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『参謀』 [ベースボール]

参謀―落合監督を支えた右腕の「見守る力」

参謀―落合監督を支えた右腕の「見守る力」

  • 作者: 森 繁和
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/04/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
内容説明
名将・落合監督の右腕、懐刀として8年間、ドラゴンズのコーチを務めた、人望ある参謀が、落合監督の素顔から、若手の育て方、強い組織の作り方を、8年間のドラゴンズでのエピソードを例に、余すところなく書いた。 なぜドラゴンズは強かったのか? ジャイアンツを苦しめた選手起用の妙。徹底した情報管理の秘策。落合采配はどこがすごいのか?落合監督も、「またユニフォームを着られるなら、必ずシゲを呼ぶ」と、断言、本書の内容に太鼓判
以前、落合博満前監督の『采配』を読み、その中でも森繁和ヘッドコーチのことを高く評価されていたので、森HCが著書を出すと知り、なんとなくカップリング販売のような感覚で購入してしまった。お金を払ってでも読みたい本だ。そして、お金を払ったことを後悔しないだけの中身の濃い1冊だった。落合前監督の著書の方は、特定選手の評価や選手とのエピソードを語る箇所が意外と少なかったように思うが、森前コーチの著書では、特定選手の特徴や性格、裏話などが頻繁に出て来て、落合ドラゴンズの8年間をずっと追いかけていた僕としては、あの時はそうだったのかと確かめながら、懐かしみながら、楽しく読むことができた。

これを読んだら、落合監督よりも投手王国・中日の実質的なキーパーソンは森コーチだったんだなというのがとてもよくわかる。(そして、落合監督が理想のトップであることも。)投手起用のほとんどが森コーチの主導だったというのも。2007年日本シリーズ第5戦での山井・岩瀬の「完全リレー」では、マスコミや野球評論家は落合采配をボロクソに批判し、落合監督も「勝つのに最善の選択」とか「これがうちの勝ちパターン」とサラッと述べて多くを語らなかったが、あの判断が実は森コーチによるものだったというのを本書で知り、落合監督というのは本当にコーチを守る指揮官だったのだな改めて感心させられた。そして、あの状況でリリーフして3人を凡退に打ち取り、「完全リレー」を完成させた岩瀬を高く評価する旨を述べていることで、森コーチの著書の価値も高まったと思う。(僕も、あの時は山井が完全試合を逃したのが残念というよりも、あの状況で完全リリーフをやってのけた岩瀬が凄いと驚いた1人だった。)

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『マネー・ボール』 [ベースボール]

マネー・ボール (RHブックス・プラス)

マネー・ボール (RHブックス・プラス)

  • 作者: マイケル・ルイス
  • 出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン
  • 発売日: 2006/03/02
  • メディア: 文庫
出版社/著者からの内容紹介
メジャーリーグの球団アスレチックスの年俸トータルはヤンキースの3分の1でしかないのに、成績はほぼ同等。この不思議な現象はゼネラルマネージャーのビリー・ビーンの革命的な考え方のせいだ。その魅力的な考え方はなんにでも応用できる。マイケル・ルイスはこの本で、その考え方を、切れ味のいい文体で、伝記を書くように書いた。ここには選手たちがたどる数々の人生の感動と、人が生きていくための勇気が溢れている。
最近、贔屓の中日ドラゴンズが調子いいので、気分が良い。何しろ連休に入ってから5月4日終了時点で5勝0敗2分でただ今単独首位。山崎、森野に続いて吉見まで選手登録抹消されている状態で、望外の好成績だ。驚きなのは、打てん打てんとイライラが募った打線はまあ相変わらずなのに、対戦相手の方がもっと打てないことだ。ここまでの17勝中、完封勝利が10もある。調子の上がらない横浜相手の三連戦がここまで3回もあるのが大きい。(横浜ファンの人、ごめんなさい!)

ただ、打てない打線にイライラするのは変わらない。前にも書いたが、平田!当たりが出始めると滅法打ちまくるが、当たりが止まるとさっぱり打てない。三振か内野ゴロ。四死球での出塁は殆どない。出塁率を打者の評価基準として見る「マネーボール理論」を導入し、そしてビリー・ビーンがドラゴンズのDMをもしやってたら、平田は放出の対象だろう。出塁率.315はセリーグ17位。ドラゴンズのスターティングラインナップの中では下から二番目だ。つまり、もっと低いのがいる。荒木である。荒木の今年の不振も目を当てられない。4日の試合も、大事なところで荒木に1本出ていれば、抑えの岩瀬がソロHRを2本連続被弾して引き分けに終わるなんてこともなかっただろう。

一方で、打率だけで見たらさほどいい成績でもないが出塁率が高い選手がいる。谷繁の.411である。どこが違うかといったら、四球を選べるかどうかということらしい。谷繁はここまで19個も四球を選んで出塁しているが、平田は9個だ。

ただ、ここで疑問が生じる。谷繁が四球が多いのは、彼が八番を打っているからではないかと思うのだ。森野がファーム落ちする前までの打順でいうと、六番井端か七番平田が出塁して、一塁が空いていたりすると、谷繁は敬遠で歩かされ、次の九番のピッチャーで勝負される。そういうので四球が多くなっているのが谷繁には多い。メジャーに「敬遠」なんて概念があるのかどうかは知らないが、日本に「マネーボール理論」を当てはめようとすると、そういうところは評価が難しいような気がする。

勿論、この理論については大筋では納得感がある。今日本のセリーグで最もいい打者を1人挙げよと言われたら、印象論で言えば僕は阪神の鳥谷を挙げる。やたらとファールで粘るので、対戦する投手はかなりの球数を放らされる。そういう印象があったのでデータを見ると、なんと今シーズンもここまで選んだ四球の数が26個と断トツの1位だ。打率は.289と彼としては少し低めだが、四球を考慮すると、出塁率は.435にはね上がる。1打席当たり対戦相手の投手に何球放らせたかというデータがあれば、鳥谷の成績は相当上位に行くだろう。

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残念! [ベースボール]

月刊 Dragons (ドラゴンズ) 2011年 12月号 [雑誌]

月刊 Dragons (ドラゴンズ) 2011年 12月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 中日新聞社
  • 発売日: 2011/11/22
  • メディア: 雑誌

福岡ソフトバンク・ホークス、おめでとう日本一!
我がドラゴンズもよく頑張った。圧倒的強さのソフトバンクを相手に最終戦まで行ったのだから。
でも、落合監督の胴上げが見られなかったのはやっぱり口惜しいので、
代わりに月刊Dragons最新号の表紙を掲載しておこう。
東京新聞販売店のご厚意により、「月ドラ」をおすそわけいただいたものだ。
落合監督、8年間お疲れ様でした。そして、大変お世話になりました。
誰がどう見たって、来季の高木ドラゴンズはチーム再編の時期に突入すると思う。
あそこまで打てないと、試合経過を見ていても胃に悪い。
いくら統一球の影響だといっても、ここまでひどいか?
ホームランを打ってとは言わないが、もうちょっとチーム打率を上げて欲しい。

本当は月曜夜は京都からの夜行バスの車中の人となる予定でしたが、
週末日曜日に休日出勤までして進めた作業が思った以上に捗らず、
夜行バスでは車内消灯されて夜間に作業をやるわけにもいかないので、
急遽新幹線に切り換え、月曜夜のうちに帰京しました。
新幹線の車中で熟睡し、帰宅後作業再開。
午前1時30分過ぎに作業がひと段落し、只今休憩中です。
これからもうひと頑張りします。
タグ:ドラゴンズ
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優勝決定! [ベースボール]

試合引き分けて監督胴上げって、ちょっと見慣れない光景だったが、この試合はブランコが同点3ランを打った時点で引き分け狙いと思われる投手リレーに入っていったので、引き分けでも喜び爆発となるのは当たり前か。落合監督が「今年を象徴しているゲーム」と振り返った通り、引き分けでも優勝という時には確実に引き分けを拾いに行くというのが、今年のプロ野球の戦い方を示していたのではないかと思う。スカッと逆転して勝って締めくくって欲しかったが、それだけの打率残してないものね、今年のチームは。

選手の故障で監督の計算が狂ったという話はよく聞くが、今年のドラゴンズは不調の選手が終盤の13連戦に向けて戦列に戻って来て働いてくれるところなど、落合監督はシーズン全体を通じて選手の不調を計算に入れながら最後のヤマ場にうまく揃えていったと思う。1試合の中でもベンチワークというのがあるが、それが1シーズンの中でもやはりあるのだというのを痛感させられる。正直言って、ドラゴンズが本当に強いと思えたのは9月以降だけで、シーズンの大半は胃の痛くなるような試合ばかりだったからなぁ。ブランコなど、序盤は外角低めにスライダーを放られたらまず空振り三振していたが、終盤はそれを上手く右方向に持っていき、スタンドに放り込む、無類の勝負強さを見せていた。

球団史上初の連覇で締めくくった落合政権の8年間。何度も言うように、おそらくドラゴンズは今がピークだと思う。8年間で優勝4回、日本シリーズ優勝1回(2回になるかもしれないが)、Bクラスなし、なんてとてつもない好成績は、僕のこれからの残りの人生の中で、二度と巡り合うことなどないだろう。そう考えると寂しくて仕方がない。優勝は喜ぶべきことなのだろうが、切なさも同時に募る一夜であった。

今年こそ、MVPは浅尾クンにあげて下さい!
タグ:ドラゴンズ
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本当に美酒目前 [ベースボール]

ジャイアンツ戦でドラフト1位指名ルーキー左腕が初登板といったら、どうしても1987年の近藤真市を思い出してしまう。星野監督就任1年目、シーズン前半を2軍で過ごした近藤は、8月上旬に1軍に呼ばれると即先発登板。力のある直球と大きなカーブで巨人打線を次々と凡退させ、なんとノーヒットノーランという特上の結果を出してしまった。



高校時代から活躍を見ていて剛球投手というイメージがあったが、この試合での近藤の投球を見直してみると、カーブで三振を取っているケースがすごく多いのに気付いた。

近藤がこの快挙を達成した試合、三塁を守っていたのは落合監督だったんだな。そして、相手の巨人打線で三振を喫していたのが原監督だった。当の近藤は今は落合政権のブルペン担当の投手コーチ―――。

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美酒目前 [ベースボール]

このところ仕事の上では全くいいことがない。あまりにも余裕がないので、実はブログの更新も滞りがちになっている。ブログ更新が滞るもう1つの理由は、PCに向うよりも、テレビのスポーツニュースを見るのに時間を割いていたりするからでもある。11日(月)からナゴヤ・ドームで始まった対ヤクルト四連戦――文字通り今季のペナントレースの行方を決める天王山で、信じられないことにドラゴンズはスワローズに四連勝し、マジック4を点灯させ、それを2にまで一気に減らした。試合の途中経過はヤフーのプロ野球速報でチェックしていたが、その時間帯は残業していることが多かった。帰宅してスポーツニュースを見るのが楽しみだった。

留任と言われていた阪神・真弓監督がクライマックス・シリーズ進出を逃した責任を問われる形で一転解任されるのが濃厚となってきている。かたや中日・落合監督は、今季の契約満了を以て退任することが早々に発表され、球団史上初の連覇を果たした監督を手放すことの是非が今も取り沙汰されている。僕はひょっとしたら落合監督自身が退任意向を早々に球団側に伝えていた可能性もあると思っているが、巷間言われている観客動員数の問題で球団側が本当に落合監督を切る決定をしたのだとしたら、チームも選手も好きだが球団は憎しという、僕自身心理的に股裂き状態になってしまうのが悲しい。落合監督が辞めてしまったら、こんなに強いドラゴンズを見ることはもう一生あるまい。今がピークと考えたら、非常に切ない。ドラゴンズが勝てば勝つほど切なくなる。

ドラゴンズの今シーズンの対戦成績が9月中旬時点で3勝9敗4分けと圧倒的に分が悪かったヤクルトがそのまま優勝していたら、それだけでも落合監督退任の理由にはなっていたと思うが、退任が報じられてからの対ヤクルト対戦成績が7勝1敗で、まさか逆転優勝を果たすなどとは、ファンの僕でも思ってもみなかった。球団はこの点はどう見ているのだろうか。それでもドラゴンズOBで首脳陣を固めることが、観客動員に繋がると考えるのだろうか。(それが今阪神タイガースによって行われていることでもあるわけだが。)観客で埋まるナゴヤ・ドームを見ながら、やっぱりシーズン終盤まで強い戦いを繰り広げられることが、ファンにとっての最高の喜びなのではないかと思えて仕方がない。

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落合監督の退団に思う [ベースボール]


23日(金)の新聞各紙の話題は、「落合退団」一色だった。それぐらいショッキングな出来事だったということなのだろう。いろいろなアンケートを見ていると「続投希望」の声の方がファンの間では優勢だったが、前半戦終了時のオーナー報告で落合監督の最大の理解者と言われていた白井オーナーが来季続投の確約をしなかったということだから、そのあたりでなんとなく、「落合監督は今季限りかも」という予感はしていた。「退団」自体は驚かなかった。むしろ、それをマスコミが「解任」と報じて煽っていたところには違和感はあった。

こんなことを書くとネット上の落合監督応援団の皆様の反撃に遭うかもしれないが、敢えて言えば8年も同一球団の監督を務めるケースは結構まれなのではないだろうか。巨人V9時の川上監督ぐらいしか思い浮かばないのだけれど。だから、「そろそろ潮時」というのは、球団側だけではなく落合監督ご本人にもあったのではないかと思う。

僕は特に今年の戦いぶりには相当なストレスを感じざるを得なかった。完封負けがやたらと多く、クリーンアップが全く機能しない。落合監督が起用に固執したグスマンも全く打てる予感がせず、ブランコも外角低めにスライダーでも放ってれば僕でも三振取れそうな気がするし、和田は二軍落ちだ。岩瀬が終盤に抑えで登板すると、ある程度の失点は覚悟せねばならない。

それでも勝って結果を出しているではないかと言われるが、僕はそれも怖い。去年堂上直倫を使い続けて育てたのに、今年はセカンド井端で開幕し、その後もベテラン起用が続いている。谷繁の後継捕手は育っていない。投手陣も、勝ちパターンだとはいえ、中継ぎ(鈴木、小林、浅尾)と抑え・岩瀬がほぼ固定されており、登板過多となっている。去年あれだけ活躍した高橋聡文が今年故障で全く使えなかったことを考えても、今の特定の投手に過度に頼った「盤石の投手陣」というのがどこまで持つのかは不安も大きい。

ベテランと特定投手に過度に依存した起用で、結果も出ているから文句は言えないが、細かく見ていくと、若手の野手や投手の起用はあまり行なわれていない。伊藤準規なんて、1軍帯同の割には登板機会が少ないし、中継ぎのロングリリーフ要員だった久本など、7月下旬に1軍合流して8月下旬に2軍に落とされるまで、登板機会が4回しかなかった。その間チーム成績はイマイチだったので登板のチャンスはあった筈なのに、それでも4試合だ。「ポスト落合」の幹部候補生というのが今のチームにどれくらいいるのかと見渡してみても、井上二軍監督や近藤投手コーチぐらいしか思い浮かばない。「ポスト落合」は立浪だと言われているが、その割には立浪をチーム内に置いて幹部教育を施しているわけでもない。ソフトバンクで王・前監督が秋山・現監督にすんなり引き継がれた流れが、「ポスト落合」に関してはイメージがしにくいのである。

要するに、今を勝ち続けることはできる監督・コーチ陣、選手起用にはなっているが、来季以降、5年後、10年後を見越した起用にはなっていないということが気になるのだ。

だから、佐藤球団代表が「新しい風」と言ったことに関しては、ある程度の理解はできる。

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日本シリーズ前のこの時期に [ベースボール]

以前なら11月第3週ぐらいに行なわれていたプロ野球ドラフト会議。今年は10月28日に開催された。日本シリーズも始っていないこの時期に、来季の戦力補強の話が始まるというのはちょっと早過ぎなのではないかと苦笑してしまう。そんなことより日本シリーズはどうしたのよ?日本シリーズそっちのけで、ドラフト上位指名候補選手の記事で盛り上がっているマスコミには鼻白むものを感じてしまう。

それにふと気付いたら、指名順が今季のレギュラーシーズンの順位になっている。実はこれも違和感ある。万が一にも(そんなこと考えたくもないが)、ロッテが日本シリーズで勝ってしまった場合、ロッテの指名順はパリーグでは4番目ということになり、ちょっとオイシイ。また、クライマックスシリーズで万が一にも阪神が下剋上して中日に勝っちゃったなんてことが起きたとしたら、指名順が阪神の方が前というのはちょっと許せない。そんなつまらん詮索をしてしまうのも、こんな時期にドラフト会議を行なうからだ。

ついでに言うと、横浜の球団売却交渉の行く先が見えず、内川や村田が国内FA権を行使せざるを得なくなっている状況の中で、ドラフト会議だけが刻々と迫ってきたという状況もなんだか可哀想な気がする。売却交渉は決裂したが、親会社のTBSは売り抜けしたがっているというのは見え見えで、そんな経営不安定な球団にドラフト会議で指名されたからといって、なかなか指名選手も入団に前向きな気持ちにはなりづらいだろう。

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ドラゴンズ優勝記念増刊号 [ベースボール]

週刊ベースボール増刊 中日ドラゴンズ優勝記念号 2010年 10/17号 [雑誌]

週刊ベースボール増刊 中日ドラゴンズ優勝記念号 2010年 10/17号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ベースボールマガジン
  • 発売日: 2010/10/07
  • メディア: 雑誌

月刊ドラゴンズ増刊 大逆転V奪還2010優勝中日ドラゴンズ 2010年 10月号 [雑誌]

月刊ドラゴンズ増刊 大逆転V奪還2010優勝中日ドラゴンズ 2010年 10月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 中日新聞社
  • 発売日: 2010/10/07
  • メディア: 雑誌
セリーグ・ペナントレースも終了し、クライマックスシリーズ(CS)第2ステージまで残すところあと1週間少々というところであるが、今もリーグ優勝の余韻に浸っているところだ。ラジオのナイター中継を聴き、ヤフーの一球速報をチェックし、ドラゴンズの闘いに一喜一憂したこの数カ月であったが、そういう姿を我が家の子供達が見て、プロ野球といえば「中日ドラゴンズ」と認識し始めている。思えば僕がドラゴンズ・ファンとなったのは自分が小学5年生だった1974年のジャイアンツV10阻止の頃だった。夕食後のお茶の間を占拠していたのはテレビのナイター中継、それが放送時間を修了すると今度は内職をしていた母が流していたラジオのナイター中継を聴き、父母と一緒にドラゴンズを応援した。テレビのナイター中継は今は絶滅に近い上に、東京に住む僕達にとってはラジオも関東のキー局の中継で名古屋のドラゴンズのゲームが放送されるのは稀であり、昔の父母と僕との盛り上がりのようなわけにはいかない。けれども辛うじてラジオ中継がある時は、インターネットラジオをONにして、自宅の居間にアナの実況を響かせる。それに乗って来る子供達を見ていると、「ドラゴンズ・ファン」を確実に次世代に引き継いでいる手応えを感じている。

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おめでとう、ドラゴンズ! [ベースボール]


選手の皆さん、ファンの皆さん、4年振りのリーグ優勝、おめでとうございます。
ここ数日、ドラゴンズの試合がない中でずっと巨人、阪神の試合中継をラジオで聴いていたが、
両チームで星の潰し合いをやってくれた末、最後は阪神が自分で勝手にコケたという印象だった。
去年巨人がリーグ三連覇を決めた時、あの戦力を見て巨人の長期覇権は突き崩すのが難しいと思った。
中日では守備の要の谷繁が超ベテランで、彼を超えられそうな若手の捕手が育ってなかったし、
巨人の坂本・松本のような、はち切れんばかりの輝く活躍をしそうな若手選手が見当たらなかったから。

確かに中日の投手陣は例年にも増して凄く、僅差でも負けないゲームをずっとしてたと思うが、
攻撃の方はバント失敗が目立ち、主軸と下位打線との打撃力の差は歴然としていた。
2番打者としては、守備要員の英智の方が、大島よりも打っていた印象があり、
6番以降を打っていた野本や藤井、その他の選手も、連打でチャンスを広げられる雰囲気が全くなかった。
打撃陣で目立ったのは荒木や森野、和田といったベテランばかりだった気がする。

何よりヤクルトにやられっ放しだった。唯一球場で観戦した神宮のヤクルト戦も負け試合だった。
だから、楽な優勝だったとはとても思えない。

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