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『WIRED』日本版VOL.39 [仕事の小ネタ]

WIRED(ワイアード)VOL.39

WIRED(ワイアード)VOL.39

  • 出版社/メーカー: コンデナスト・ジャパン
  • 発売日: 2020/12/14
  • メディア: Kindle版
内容紹介
世界を一歩前に進める最新トレンド
全10ジャンル、2021年の必須キーワードを総力特集
「2021年に起こるパラダイムシフトや、未来を大きく書き換える一歩など、“いまここにある未来”を言い当てるキーワードを挙げてほしい ── 」 。『WIRED』UK版が毎年、世界中のヴィジョナリーやノーベル賞科学者、起業家やイノヴェイターに問いかける人気特集「THE WORLD IN 2021」がついに日本版とコラボレート。たんなる情報の寄せ集めではなく、その底流にある不可避なトレンドを選び取り、そこに意味と文脈を与える『WIRED』ならではの総力特集! 厳選した10ジャンル──TECHNNOLOGY、SCIENCE、HEALTH、ENVIRONMENT、TRANSPORT、POLITICS、BUSINESS、CULTURE、SECURITY、GEAR ── から50を超える最新トレンドをセレクト、日本版オリジナルの記事を加えたこの決定版では、 CRISPR-Cas9で2020年ノーベル化学賞を受賞したジェニファー・ダウドナをはじめ、フェイスブックCOOのシェリル・サンドバーグ、気鋭の経済思想家・斎藤幸平、クレイグ・ヴェンター、エレン・マッカーサーなど、錚々たるコントリビューターたちが、2021年を読み解く。カイフー・リー、内田まほろ、清水敦史、ジェームス・カフナー、伊藤直樹、ヤスミン・グリーン、豊田啓介、倉田哲郎、水野 祐、川田十夢、ほかが登場。
【購入】
特集に惹かれて、年末年始の読み物のつもりで購入し、なんとそのまま2カ月積読放置してしまった1冊。さすがに、間もなく次の第40号が出ようかとするタイミングで、未読状態というのもよくないと思い、今週1週間かけて読み切った。

このタイミングで読んでよかったのは、今月初旬に読んだ藤井大洋『オービタル・クラウド』とよく似た話が、2021年に起こる出来事として挙げられていたことだった。先に『オービタル・クラウド』を読んでいたので、何が言われているのかが腑に落ちた。

もう1つ、この時期に読もうとした理由は、昨年度に続いて2年連続で挑戦した社内の新規事業アイデアコンテストの二次審査のプレゼンが、今週半ばに行われたタイミングだったこともある。去年の反省も踏まえてより「大風呂敷」を広げた提案内容にしたが、それとの関連で何か気の利いたテクノロジー・トレンドの記述が本書の中にないかと気になったので、プレゼン本番に臨む前にある程度まで読み込むことにした。ついでに言うと、今週前半にご紹介したピーター・ルービン『フューチャー・プレゼンス』とも近いトレンドの記述が本書にもあった。

今年以降にデファクト化してきそうなテクノロジーが、イイ感じで総ざらいされている内容である。既述はどれも見開き2ページ分ぐらいでコンパクトに書かれていて、執筆者の中にはそのテーマで既に著書がある人も何人かいて、そのテーマを深掘りしたければ次に何を読んだらいいのかの当たりがつけられるのもいい。

『WIRED』は割と毎号とも購入しているが、その中でもとりわけ本書のコスパはいいように思う。

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