日本シリーズ前のこの時期に [ベースボール]
以前なら11月第3週ぐらいに行なわれていたプロ野球ドラフト会議。今年は10月28日に開催された。日本シリーズも始っていないこの時期に、来季の戦力補強の話が始まるというのはちょっと早過ぎなのではないかと苦笑してしまう。そんなことより日本シリーズはどうしたのよ？日本シリーズそっちのけで、ドラフト上位指名候補選手の記事で盛り上がっているマスコミには鼻白むものを感じてしまう。
それにふと気付いたら、指名順が今季のレギュラーシーズンの順位になっている。実はこれも違和感ある。万が一にも（そんなこと考えたくもないが）、ロッテが日本シリーズで勝ってしまった場合、ロッテの指名順はパリーグでは4番目ということになり、ちょっとオイシイ。また、クライマックスシリーズで万が一にも阪神が下剋上して中日に勝っちゃったなんてことが起きたとしたら、指名順が阪神の方が前というのはちょっと許せない。そんなつまらん詮索をしてしまうのも、こんな時期にドラフト会議を行なうからだ。
ついでに言うと、横浜の球団売却交渉の行く先が見えず、内川や村田が国内FA権を行使せざるを得なくなっている状況の中で、ドラフト会議だけが刻々と迫ってきたという状況もなんだか可哀想な気がする。売却交渉は決裂したが、親会社のTBSは売り抜けしたがっているというのは見え見えで、そんな経営不安定な球団にドラフト会議で指名されたからといって、なかなか指名選手も入団に前向きな気持ちにはなりづらいだろう。
幸いなことに、ドラゴンズは佛教大の大野雄大投手の単独指名に成功。外れ1位候補だったPL学園の吉川大幾内野手も2位指名で優先交渉権を獲得できた。巷間言われていた通り、チェンがメジャー挑戦で抜け、山本昌と小笠原と川井ぐらいしかいない先発左腕候補に、チェン並みの剛腕投手が加わるのはいい補強だと思う。競合してクジで外した場合、指名順でかなり不利になる。大野の単独指名は上出来だといえる。故障はじっくり治して欲しい。指名時に故障中だった落合英二みたいに、後でちゃんと治して戦力になってくれればいいと思う。吉川は数年先を見込んでのことだろうか。堂上直倫が育ってきた内野陣だが、荒木や森野にケガでもあったらバックアップできる内野手の駒はもう少し必要だろうな。
それにしても面白かったのは、今年のドラフト指名選手の名前を見ていて、同じような名前がやたらと目立ったことだ。
例えば―――。
１）末尾に「大」がつく名前
中日1位指名の大野「雄大」が典型だが、他にも、「将大」「敬大」「滉大」「翔大」「真大」「陽大」「貴大」と勢揃いだ。凄いのはロッテだ。1位に伊志嶺「翔大」、3位に小池「翔大」、ちょっと違うが育成枠1位に黒沢「翔太」という選手を指名している。余談ながらロッテには大嶺「翔太」と「祐太」という兄弟選手も在籍している。
２）末尾に「太」がつく名前
中日3位指名の武藤「祐太」を筆頭に、阪神2位の一二三「慎太」、「凌太」「翔太」「幸太」「駿太」がいる。
３）「ゆうき」君が多い
日本ハムに1位指名された「ハンカチ王子」こと斎藤「佑樹」クンは当然のこととして、他にも「雄輝」「祐樹」「優輝」「悠希」「悠岐」がいる。
その他にも、「也」「人」「翔」がつく名前がやたらと目立つというのも特徴かもしれない。
―――余計なお話でした。
最後に、日本シリーズ直前ネタということで、中日OBの今中が本を出版したことについて触れておく。
残念なことに、日本シリーズ開幕までに入手して、ご紹介することはかなわないみたいだ。
それにふと気付いたら、指名順が今季のレギュラーシーズンの順位になっている。実はこれも違和感ある。万が一にも（そんなこと考えたくもないが）、ロッテが日本シリーズで勝ってしまった場合、ロッテの指名順はパリーグでは4番目ということになり、ちょっとオイシイ。また、クライマックスシリーズで万が一にも阪神が下剋上して中日に勝っちゃったなんてことが起きたとしたら、指名順が阪神の方が前というのはちょっと許せない。そんなつまらん詮索をしてしまうのも、こんな時期にドラフト会議を行なうからだ。
ついでに言うと、横浜の球団売却交渉の行く先が見えず、内川や村田が国内FA権を行使せざるを得なくなっている状況の中で、ドラフト会議だけが刻々と迫ってきたという状況もなんだか可哀想な気がする。売却交渉は決裂したが、親会社のTBSは売り抜けしたがっているというのは見え見えで、そんな経営不安定な球団にドラフト会議で指名されたからといって、なかなか指名選手も入団に前向きな気持ちにはなりづらいだろう。
幸いなことに、ドラゴンズは佛教大の大野雄大投手の単独指名に成功。外れ1位候補だったPL学園の吉川大幾内野手も2位指名で優先交渉権を獲得できた。巷間言われていた通り、チェンがメジャー挑戦で抜け、山本昌と小笠原と川井ぐらいしかいない先発左腕候補に、チェン並みの剛腕投手が加わるのはいい補強だと思う。競合してクジで外した場合、指名順でかなり不利になる。大野の単独指名は上出来だといえる。故障はじっくり治して欲しい。指名時に故障中だった落合英二みたいに、後でちゃんと治して戦力になってくれればいいと思う。吉川は数年先を見込んでのことだろうか。堂上直倫が育ってきた内野陣だが、荒木や森野にケガでもあったらバックアップできる内野手の駒はもう少し必要だろうな。
それにしても面白かったのは、今年のドラフト指名選手の名前を見ていて、同じような名前がやたらと目立ったことだ。
例えば―――。
１）末尾に「大」がつく名前
中日1位指名の大野「雄大」が典型だが、他にも、「将大」「敬大」「滉大」「翔大」「真大」「陽大」「貴大」と勢揃いだ。凄いのはロッテだ。1位に伊志嶺「翔大」、3位に小池「翔大」、ちょっと違うが育成枠1位に黒沢「翔太」という選手を指名している。余談ながらロッテには大嶺「翔太」と「祐太」という兄弟選手も在籍している。
２）末尾に「太」がつく名前
中日3位指名の武藤「祐太」を筆頭に、阪神2位の一二三「慎太」、「凌太」「翔太」「幸太」「駿太」がいる。
３）「ゆうき」君が多い
日本ハムに1位指名された「ハンカチ王子」こと斎藤「佑樹」クンは当然のこととして、他にも「雄輝」「祐樹」「優輝」「悠希」「悠岐」がいる。
その他にも、「也」「人」「翔」がつく名前がやたらと目立つというのも特徴かもしれない。
―――余計なお話でした。
最後に、日本シリーズ直前ネタということで、中日OBの今中が本を出版したことについて触れておく。
- 作者: 今中 慎二
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2010/10/26
- メディア: 新書
内容紹介まさに柳の下のドジョウ狙いの1冊といえるが、既に入手して読んだ人の書評では、突貫工事で出版に漕ぎ着けた割にはよく書けているらしい。ただ、既に今週前半には発刊されている筈なのに、うちの近所の書店に行ってもどこも置いていない。一体どこで売られているのだろうか。
セ・リーグ制覇！ 落合ドラゴンズが不気味な理由
中日ドラゴンズを評してよく言われる言葉「不気味」。
なぜ、ドラゴンズは「不気味」なチームといわれるのか。
2010年シーズンのセ・リーグを制覇し、９年連続でＡクラス入りを果たした負けない球団の秘密に、元中日ドラゴンズのエース、今中慎二が迫る。
7年で3度の優勝を勝ち取った落合博満はじめ、星野仙一、高木守道らの監督力とは。
他球団を圧倒する投手力はどのように生まれたのか。
そして、知られざる伝統の力とは。
今こそ知りたい、中日ドラゴンズのすべて。
残念なことに、日本シリーズ開幕までに入手して、ご紹介することはかなわないみたいだ。
大野選手は、故障もちですが、気持ちの強うそうな選手で楽しみですね！
吉川君も、アライバの後継者、外野もできるみたいなので、期待したいです。
いよいよですね！吉見くんのナイスピッチングに期待します！
by kantaro (2010-10-30 18:07)
kentaroさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
やっぱり、日本シリーズの前にドラフト会議っておかしいですね。
（ドラフト会議の後に早慶戦というのもなんだか変ですけど）
吉見は打たれちゃいましたが、二戦目のチェンは良かったですね。
ますますメジャーに行って欲しくないなぁという気持ちになります。
by Sanchai (2010-11-01 19:48)