SSブログ

『怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道』 [インド・トリビア]

怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道 (集英社文庫)

怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道 (集英社文庫)

  • 作者: 高野 秀行
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2007/09/20
  • メディア: 文庫
内容(「BOOK」データベースより)
探し物中毒の著者は、ある日、インドの謎の怪魚ウモッカの情報を入手、「捕獲すれば世紀の大発見!」と勇み立つ。ルール無し、時間制限無しの戦いが始まった。次々と立ちふさがる困難を砕き、著者は進む。地元漁民の協力を仰ぐための現地語学習、捕獲した時の移送ルートや鑑定できる学者の確保。ついに怪魚探しの秘密兵器を手にインドへ。しかしそこには予想を超えた展開が!奇想爆走ノンフィクション。
【購入(アマゾン中古)】
今週、僕がお手伝いしている財団法人のお仕事で、都内の某私大の学生を受け入れて、オンラインでインターン実習を行うというプログラムに携わった。財団の事業地がインド・オディシャ州南部なので、インターン生にはオディシャ州のことを知ってもらえる文献があれば実習中に紹介できたらと思っていた。思いつくところでのおススメ作品は、篠田節子『インドクリスタル』だが、他にないのかと検索していて、ヒットしたのが高野秀行さんの本作品だった。

くだんの「怪魚ウモッカ」の本を、近所の公立図書館で蔵書検索してみたけれども全くヒットせず、書店のいくつかにも立ち寄って探したが見当たらず、ブックオフでも見つからず、そうこうするうちにインターン受入れが徐々に近づいてきて、僕もとうとう折れてアマゾンで注文することにした。

結果的には―――やっぱり、借りて読むか、買う前にパラ読みして内容確認しておきたかったなというのが感想。『未来国家ブータン』『謎の独立国家ソマリランド』等で、その筆力は確認済みで、文章は文章として味わうには面白いのだけれど、過去の不法入国・強制帰国騒ぎのために今回コルカタ空港で入国拒否され、現地入りができずに終わってしまっている。同行したキタ氏が単身入国し、現地にも入ったので全く何もやっていなかったわけでもないのだけれど、これで筆力だけで本にしてしまったという点は、僕も以前本を出すのに苦労した経験があるだけに、僕から見ると納得感がない。

続きを読む


nice!(10)  コメント(0) 
共通テーマ: