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これで竹刀を作れたら… [ブータン]

バムテックは竹に機会を見出す
Bamtech to explore opportunities in bamboo
Kuensel、2018年8月16日、Nima記者
http://www.kuenselonline.com/bamtech-to-explore-opportunities-in-bamboo/
【ポイント】
2018-8-16 Bamtech.png8月14日、ティンプーにおいて、竹製家屋建築工事アプリ「バムテック(Bamtech)」のローンチングが行われた。このアプリは家屋建築や建設現場、家具製造その他の目的における竹の使用に関する基本情報を掲載したもので、これを以って起業家や民間企業は竹材の商業化と建設資機材としての竹材の普及を目指すのだという。

アプリは、南アジア竹財団(South Asia Bamboo Foundation)が開発。アプリは先ずデリー(インド)でローンチされ、インド国内各地でも紹介されてきた。今年はじめ、このアプリは北京(中国)でも紹介されている。ティンプーでのローンチングは、ブータン商工会議所(BCCI)、ブータン手工芸協会、南アジア竹財団のカメシュ・サラムCEOが出席して行われたもの。

カメシュCEOによると、竹製品は耐久性や耐用年数に疑問が呈され、またそれ自体が貧しい人の建材だと思われてきたが、それらは意識啓発努力の不足や竹材の管理や処理についての情報の不足が原因だと指摘する。しっかり処理されないと、竹材にはカビが付着する可能性があるが、燻製処理をしっかり行えば、これらは防げるという。こうした意識、情報の欠如が、竹材の商業化の妨げになっている。

ブータンには30種類以上の竹が自生し、資源賦存量として十分ある。しかし、非木材森林資源としての用途は現在、竹籠や道具箱、帽子、基礎的家庭用品に限定されているのが現状。今回紹介されたアプリは、竹栽培から竹製品製造に至るまでの商業ベースで行なえるようになるのを目指し、竹材に基づく持続可能な経済の形成の一助となるものと期待される。また、アプリは農村の生計活動の改善や環境保全、グリーン経済の推進等に向けて、竹材のより革新的な用途の開発と普及にも貢献するものと期待されている。

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タグ:竹細工 剣道
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