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ティンプーの凍える冬 [ブータン]

ティンプー、記録的寒さ
Thimphu gets a record low of -8 as water crisis continues
The Bhutanese、2019年1月5日、Pema seldon記者
https://thebhutanese.bt/thimphu-gets-a-record-low-of-8-as-water-crisis-continues/
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【ポイント】
ティンプーは昨年12月28日以降、記録的な寒波に襲われ、給水管の凍結が起きて市職員が対応に追われている。12月31日の最低気温は氷点下7度、1月2日には氷点下8度を記録。国立水文気象センター(NCHM)によると、昨年11月の最低気温が4.5度だったが、ここにきて一気に低下。1月の最低気温は低くても氷点下3~4度であり、現在は観測史上最低の寒さとの由。ガサ、ハ、ブムタン、ティンプー県の高海抜地帯と峠では、今後48時間以内に軽い降雨ないし降雪が予想されている。気温は1月11日頃から上昇することが予想される。

◇◇◇◇

今、1月5日付の週刊タブロイド紙The Bhutaneseを持ってクルタン(プナカ県)に来てこのブログポストを書いている。この冬はなんだか寒いなと感じていたが、それを裏付ける記事が載っていたのでご紹介した。1月2日は新政権下での国会の開会式だったが、議事堂の中は凍える寒さで、傍聴していて凍え死ぬかと思った。ホカロンやヒートテックでそれなりに準備してたつもりだったが、効いたとは全然思えない。

海抜が低くて暖かいと言われるここプナカでも寒い。暖かいだろうと油断して防寒具を軽めにしていたのがいけなかった。部屋のベッドの毛布とシーツは薄めで、寒い。それ以前に、9日にクルタン入りするためにドチュラ峠を越えるのはヒヤヒヤものだった。

NCHMの天気予報はいつからの起算で48時間だったのかは知らないが、この日はユシパンあたりから雪がチラホラ舞い始め、ドチュラは粉雪、峠を越えてプナカ県側に入ると、既に積もり始めていて下りは相当な徐行運転となっていた。逆にロベサ側から上ってきた車はノーマルタイヤではスタックするのは時間の問題だろうと思っていたが、案の定、多くの車が立ち往生したらしい。ドチュラの通行止めが解除されたのは、翌10日の午前10時だったとか。

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寒さに対する耐性が落ちてきているような気がしたのは歳のせいだとずっと思っていた。実際、1月のロシア・サンクトペテルブルクの氷点下26度の経験者としては、実は今のティンプーの方がつらいと感じるのだが、こと今年に関していえば、例年より寒いというのは間違いないらしく、あながち歳のせいだとは言い切れない。ブータンでの残りの日数は3カ月を切っていて、もうちょっといたいという気持ちもある一方、この寒さが早くやわらいで欲しいという気持ちもあり、複雑な心境である。

タグ:天気
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