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現場に受け容れられない安全配慮 [ブータン]


【抄訳(www.DeepL.com/Translator(無料版)翻訳を筆者編集)】
労働安全衛生(OHS)は、全国の職場で懸念されている。今年7月から11月にかけて、労働人材省はティンプーだけでも37の雇用者と87の従業員にOHS規則違反の罰則を課した。同省によると、国内のOHSのレベルは懸念すべきものである。

労働省は、新型コロナウィルス感染の大流行により約2年間中断していた職場のOHS検査を再開した。再開後、同省は職場の安全性を定期的に監視している。OHS規則に違反した事業所には業務改善命令が発出され、これに従わない場合は罰則が科せられる。

同省によると、規制に違反するケースはまだ多い。同省は、従業員の労働災害により、雇用主から100万ニュルタム以上の補償が行われた。

「この国の状況を見ると、ブータンにおけるOHSに関して多くの調査がなされています」―――こう述べるのは、労働局のプンツォ・デンドゥップ上級官である。定期的な検査に加えて、同省は1,000人以上に啓発を行い、約380人にOHSに関する研修を実施してきた。外国人労働者には、入国前にオリエンテーション・プログラムを受講することを義務づけたほどだ。

にもかかわらず、職場でのOHS実践はまだ浸透していない。同省によると、安全文化の欠如や人々の考え方などの要因が、その実施を困難にしているとのこと。
《後半へ続く》

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タグ:労働 安全
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『犬にきいてみろ』(花咲舞シリーズ) [池井戸潤]

犬にきいてみろ 花咲舞シリーズ (Kindle Single)

犬にきいてみろ 花咲舞シリーズ (Kindle Single)

  • 作者: 池井戸 潤
  • 出版社/メーカー: Amazon Publishing
  • 発売日: 2018/04/17
  • メディア: Kindle版
内容紹介
おせっかいな叔母に拝み倒され、人生初のお見合いに出かけた花咲舞。相手は町工場の二代目社長で、育ちはいいが気の弱そうな、平井勇磨という青年だ。銀行勤めということで経営の相談を持ちかけられていた舞は、よりにもよって、銀行で臨店班を組んでいる相馬健に見つかってしまう。大喜びで冷やかす相馬を見て、舞は、勇磨の相談相手にすえることを思いつく。大ベテランの工場長に頭が上がらないという勇磨は、「工場長の不正に気をつけろ」という内部告発の手紙を受け取り、人知れず悩んでいたのだ。工場長は本当に不正を働いているのか、手紙を出したのは誰か。舞と相馬は、真相を突き止めるため動き出すが――?ドラマ化で人気を呼んだ花咲舞シリーズ最新作!
【Kindle Unlimited】
先月は終盤池井戸潤作品の再読で相当な冊数を稼ぎ、「月間10冊」の最低ノルマはクリアしたものの、「年間120冊」の目標は達成できなかった。昨年8月以降の自分の置かれた状況を考えると、毎月10冊をクリアしていくのは至難の業だと思われるし、そんな状況が12ヵ月続けば、昨年と同じ展開になるのが目に見えている。

こと読書に関しては、展望は明るくないな~。読書が趣味だと言い切るには、今の状況はあまり良くない。

さて、そんな中でも今年もちょっと足掻いてみる。冊数だけを考えたら、キンドルの短編個別販売なんてちょうどいい。しかも池井戸潤、しかもKindle Unlimitedである。そんな不純な動機で読みはじめ、1時間ほどで読了した。年末年始の限りある空き時間の中で、見事に今年1冊目の実績を作ることができた。

軽く読める話の展開。これ以上のストーリー紹介はネタバレにもなってしまうので控えさせて下さい。

ところで、この作品、文字数でいったらどれくらいなのだろうか。30,000~50,000字?

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タグ:電子書籍
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幸せが最も必要な場所 [ブータン]


【抄訳(www.DeepL.com/Translator(無料版)翻訳を筆者編集)】
(2022年12月28日)プンツォリンにあるアルコール・薬物依存症者のためのアフターケア施設「ハピネスセンター」は、2019年の設立以来、さまざまな依存症と向き合い、克服に取り組む千人以上の人々を支援してきた。しかし、その実績とは裏腹に、センターは今日も経営に苦慮している。定期的な財政難に見舞われ、センターは閉鎖や人員削減の危機にさらされている。

薬物・アルコール依存症に苦しむ人々にとって、ここは新たな始まりと二度目のチャンスの場だ。現在、約24人の会員が、生活の雑念から離れ、癒しのプロセスを享受している。

そのうちの一人、トンサのサムチョリン村出身のタシ・トブゲイ(30)は、ここ数ヶ月間、センターでアルコール依存症からの回復に取り組んでいる。彼はすでに麻薬との縁は切れている。先月から断酒を続け、センターの活動的なメンバーとしても働いている。

「以前、私はひどい状態でした。毎日お酒を飲み、中毒になっていたんです。今、私は酒をやめ、数ヶ月間酒を飲まずに過ごしたので、自分自身を誇りに感じています」(タシ・トブゲイ)

彼と同様、センターはワンデュポダン出身のチャド・ナムゲイ(31)の家でもある。センターと彼自身の努力により、彼はこの5年間、断酒を続けている。この間、彼は家に帰らず、さまざまな依存症に苦しむ人々を助けるために、自分の時間をセンターに捧げてきた。

「私が家に帰らず、ここでカウンセラーを務めているのは、私のように依存症に陥る人が出ないようにするためです。と、ハピネスセンターのカウンセラーであるチャド・ナムゲイは言いました。「依存症で苦しんでいる人を見るたびに、私は胸が痛くなります。

しかし、タシもチャド・ナムゲイももうすぐ家を失うかもしれない。良い活動をしているにもかかわらず、センターはその維持に苦労しています。

「食料、交通、場所など多くの問題に直面しています。時には、サービスを受けに来るたくさんのお客さんでいっぱいになることもあります。そんなとき、全員に食事を提供することはできません。また、数人の顧客には衣服を提供しなければなりません」(センター創設者バップ・ドージ・ゲレ氏)

最近、センターは新しい会員のための宿泊施設の確保にも頭を痛めている。

「現在のセンターでは、10~15人程度しか収容できません。しかし、今その倍の人数がここに滞在しなければならない。このままでは、町へ出て行って、また酒を飲んだり、ドラッグをやったりする可能性があります。加えて、身寄りのない年配者もいます」(バップ・ドージ氏)

センターは、セーブ・ザ・チルドレン、Nazhoen Lamtoen、プンツォリン市役所が開設したリカバリーコーナー・カフェからわずかながらの収入を得ている。しかし、毎月増え続ける会員を養うために配給の支援を求めなければならないことに変わりがない。

同センターでは、アフターケア・サービスのほかに、介入・紹介サービスも行っている。同様に、このセンターは、貧困にあえぐ人々や見捨てられた高齢者に避難所や食料、安らぎを提供している。

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元日だから『陸王』再読 [池井戸潤]


陸王 (集英社文庫)

陸王 (集英社文庫)

  • 作者: 池井戸潤
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2019/06/21
  • メディア: Kindle版

内容(「BOOK」データベースより) 埼玉県行田市にある老舗足袋業者「こはぜ屋」。日々、資金繰りに頭を抱える四代目社長の宮沢紘一は、会社存続のためにある新規事業を思い立つ。それは、伝統の技術を駆使したランニングシューズの開発だった。世界的スポーツブランドとの熾烈な競争、素材探し、開発力不足…数々の難問が立ちはだかるなか、従業員20名の地方零細企業が、一世一代の勝負に打って出る。ドラマ化もされた超話題作、ついに文庫化!
【再読(キンドル)】
先月、「月間10冊」ノルマを達成するために、池井戸潤『下町ロケット』の第2弾以降を通しで読んだのだが、その勢いでもう1冊ということになり、選んだのが『陸王』だった。間に合えば新年元旦恒例のニューイヤー駅伝を盛り上げようと目論んだのだが、読了まではできたものの、ブログを書いている時間がなく、結局元日の朝にこれを書いている。

主題がランニングである上に、上州のシルクが重要な役回りで描かれていたりもして、過去に自分がかじって接点もあるテーマが扱われていて良かったのだけれど、今回6年ぶりに読んでみて、特に冒頭で出てくる、倒産した町工場から古いミシンを引き取るシーンや、高齢の縫子さんたちがミシンで足袋を縫い上げていくシーンなどに、新たな親近感を抱くことになった。

昨年の大きな出来事として、僕もミシンを使い始めたということが挙げられる。作中で細かなミシン操作がどのように行われるのかまでは描かれていないのだけれど、縫子さんたちがどのような作業環境で、どんな機械を動かしておられるのか、どんな姿勢で作業されているのかも、だいたいイメージできる。冒頭からちょっと新鮮だったので、再読とは思えない面白さを感じることができた。

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ただ、『下町ロケット』から『陸王』に行くと、どうしてもドラマと被る結果となる。僕は自分が海外駐在していた2017年10月期にテレビドラマ化されたこともあって、年末年始の一時帰国時に見た最終回の記憶しかないのだが、その最終回は「陸王」を履いた茂木がクローズアップされて、そこの印象だけがやたらと残っている。演じたのは竹内涼真クン。つまり、『下町ロケット』の方では佃製作所の技術開発部でキープレイヤーだった立花を演じたのと同じ役者さんだった。

いやぁ、被って仕方なかったな~。
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