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『ジョブ理論』 [読書日記]

内容(「BOOK」データベースより)
イノベーションの成否を分けるのは、顧客データや(この層はあの層と類似性が高い。顧客の68%が商品Bより商品Aを好むetc.)、市場分析、スプレッドシートに表れる数字ではない。鍵は“顧客の片づけたいジョブ(用事・仕事)”にある。世界で最も影響力のある経営学者が、人がモノを買う行為そのもののメカニズムを解き明かす、予測可能で優れたイノベーションの創り方。
【コミセン図書室】
昨年11月、同著者の『繁栄のパラドクス』を読んだ時、「ジョブ理論」という見慣れぬ言葉を目にした。『繁栄のパラドクス』自体は読んでてすごく有益だったので、当初は図書館で借りていたが、その後1冊購入して自宅の蔵書に加えた。

その中でも「ジョブ理論」についての概説はされていたので、あえてその出所となった原典に当たらなくてもいいのに、コミセン図書室の書架に『ジョブ理論』が収まっているのを見つけて、ついつい借りてしまった。著者はジョブ理論の説明によく朝の自動車通勤の際に、ミルクシェイクを購入するビジネスマンがなぜ多いのかというのをよく用いるが、『繁栄のパラドクス』で見かけたのと同じ説明が、『ジョブ理論』にもあったので、僕の読み進めるモチベーションが相当下がってしまった。

自分の仕事の文脈で読むなら、『繁栄のパラドクス』の方がニーズにフィットしている。『ジョブ理論』も読むには読んだが、紹介されているケースは「ふ~ん」という感じで、あまり響かなかった。すみません。つくづく、同じ著者の著作物を読むには順番をよ~く考えた方がいいと反省させられた。

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