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ヤバイ!アモチュ川に天然ダム湖 [ブータン]

プンツォリンの天然ダム形成が脅威に
Potential artificial lake formation raises alarm in Phuentshogling, landslide threatens village
Kinley Dem記者、BBS、2023年8月9日(水)
http://www.bbs.bt/news/?p=190203

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【ほとんど抄訳【抄訳(www.DeepL.com/Translator(無料版)翻訳を筆者編集)】】
チュカ県プンツォリン・ゲオッグ(郡)パチュガン村の地滑りがアモチュ川を部分的に塞ぎ、天然ダムが形成されることが懸念されている。パチュガンの地滑りは「バルデン・ダラ」としても知られ、モンスーンのたびに徐々に浸食範囲を広げている。今年も例外ではなく、モンスーンの影響で地滑りが発生し、地滑りエリアのすぐ上に位置する集落が影響を受けている。

斜面のほぼ半分が流された地滑り地帯である。Google Earthの画像を見ると、2004年にも小規模な地滑りが起きている。村人によると、それ以来、地滑りが活発になり始めたという。

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これらは2012年のモンスーン前後の地滑りの画像である。

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2021年に大規模な地滑りが発生し、アモチュの土手に瓦礫が堆積した後、アセスメントが実施された。これによって川がせき止められたが、アセスメント報告書には、当時は天然ダムが形成される可能性は低かったと記されている。

その危険性を考慮し、県行政、プンツォリン市、ドゥンカク(準区)事務所の職員が先月再び現地を訪れ、評価を行った。パンチュガンの頂上で進行中の地滑りは、近くの集落にまで及んでいることが確認された。しかし、報告書によると、人造湖が形成される可能性は極めて低いという。

しかし、昨日現地を訪れたドゥンカグとゲオッグの関係者は、地滑りがアモチュを塞いでいることを発見した。当局は現在、それが天然ダムの形成につながる可能性があるとしている。
《後半に続く》


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《パンチュガンとプンツォリンの位置関係》

ヤバいですね。パンチュガンって、アモチュ橋のすぐ上流である。天然ダム湖の決壊の規模によっては、アモチュ橋の橋脚だって影響を受けるかもしれない。さら、パンチュガンそのものがプンツォリンやアモチュ新都市開発地域に近いから、プンツォリンの都市部にだって影響があるかもしれない。

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《アモチュ橋》

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《このすぐ上流で天然ダム湖が形成されているらしい》

天然ダムの決壊がどのような影響を及ぼすかは、この報道とほぼ同じタイミングで僕がYouTubeで見ていた、紀州大水害の直後のダム決壊の爪痕に関する動画で確認したばかりだった。


「2週間前と比べると、状況は危機的になっている。 川幅はすでに狭くなっています。このまま地滑りが続けば、川がせき止められ、湖ができる。そして、それが決壊すれば、下の集落全体が危険にさらされるでしょう」(プンツォリン・ドゥンカクのカルマ・ジュルミ区長談)

「状況は悪化しています。数週間前までここにあった土地は、今では滑り落ちました」(プンツォリン・ゲオッグのビルカ・バハドゥル・ライ郡長談)

地滑りは斜面の頂上にある集落に影響を及ぼしており、2世帯が安全な場所に移された。さらに3世帯が近々移転する予定だ。

「ここに住むのは危険です。当局が仮設小屋のある安全な場所に移転させてくれました。時々、状況を見に来ます。何年もここで暮らしてきたのですから、このように家を離れるのは悲しいことです。でも、どうしたらいいのでしょう?」(住民のメノル・レプチャさん談)

「私の父は3月から病気になっており、その上、この土砂崩れで私の土地を失いつつあります。以前は土砂が私の土地を浸食していましたが、今は私の家まで迫ってきています。家の壁には亀裂が入っています。とても危険で、地滑りの下を見るのも怖いです」(住民のバリマン・ライさん談)

一方、ドゥンカグ事務所は、被災した世帯に代替地を探すよう要請し、新たな土地を取得するための書類手続を支援している。また、瓦礫を撤去するための重機を送る可能性も探っている。

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