んに宣伝している「スピードラーニング」も、何だか胡散臭いものを感じていた。それなのに何故今頃こんな本を読んだのかというと、それが鳥飼玖美子先生の著書だったからだ。

昔、『百万人の英語』時代の鳥飼先生や國広正雄先生に憧れて、上智大学を目指した人間である。高校生時代の僕は、同時通訳者に憧れのようなものがあったので、『百万人の英語』で取り上げられた勉強法は、たいてい実践していた。國広先生が当時提唱されていた「只管朗読」は、特に実践していた。鳥飼先生はイスパニア語学科なのになんで英語がそんなにすごいのかとか、いろいろ考えたが、なんとか上智大学にすべり込んで自分も英語の勉強を専門的に始めてみると、周囲の帰国子女や高校時代に留学経験したクラスメートの次元の高さにカルチャーショックを受けた。

田舎でラジオ講座聴きながら自分なりに英語を勉強して都会に出てみると、自分のレベルなんてそんなものかと思った。少なくとも、僕の「カルチャーショック」というのはそういうものだった。同時通訳への憧れなどは、即座に吹っ飛んだ。鳥飼先生の授業も存在していたと記憶しているが、自分の力では、同時通訳のレベルには辿りつけないと挫折し、授業を取るには至らなかった。

それでも、大学生時代にペーパーバックを読めるようになったのは嬉しかった。1983年、最初にコナン・ドイルの『恐怖の谷』を読了した時の達成感は今でもよく覚えている。小中高生時代に日本語で読んであらすじを知っていたので、この本を選んだ。次に読んだのはイアン・フレミングの『007は二度死ぬ(You Only Live Twice)』だった。映画を見ていたので挑戦してみたら、映画と原作がちょっと違うなという印象を受けた。そして、事前にあらすじを承知してないのに小説を読み始めたのは、1985年、ケン・フォレットのスパイ小説『ぺトルブルグから来た男』や『鷲の翼に乗って』じゃなかったかな。ロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズはもうちょっと後だったかと。

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