『アイデアソン!』 [仕事の小ネタ]
内容紹介
ドコモ、富士通、ソニー、ヤフー、ホンダなどの企業や大学、地方公共団体などで今話題となっているアイデア創発の手法「アイデアソン」。facebookの「いいね!」機能を生んだとも言われ、多様な参加者の多様な知見を総動員することで、画期的なイノベーションを生み出す手法を、日本を代表するファシリテーターの著者が解説! 各社の導入事例も多数収録した、日本で初めての「アイデアソン」本!
僕のことを個人的に知っている方であれば、僕が最近、「アイデア出し」のことを何度も口にしているのをご存知だろう。その片鱗はこのブログでの最近の文言でもチラッと触れている。『プログラム×工作でつくるmicro:bit』(5月12日付)で、「技術の理解を急ぐよりも、アイデアを思い描くことを大切にしてほしい」という著者の見解に「同感」と述べているのである。
アイデア出しを1人でやっていると必ず煮詰まってしまう。それを大勢の人を動員して、組織・所属を超えた集合知として創出を促す仕掛けが「アイデアソン」ということになる。ITエンジニアが短期間で行う開発競争の場合が「ハッカソン」と呼ばれているが、「アイデアソン」はまさにアイデア出しで、そのアイデアを具体的に形にするプロトタイピングの段階になると、先述のMicro:Bitでも書かれているような技術を理解した人の参加も必要となってくる。