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再読『ステップ』 [勝手にブックカバーチャレンジ2020]

ステップ (中公文庫)

ステップ (中公文庫)

  • 作者: 重松 清
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2012/03/23
  • メディア: 文庫
内容(「BOOK」データベースより)
結婚三年目、三十歳という若さで、朋子は逝った。あまりにもあっけない別れ方だった―男手一つで娘・美紀を育てようと決めた「僕」。初登園から小学校卒業までの足取りを季節のうつろいとともに切り取る、「のこされた人たち」の成長の物語。

新型コロナウィルス感染拡大の影響で、公開延期となってしまった日本映画の中に、重松清原作の『ステップ』が含まれていた。重松作品が映画化されたものは少なくはないが、公開を知った当初、それがなんで『ステップ』なのか(『赤ヘル1975』あたりの方がいいようにも思えるのだが)、主演がなんであの(『全裸監督』の)山田孝之なのか、などといった疑問が渦巻き、まあそれでも公開されたら映画館には足を運ぶだろうとは思っていた。

それがこんな事態になり、僕自身も2月以降そもそも映画館に行っていないし、その間クラスターが発生しやすい映画館自体もリスク要因となって、公開予定だった映画がどんどん公開延期となっていき、そもそも『ステップ』の公開予定時期すら忘れていた。

それを思い出させてくれたのが、先週末日曜の昼下がりに、気分転換のために自宅周辺をウォーキングしていた時に聴いていたラジオ番組だった。伊藤沙莉がゲストで出て、主に自分が出演したこの映画のことを語っていた。ドジな保育園の保母「ケロ先生」役って、どう見たって伊藤沙莉がハマる(下映像)。



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タグ:重松清
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