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頑張る会計検査院 [ブータン]

会計検査院、SDGsへの取組みのギャップを指摘
RAA finds gaps in SDGs’ preparedness
Kuensel、2019年1月23日、Tshering Palden記者
http://www.kuenselonline.com/raa-finds-gaps-in-sdgs-preparedness/
【ポイント】
王立会計検査院(RAA)は、2030年の持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた明確な政策ロードマップの策定が必要だとする報告書をまとめた。

RAA報告書によれば、ブータン政府のSDGsへの取組みは、議員への働きかけ、国連アジア太平洋地域における早期取組み着手国(early mover country)としての認定、2018年7月の国連ハイレベル政治フォーラムでの自主的レビュー報告書(Voluntary National Review)の提出、ブータン・フォア・ライフ基金を通じた500万エーカーの保護区設定、などの実績は評価できるものだとしている。

しかし、SDGs実施に関わる全てのステークホルダーの巻き込みや、ステークホルダー間の調整や協働促進を担保するようなメカニズムがブータンにはないことをRAAは指摘。GNH委員会は第12次五カ年計画はSDGs達成に向けて最初のアクションプランだと述べているが、2030年までにSDGsを達成するための長期のロードマップの策定は別途必要で、その中で、どのゴール・ターゲットの達成に向けた責任官庁も明確にする必要があるとも指摘。

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再読『夜のピクニック』 [読書日記]

夜のピクニック (新潮文庫)

夜のピクニック (新潮文庫)

  • 作者: 恩田 陸
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/09/07
  • メディア: 文庫

2016年10月30日以来の再読。

2年連続で玉砕しているブータン国際マラソン。今年は3月2日開催だが、性懲りもなくまた申し込んでしまった。リベンジが目的ではない。今回に関しては、思い出作りを目的として、コース大半は早歩きで行くつもりでいる。21km、目標は3時間。離任してしまえばわざわざまた走りに来ることはないと思う。最後の景色、今回は楽しみながら行こうと心に決めている。

その景気付けに読もうと思ったのが、夜を徹して80kmを歩き通すという、高校のイベントを扱った恩田陸作品。最近、小説をあまりにも読んでないので、たまには息抜きしたいと思って年明けに読み始めたのだが、30頁ぐらいのところでストップしてしまい、その後仕事が忙しすぎてずっと読めずにいた。読書再開はこの週末。他にやりたかったことを全部パスして、5時間ほどかけて一気に読み切った。

読みながら感じたのは、①多くのものを覆い隠してくれる夜間の歩行というところ、②これだけ長い時間を集団で、でも微妙にばらけながら過ごすところ、そして、③ゴールが切られているところ等、歩行祭というのはいろいろな物語がうまれやすい状況設定だということだった。こういうのが自分の高校にもあったら、自然と誰かに長らく秘めた思いを伝えるチャンスは到来したかもしれないし、そうでなくても多分高校生活の中で最も長い時間をその相手と共有できたかもしれない。夜間なら相手の目や周りの目も気にならないでオープンになれる可能性も高まるだろう。そして、ゴールがあることで、それまでになんとか実現させなければという思いも生まれるに違いない。

大変な行事だけれど、そういう様々な仕掛けがある行事であり、そういう仕掛けを用意している学校もよく考えられているなと感心もする。

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タグ:恩田陸
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『探偵!ナイトスクープWalker』 [読書日記]

探偵!ナイトスクープWalker ウォーカームック

探偵!ナイトスクープWalker ウォーカームック

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2018/12/14
  • メディア: ムック
内容紹介
人気テレビ番組「探偵!ナイトスクープ」放送30周年記念公式本!関西人なら誰もが知っている大人気テレビ番組「探偵!ナイトスクープ」(ABCテレビ毎週金曜23:17~放送ほか)のすべてが詰まった公式ガイドブックが誕生しました!放送を開始した1988年から2018年までの超名作&傑作をドドンと掲載!「全国アホバカ分布図」「パラダイス」「小ネタ集」など名作と共に30周年を振り返ります。さらに、約1500回分の放送日と依頼内容の一覧も掲載の保存版となっています。西田敏行局長や探偵レギュラーメンバー8名の30周年記念インタビューのほか、桂小枝さん、北野誠さん、長原成樹さん、越前屋俵太さんら探偵OBや、岡部まりさんら歴代秘書へのインタビュー、初代プロデューサー・松本修さんと、構成作家でベストセラー作家の百田尚樹さんのスペシャル対談など企画充実、「探偵!ナイトスクープ」ファン必見の1冊になっています!

週末の息抜き読書日記になることをお許し下さい。といっても、この本をキンドルで購入したのは先週末で、それからキンドルで読むには小さすぎる文字と格闘しながら、毎日就寝前の睡眠導入剤として少しずつ読み進め、読了するには1週間を要した。

元々関西には住んだことがない僕が、いったいいつからこの番組を見るようになったのかはまったく思い出せない。うちの弟は京都在住なので、週末を使って京都に遊びに行った時なのかとも思った。このムックには30年間に放送された全ての依頼内容が列挙されているので、それに基づいて京都に行った時期を当たってみたが、どうもそうではなかったらしい。どの依頼内容から記憶があるかというと、1990年1月27日放映分の「屁は燃えるか」だった気がする。この回の「道頓堀カーネルさん情報」も記憶にあるからだ。ということは、僕は当時は名古屋で働いていて週末は岐阜に里帰りしていたので、その頃実家のテレビで初めて見たのかもしれない。

こうして『探偵!ナイトスクープ』なる番組の名前は知ったものの、意識的に見るきっかけとなったのは、1995年からのネパール駐在時代だった。同僚の駐在員に関西出身者がおり、何回かの放送分を録画したビデオテープを大量に持っていて、これを借りて見て、妻と大爆笑していたのである。その後は東京でも数週間遅れで放送されていたのを知って見ていたし、2000年からの米国駐在時も、ビデオレンタルではお世話になっていた。妻と見ていたのが、そのうちに子どもたちも大きくなり、彼らも番組を見ては大爆笑の輪の中に加わるようになってきた。

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このギターは、置いていく [趣味]

僕には40年以上にわたってトラウマとなっている出来事がある。1970年代のフォーク全盛の頃に親に買ってもらったギターで、Fコードで挫折し、その後そのギターを押入れの肥やしにして過ごしてきたことである。結婚した時にも、「このギターどうすんの?」と妻に白眼視されたし、子どもが3人もできてだんだん大きくなってくると、押入れの中とはいえ、ギターケースは邪魔になってきた。

単身赴任は結構時間があるし、家族に気兼ねせず練習を重ね、家族と再会した時に驚かせるのに使えると思っている。インド駐在の頃も最後の1年は単身赴任で、単身赴任になった途端にデリーでギターを購入し、1年間練習してFコードも克服した。そのギターはスラムの子どもたちへの教育に取り組んでいた現地のNGOに寄贈してきた。日本に戻れば押入れの中にあるギターを復活させようと思っていたのだが、東京の自宅は狭いし、帰国した後の僕の職場はそういうタイプの余興がお呼びじゃなかったので、結局またやらずじまいになった。

その教訓もあったので、今回のブータン単身赴任に当たっては、最初からではなかったが、2018年の年末年始の一時帰国の際、押入れの中で眠っていたギターを、弦を張り換えた上で持って来た。ついでにそれまでに衝動買いしてあった教本や曲集等も数冊持って来た。練習機会がそんなにあったわけじゃない。本当はHSM(Himalayan School of Music)あたりに通ってちゃんと先生に習いたかったのだが、そこまではとてもできなかったので、夜、寝る前にちょっと触ってみるという程度で過ごしてきた。

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折角だから練習の成果を披露しようかと思い、職場の宴会で勢いでとうとうやった。(その練習に朝夕時間を費やしたのが、ブログ更新できなかった最大の理由です。)このギターを人前で弾くのは実は初めてであった。もうこれで思い残すことはない。1970年代に味わった挫折感には、取りあえずはおさらばできたと思う。また、帰国したら弾ける場所などないと思うので、このギターはブータンに置いていく。

嫁ぎ先は、プナカ県クルタン・ユースセンターと決めている。プラプラしている地元の若者に触ってもらえたら嬉しい。中には、ルナナ小学校の卒業生もいるらしいし。もし来年もJICAがもっと多くのステークホルダーを巻き込んでウィンターキャンプをやられるなら、クルタンにはギターが1台あることは覚えておいて欲しい。音楽を教えるのに使えますよ!

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高地民支援の可能性を示す [ブータン]

ルナナの子どもたち向けウィンターキャンプ
A special winter camp for children from Lunana
BBS、2019年1月18日、Komal Kharka通信員(プナカ)
http://www.bbs.bt/news/?p=109698
2019-1-18 BBS.jpg
【抄訳】
自分の住む村が凍てつく寒さで閉ざされている中、ルナナから約21人の児童が暖かいプナカに滞在、1週間にわたる特別キャンプに参加した。クラスPP(幼稚園年長に相当)からクラス6(小学六年生に相当)までの児童は、本の読み聞かせや日本の様々な形態のアートに触れた。

このウィンターキャンプには、算数や英語といった学校教育を補完するクラスの他、アートや手工芸、ゲームを通じた体育クラスやスポーツ行事等も含まれる。JICAブータン事務所が主催したこのイベントは、高山僻地に暮らす子どもたちが必要とする機会を提供する初の試みで、こうしたプラットフォームは過去に類を見ない。

「これはJICAにとっても、高地住民の生活について学ぶ初めての機会となります。今年のプログラム実施経験に基づき、来年以降も実施できるようプログラムを改善していきたいと思います」――JICAブータン事務所の山田浩司所長はこのように述べた。

児童はまた、日本の合気道の基本、自衛のためのスキルを学んだ。ワンデュポダンの国立水文気象センター監視ステーションでは、児童らの住む地域の気候変動と氷河湖について、スタッフから説明を聞いた。

「このウィンターキャンプに参加することで、僕は日本語、アートや工芸、そして音楽など、たくさんの新しいことを学びました」―――参加した児童の1人、ペマ・タシ君はそう答えた。

児童はまた、建設現場で働く機械を見学し、そして重機の操作方法も学んだ。

「私は機械の操作とか、音楽とダンス、それに絵を描いたり、本を読んだり、いろいろなことを学びました」と、参加者の1人キンレイ・ワンモさん。

引率したルナナ小学校のゲム・ドルジ校長は、ルナナの地理的条件のためにこんな機会は過去には利用できなかったと述べる。 「このプログラムは、児童が学業成績を向上させ、健全な発展に貢献するのに非常に役立つと思います。」

ウィンターキャンプは16日に終わった。 JICAブータン事務所は、今後同様のキャンプを開催したい意向。

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『2052』 [持続可能な開発]

2052 今後40年のグローバル予測

2052 今後40年のグローバル予測

  • 作者: ヨルゲン・ランダース
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2013/01/09
  • メディア: 単行本
内容紹介
最も「実現確率の高い未来」を徹底予測―――本書『2052』は、かつて世界の人々に重大な警告を与えた『成長の限界ローマ・クラブ「人類の危機」レポート』を受け継ぎ、21世紀の警告書としてあらためて問い直したものです。
『成長の限界』(1972年)では、人類は地球の物理的限界にどのように適応するかという壮大な問いに取り組み、資源枯渇や持続可能性、温室効果ガスの弊害について、世界が真剣に考え始めるきっかけを作りました。
本書『2052』は『成長の限界』から40年が過ぎた今、持続不可能な方向に進んでいる地球に対して、人類がどんなアクションをとっていくのか(あるいはとらないのか)、経済、環境、エネルギー、政治など30以上の分野にわたる世界のキーパーソンの観測を踏まえて、今後の40年間の予測を取りまとめました。 元祖『成長の限界』の著者の一人であるヨルゲン・ランダースが描く「最も実現確率の高い近未来」は、混沌の21世紀をどのように生きるべきかの重要な指標になります。巻末には、今後40年を生きていくためのランダースからの20のアドバイスがあります。

長かった。10日がかりの読書であった。仕事で1週間ほどクルタンに滞在したので、その間、時間を見つけてはシコシコ読んだ。こうした特別な環境に身を置く機会でないと、なかなか読めない本だと思う。

本書は、未来予測の本を何冊か読みたくて、2016年4月にブータンに来る時に買って持って来た。サイズのわりに安かったし。でも、A5判で500ページもあるそのボリューム感を敬遠して、なかなか手を伸ばすことができなかった。さすがに自分の残りの任期を考えたら、当地に置いていくのか持って帰るのかの判断をしてしまいたくて、1週間も日常生活から離れるという特殊な機会を利用して、真っ先に読んだものである。(で、結局この1冊しか読了できなかったのだが。)

結論から言うと、この本は持って帰る。図書館で借りればいいじゃないかという考えもあったが、手元に置いておいた方がいい本だと判断した。今後予想される我が子の進路選択の判断材料にでもなればという思いもあったから。面白いことに、著者は彼自身も著者の1人であった1972年の『成長の限界』から本書を著した2012年がちょうど40年経過した時点だったので、そこからの次の40年というのを未来予測のターゲット年に定めたとしているが、僕が本書を読んだのは55歳の時点で、2052年というターゲット年、順調なら僕の長男が55歳になっていることになる。自分の長男がどういう状況の中で55歳を迎えているのかはわからないが、1つだけ言えることは、僕自身も含めて今大人たちがしでかしていること、それと僕らの前の世代から続いてきた地球を痛めつけるような行為のつけを、僕らの子どもや孫の世代が払わされていることだ。

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国際ブータン学会 [ブータン]

ブータンを深く知る
A deep dive into Bhutan
The Bhutanese、2019年1月12日、Tenzing Lamsang編集長
https://thebhutanese.bt/a-deep-dive-into-bhutan/
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【ポイント】
国際ブータン学会(ISBS)は2015年の発足後、初めての大会を1月8日から10日まで、英国オックスフォード大学で開催した。ブータンと言えば、2つの超大国に挟まれ、小国ながら戦略的に重要な国として捉える有識者もいれば、旅行者の記事にあるように、桃源郷、ないしは雲に覆われた神秘の王国と捉えるような人もいる。ブータンとそこに暮らす人々を真に理解する取組みは世界では類を見ない。ISBSはその第一歩ともいえるもの。

これまでブータンは「チベット・ヒマラヤ地域研究」の括りで捉えられることが多かったが、ISBSはブータン1国にフォーカス、世界の研究者が一堂に会して研究成果を論じる初めての枠組みとして重要。ブータンにとっても、ブータンに関する世界の知見を得られる貴重な場として期待される。

第1回大会は、80以上の国からブータン専門家が参加し、3つのプレナリー(全体セッション)、2つの基調講演(ダショー・ツェリン・トブゲイ、ダショー・カルマ・ウラ)に加え、12の分科会セッションから構成された。セッションは、言語学、生態学、人類学、法律学、国際関係学、GNH、開発学、食文化、教育、歴史、仏教学、ガバナンス等に分かれ、各セッションの発表者は事前のペーパー提出と、それに基づく発表が求められた。

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タグ:地域研究
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ティンプーの凍える冬 [ブータン]

ティンプー、記録的寒さ
Thimphu gets a record low of -8 as water crisis continues
The Bhutanese、2019年1月5日、Pema seldon記者
https://thebhutanese.bt/thimphu-gets-a-record-low-of-8-as-water-crisis-continues/
2019-1-5 TheBhutanese01.jpg
【ポイント】
ティンプーは昨年12月28日以降、記録的な寒波に襲われ、給水管の凍結が起きて市職員が対応に追われている。12月31日の最低気温は氷点下7度、1月2日には氷点下8度を記録。国立水文気象センター(NCHM)によると、昨年11月の最低気温が4.5度だったが、ここにきて一気に低下。1月の最低気温は低くても氷点下3~4度であり、現在は観測史上最低の寒さとの由。ガサ、ハ、ブムタン、ティンプー県の高海抜地帯と峠では、今後48時間以内に軽い降雨ないし降雪が予想されている。気温は1月11日頃から上昇することが予想される。

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タグ:天気
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英語読み聞かせに使えそうな絵本 [英語一期一会]

先月末ちょっとだけ日本に帰った。ブータン生活も残り3カ月を切り、食材など買い出すものもあまりなく、そこで考えたのが20年近く前に米国駐在生活をしていた頃に買った大量の絵本を携行することであった。当時は小さかった長男や長女の就寝前の絵本の読み聞かせと、ちょっとばかりの英語舌慣らしを兼ねており、それで子どもたちはよく寝てくれたし、僕も英語の語彙を増やすのには役だったと思う。

その子どもたちも今や大学生になり、投資の甲斐なく英語が苦手になってしまった(苦笑)。そのまま自宅の子供部屋の本棚を占拠させておくのは忍びないと思い、何らか再利用の方策を考えていた。それなら、ブータンの図書館にでも寄贈するか、JICAが10日から16日まで開催中の高地小学生向けウィンターキャンプのネタにでも使ってもらおうかと思い、クソ重い機内持ち込みにして、ここまで持って来た。

全部紹介するには数が多すぎるので、その中でも、幼児への読み聞かせには使いやすいと僕が感じた本を数冊ここで紹介してみたいと思う。

◇◇◇◇

The Complete Adventures of Curious George

The Complete Adventures of Curious George

  • 作者: H. A. Rey
  • 出版社/メーカー: Andre Deutsch Ltd
  • 発売日: 2013/09/12
  • メディア: ハードカバー

最初はなんといっても"Curious George"、邦題「おさるのジョージ」のシリーズである。個々に分冊になっているのが10編ほどまとまって、400ページの分厚いハードカバーになっている。これは薦める。英文も簡単で読み上げするのに単語でつかえることがあまりないし、英語がわからなくてもイラストだけでも結構ストーリーが理解できる。読む側聴く側、双方にやさしい。

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「ブータンの企業家」のイメージ [ブータン]

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昨年10月末、「予測性の大問題」と題したブログポストで、「ブータン企業家フェスティバル(Druk Tshongrig Gatoen)」というのを取り上げた。記事の中で、そのオープニングで、約90人の企業家の起業に至るまでの歩みをまとめた本「Entrepreneur Stories」というが公表されたことにも触れた。

これまでこの国には企業家になりたくてもそのロールモデルになれる人がいないとよく指摘される。本書はそうしたロールモデルになり得る人々の経験をまとめたもので、どんな人がブータン人的には「今をときめく企業家」なのか、イメージを掴むにはいい本だと思う。

さっそくフェスティバルを主催したローデン財団に問い合わせたところ、今は印刷中ですぐには渡せないと言って待たされた。2カ月後、ようやく入手できた。そもそもこの装丁からしてどこで印刷製本やったのかも興味があったので尋ねたところ、ベルギーでやったとのこと。それをブータンまで空送するのには費用もかかり、その費用を値切る交渉を航空会社としたりしていて、時間がかかってしまった由。

まあそれはともかく、入手できたのでページをパラパラめくってみた。僕も知ってる企業家が数名、カッコいい写真入りで紹介されていた。カメラアングルもいいし、ページのデザインもいい。ここでカバーされている約90人の企業家は、ティンプーやパロに留まらず、全国から選ばれている。(ガサとペマガツェルでは適当な企業家がまだ台頭して来てないとのことだが。)

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ちなみに、僕が出張に行くと帰りに必ず立ち寄るロベサの「ブブ・ベーカリー」の女性経営者も紹介されている。スイーツのラインナップはティンプーでもよく見られるものだが、これがティンプーに戻る最後の山登りの手前のロベサの町にあることで、休憩の際についつい自分へのご褒美として買ってしまうのである。

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