『ビジネスミーティングの英語表現』 [英語一期一会]
商品説明
基本的な英語表現はマスターしているのに、いざミーティングとなると思ったことが上手に伝えられない。あるいは自分の思いどおりに話が進まない。そんな経験をしたことはないだろうか。
「英語が話せる」のと「英語で相手を説得する」「話をまとめる」というのはまったく別の話である。本書では、ミーティングを成功に導くための手順や手法を日本語で紹介し、それに役立つ英語のフレーズを適宜紹介している。
残念なのは、読みづらいレイアウトになっていることと、紹介されているダイアログの内容が一般的過ぎること。欲を言えば、データを示しながら議論をする例や、それに対して突っ込まれる例など実地に即した場面を盛り込んでほしかった。
しかし、「ミーティングを円滑に進める」という視点から見れば、本書の内容は非常に有益である。1人で暴走する話し手を体よくおさせる表現やブレーンストーミングでさまざまな意見を引き出す表現、脱線した話題をもとに戻す方法など、進行役にとって役立つ情報はもちろん、参加者にとっても、会話の流れを中断して意見を述べる方法、交渉に役立つ表現など、多くの情報が掲載されている。ミーティング中に使う表現以外にも、日時を決定する際に必要となる英語表現、アジェンダの書き方、Eメールで出席を促す方法など、便利な情報が掲載されている。
日本人と外国人の両方を交えて会議を進めなくてはいけないマネジャー、英語ミーティングが必須の職場で働くビジネスパーソンにとって有用な1冊といえるだろう。(土井英司)
この本を購入したのは14年も前のことだ。紀伊國屋書店ニュージャージー店のシールが表紙に貼ってあるから、購入したのはニューヨーク。ワシントンに駐在していて1年以上が経過して、2001年の晩秋、まだ9.11の影響がそこらじゅうにあったニューヨークに車で出かけた時についでに購入したのだろう。
当時そういう問題意識が自分の中にあったからだと思うが、本書の紹介の中で土井英司さんも仰っているように、この本はレイアウトが読みづらいので、結局あまり読まずに積読にしてしまった経緯がある。それでも、CDが付録で付いていたため、その気になったら自宅のPCでCDを聴いてみるようなシチュエーションもあるかもと思い、自宅のPCのラックにはこの本がずっと立てかけてあった。なんと10年以上にわたって…。
そんな本を急に読み返そうと思ったのは、今週海外で行われた会議で司会と発表者をかけもちでやらなければならなくなったからだ。日本人は僕だけ。従って使用言語は英語、そして、会場がスペイン語圏だったから、スペイン語で話す発表者もいた。今は既にその会議を終えてひと息ついたところだから言えるが、英語-スペイン語間の同時通訳者の出来があまり良くなくて、スペイン語で話した人の言ってることが、同時通訳者を介して英語で聴くと全くわからないということもあった。勿論、自分の英語リスニング能力の問題もなかったとは言えないが。
『英語は「インド式」で学べ』 [英語一期一会]
内容(「BOOK」データベースより)この本のことは、3月に吉祥寺の大きな書店に行った時に気付いていた。立ち読みしている時間も十分なかったので、そのうち読もうと市立図書館で予約し、30人近い順番待ちを気長に待ち続けた。ようやく僕の順番が来たので、さっそく読み始めた。後ろにも順番待ちの人がいるだろうと思ったので、急いで読まなきゃという焦りはあったものの、結論から言うと朝風呂に1時間ほど浸かっている間に全部読み切れた。
「インド式英語学習法」は、英語が苦手な日本人にピッタリ!1時間後に英語が話しはじめられる!「世界標準の英語」だから全世界で通じる!「単語」「文法」「発音」など、新しい暗記はナシ!「3つの動詞」だけで簡単に英文が作れる!
正直、腹が立った。1500円払って買わなかったというのがせめてもの救いではあるが、何度も同じことを繰り返し書いて最初の118ページを費やし、ようやく肝心の英語の話に入ったと思ったら、エッセンスは序文で既に語ってしまっているので、基本的に序文の論点を繰り返しているに過ぎず、各項目の深掘りすらしていない。読み終わって何かを学んだという感覚は味わえないし、何が「インド式」なのか全くよくわからない。インドを馬鹿にしているのか。
著者によると、インド人の英語人口が1990年代~2000年代の約20年間で10倍に増えており、その理由は、「インドでの英語学習の方法」が、まさに「世界標準の英語(グローバル・イングリッシュ)」の考え方に、ドンピシャリだった」からだそうだ。しかも、本人が正直に語っているが、これは裏を取ったわけじゃなく、著者の単なる想像でしかない。
この、読み始めて20ページで登場した著者の推論にはがっかり。僕自身は、インドで英語人口が多いのは、各州で公用語が違うので、インド全体の統一性を維持するためには別の「共通語」が必要だったからだと思っている。政府の公文書には昔から英語が使われている。ただ、この辺のことは著者はわかっていたらしい。著者の論点は、むしろそうしたインドの基底にある言語政策の環境ではなく、1990年代以降のインド国内での英語人口の急増の理由が英語学習法にあるということらしい。にも関わらず、著者がインドの英語教育について直接的にリサーチした形跡はない。
著者と同じレベルの推論でよければ、僕の見解は以下の通りだ。1990年代初頭に何か大きな変化があったとすれば、それはインド自体の経済自由化である。外国企業も入ってくるようになり、特定の地域では雇用機会も増えた。例えば、バンガロールがIT産業で発展していくとすると、自ずとそこに人は集まってくる。同じカルナタカ州内であっても、バンガロールで職を得ようとすれば、英語が理解できるにこしたことはないということになる。もう1つの可能性は、州をまたぐ人の移動。僕がデリーで会った南部出身者の多くは、90年代初頭にデリーに出てきて、就職機会を得ている。州をまたぐから、当然英語が必要になるケースも多い。南部ではそれ以前から英語ができる人は多かったかもしれないが、そうした人の多くが中東へ出稼ぎに行っており、そもそも90年代の統計で捕捉されていなかった可能性もある。
インドの英語教育の中身についてちゃんとした裏取りもせず、インドの英語学習法が世界標準の英語の考え方にピッタリだったと断言するのは、ちょっとどうかと思う。
著者の言う世界標準の英語の4つの特徴は、➀発音は気にしない、②イディオム(慣用表現)は使わない、③新しい単語を覚える必要なし、④英語が得意でない人でも使えるで、これに対してインド式英語学習法の3つの特徴(発音は気にしない、「インド式英語」を使うための工夫をする、英語は道具なので、使わない単語は覚えない)が見事にフィットしているということになる。確かに、発音を気にしないという点ではそうかもしれないが、それ以外はそうともいえない。
『英語喉 50のメソッド』 [英語一期一会]
内容紹介僕は個人的にこの共著者のお一人を存じ上げている。こんな本を書いておられるというお話は、意外にもつい最近知ったばかりで、普段すぐにお目にかかれるようなところにお互いに住んでいるわけではないものの、話のネタに一応目を通しておこうと思い、図書館で借りて読んでみることにした。
日本人は、英語発音と聞き取り能力において苦労してきました。これは日本人の能力のせいではなく、長い間ある勘違いをしていたことが原因です。ずばり、英語は喉で発音するものなのです。日本語で言うと首にあたる部分の喉です。ネイティブの声が、日本語よりも深く、立体的に響くのには、わけがあったのです。口発音の日本人がネイティブの発音ができないのは当然のことでした。 また、日本語と英語ではリズムが違います。日本語のリズムは2ビートで、英語のリズムは3ビートなのです。リズムが違うのですから、同じように話すことは無理なのです。これまでの日本人の英語の喋りかたは、ワルツで盆踊りを踊っているようなものだったのです。実は3ビートさえこころがけておけば、これまで強調されてきたイントネーションとかアクセントの位置などは全て忘れてもよいのです。本書では、英語ネイティブがしている喉発音、そして3 ビートを理解し、練習してもらいます。短期間で、英語ネイティブと同じ発音が身につき、音の聞き取りが100%できるようになります。
以前大学で英語を専攻していたので、この類の書籍は昔かなり多読した。そうした経験から本書のページを開くと、最も驚かされるのは、本文の中に英文があまり掲載されていないことだった。逆に、音節を表すローマ字とか、喉のどの部分を震わせるのかといった口蓋、喉の見取り図が沢山挿入されていて、英語の本だというのがなかなかわかりにくい。ボキャブラリーとか何かしら英語に関する情報を得るための本というより、よりネイティブに近い発音で英語を話すにはどうしたらいいか、日本人が苦手な「L」と「R」の発音の使い分けとか、そうした話すことに関する上達法が掲載されているという感じだ。
従って、この本は読者を選ぶ。米国人並みにかっこよく英語をしゃべりたいと思う人には勉強になる本であることは間違いないが、そのしゃべり方というのでも、「ネイティブ」という言葉で誰を想定するのかによっては要不要の評価が割れるだろう。
僕はインド人の話す英語とも対峙してきたので、米国人ネイティブの英語に近づく必要は必ずしもないと感じている。それに、時としてバリバリのブリティッシュイングリッシュとか、さらに聞きづらいアフリカ人の英語とかに晒されることもある。だから、基準をアメリカンイングリッシュに置いているテキストは、正直言うとあまりピンと来ない。どうやったらもうちょっと外国人が仕事で話している英語が聞き取れるようになるだろうかというのが今も大きな悩みではあるが、それは聞き取りづらさというよりも、話されている中身がよくわからないところに問題があるような気がする。
タグ:上川一秋
『スピーキング英語辞典』 [英語一期一会]
生きた言葉を身につけるスピーキング英語辞典〈2〉ワンランク上の英語表現法 (ベストセラーシリーズ・ワニの本)
- 作者: 松本 道弘
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 1993/12
- メディア: 新書
内容(「BOOK」データベースより)自宅の書棚にあった古い本をご紹介する。購入したのは1993年12月、今から20年も前の本である。
約500の言えそうで言えない表現を満載。使用するのは簡単な単語でも、表現としては奥が深い…。そんな言葉ばかりを集めた、画期的な“読む辞典”。
このブログであまり英語を話題に取り上げることは少ないが、僕は学生時代にそれなりに英語の勉強をした。お蔭で奨学金までいただいて米国留学までしたし、そこに至る過程では神田の大手書店に販売ブースを常設している語学テープのお店でデモンストレーターのバイトをやって、勤務時間中テープを流しっぱなしにして、フレーズを覚えるようなこともやった。今でいう『スピードラーニング』の自己アレンジだ。
英語を覚えるための書籍を何冊も購入し、試してみたりもした。たいていの本は最後まで読み切れずに終わってしまったが、それは多くの場合単語の語法を扱っていて、辞書のような感覚での活用になるので、最初から最後まで読み進めるというよりは、必要な時に調べるというタイプの活用の仕方が多かったからだと思う。
そうした中でも特にお世話になったのが、松本道弘さんの一連の著作である。「松本道弘」といったら、当初は英語によるディベート(討論)に関する本が特に有名だが、この方は1980年代には特に多作で、ディベート以外にも、「GiveとGet」、「スピーキング英語」、「TIMEを読む/FENを聴く」の3つのシリーズは面白くて、何冊か購入して自宅の蔵書としていた。
93年に購入した『スピーキング英語辞典』は、81年に初版がワニブックスから出た『英単語スピーキング』の続編である。今手元に『英単語スピーキング』がないのでご紹介するのが難しいが、日本語の独特な表現を辞書形式で挙げ、それを英語でどう言うかというのを列挙している。基本は1対1対応となっているが、英文については類似表現を数点挙げていて、元々口語表現だから各例文を何度か音読すればそれなりに口慣らしになるし、それで表現を覚えて外国人相手に用いれば、『スピードラーニング』に近い効果が期待できる。
大学1年生の時、住んでいた目白の駅前の書店で『英単語スピーキング』を見つけた時の衝撃は今でも忘れることはできない。その続編だから、『スピーキング英語辞典』も刊行からけっこう早い時期に購入した筈なのだが、その頃は今の会社に就職もしており、口語表現をもっと覚えようというインセンティブもあまりなく、続編は惰性で購入したので、いつどこの書店で購入したのかが全く思い出せない。
では、本書にはどんな表現が収録されているのだろうか―――。
タグ:英語
fast-unto-death という単語 [英語一期一会]
最近、新聞紙上でやたらと目にする単語、それが「fast-unto-death」である。「fast」とは「断食」のこと。だから「breakfast」は「fast」を「break」する、つまり断食をやめることだから「朝食」となる。だから、標題の単語は、 「死ぬまで断食」という意味である。
この単語がにわかに脚光を浴びたのは、テランガナ州独立派「テランガナ民族党(TRP)」の指導者であるK.チャンドラシェーカー・ラオ代表が「死ぬまで断食」を敢行し、起死回生の独立承認を国民会議派政権から引き出したからだ。これがドミノ効果を持つであろうことは多くの識者が予想した。命をかけて闘争すれば国から譲歩を引き出せるという前例を作ってしまったら、他にも断食をやろうとする者が出て来るだろう。
西ベンガル州のダージリン地方では、「ゴルカランド州」独立派(GJM)支持者が先週から「断食」に入っている。独立派が仕掛けた4日間のゼネストは、14日に開始からわずか12時間で終息したが、ゴルカランド独立派の指導者は、独立承認の期限を2010年3月10日午前11時19分(なんでか?)に区切っており、今後もダージリン地方は混乱が予想されるだろう。
Encroachという単語 [英語一期一会]
encroach vt. 侵入(侵害)する。侵食する。
encroachment n 侵入、侵害
いつも忘れた頃にこのカテゴリーを使わせてもらいます。この単語も知らなかった!
最近この単語を新聞紙上で見かける場合は、カルナタカ州観光・インフラ大臣のジャナルダナ・レディ氏とその兄弟に関するものが殆どである。
2001年、レディ氏一族は、アンドラ・プラデシュ(AP)州アナンタプール県のオブラプラム村とシッダプラム村にまたがる3つの鉱山のリースを借り受けた。アナンタプール県というのはカルナタカ州ベラリー県と隣接している。AP州のテルグ・デサム党の訴えによると、レディ氏の鉱山会社はリースされた土地を越えた地域で採掘を行なっているという。
Mr. Reddy's firms had encroached on land beyond the leased area,因みにこのレディ一族の鉱山会社というのはオブラプラム鉱山(Obulapuram Mining Company、OMC)とアナンタプール鉱山(Anantapur Mining Corporation、AMC)というが、採掘権を得ると採掘エリアの地形を大きく変える大規模な採掘を行ない、リースされた土地とそうでない土地との境界線を曖昧にしてしまったという。今回参考にした新聞記事にはそれ以上は書かれていないが、別の雑誌記事によると、AP州とカルナタカ州の州境境界線もこれでわかりにくくなってしまったという。
《こんな感じで地形がどんどん変わっていく…》
Austerityという単語 [英語一期一会]
austerity n. 厳粛、厳格、簡潔、耐乏生活
austere a. 厳しい、過酷な、(文体が)極度に簡潔な、簡素な
ここ数日、新聞を読んでいてよく踊っていたのがこの単語である。なんでも、国民会議派のソニア・ガンジー総裁が、閣僚と党関係者に対して、簡素な執務スタイルと生活を求めたということらしい。少し前には、クリシュナ外相が市内5つ星ホテルに設けていた大臣執務スペースを退去するよう求められたと報道されていたし、14日(月)にはソニア・ガンジー総裁自らがムンバイで行なわれた党事務所の開所式にエコノミークラスに搭乗して行ったらしい。15日(火)には息子のラフル・ガンジー幹事長がルディアナで開催された若手国民会議派の運動員の研修に参加するのに専用ヘリではなくシャタブディ・エキスプレスという特急列車を使った。しかも、ラフル氏の場合は、復路もシャタブディ・エキスプレスを利用し、夜、ハリヤナ州パニパットの手前で何者かに投石されるというハプニングまでおまけで付いた。
そこでどんなふうにこの単語が使われているのかを載せておこう。(出典はHindustan Times)
- Austerity begins at home.
- The Congress has announced austerity measures in the light of the prevailing drought situation in the country.
austere a. 厳しい、過酷な、(文体が)極度に簡潔な、簡素な
ここ数日、新聞を読んでいてよく踊っていたのがこの単語である。なんでも、国民会議派のソニア・ガンジー総裁が、閣僚と党関係者に対して、簡素な執務スタイルと生活を求めたということらしい。少し前には、クリシュナ外相が市内5つ星ホテルに設けていた大臣執務スペースを退去するよう求められたと報道されていたし、14日(月)にはソニア・ガンジー総裁自らがムンバイで行なわれた党事務所の開所式にエコノミークラスに搭乗して行ったらしい。15日(火)には息子のラフル・ガンジー幹事長がルディアナで開催された若手国民会議派の運動員の研修に参加するのに専用ヘリではなくシャタブディ・エキスプレスという特急列車を使った。しかも、ラフル氏の場合は、復路もシャタブディ・エキスプレスを利用し、夜、ハリヤナ州パニパットの手前で何者かに投石されるというハプニングまでおまけで付いた。
そこでどんなふうにこの単語が使われているのかを載せておこう。(出典はHindustan Times)
- Austerity begins at home.
- The Congress has announced austerity measures in the light of the prevailing drought situation in the country.
sarpanchという英単語 [英語一期一会]
sarpanch
この単語、インドの時事週刊誌を読んでいると度々見かける。ところが、辞書を引いても出てこない。普段は単語がわからなくても読み飛ばしていくのだが、不意に気になってグーグルで検索をかけてみた。ここから先はウィキペディアの記述を翻訳したものである。
この単語、インドの時事週刊誌を読んでいると度々見かける。ところが、辞書を引いても出てこない。普段は単語がわからなくても読み飛ばしていくのだが、不意に気になってグーグルで検索をかけてみた。ここから先はウィキペディアの記述を翻訳したものである。
「サルパンチ(Sarpanch)」とは、インドやパキスタンの「グラム・パンチャーヤト(Gram Panchayat)」と呼ばれる地方自治組織で民主的プロセスを経て選ばれた首長のことである。このサルパンチは、他の選出議員(パンチ(Panches))とともに、グラム・パンチャーヤトを構成する。サルパンチは政府の行政官が村落コミュニティにコンタクトする際の最初のコンタクト先となる。互選で選ばれる役職。最近では、パンチャーヤト関係省の下でサルパンチに少しではあるが司法権限を付与してはどうかとの提案がある。
《女性のサルパンチもいることはいる》
"frisk"という英単語 [英語一期一会]
米航空大手がインド前大統領に謝罪、搭乗前の身体検査実施で
7月23日配信 CNN.co.jp
ニューデリー(CNN) インドのアブドル・カラム前大統領が米コンチネンタル航空に搭乗した際、不必要な身体検査を強いられたとしてインドの民間航空行政当局が地元警察に苦情を申し立てた問題で、同航空は22日、前大統領への謝罪を表明した。
前大統領やインド国民を傷付ける意図は決してなかったと釈明、カラム氏が新たに同航空を利用することを願っているなどとしている。コンチネンタルは当初、身体検査を実施した理由として、米運輸安全局が指示する搭乗手順に従っただけと反論。世界のほとんどの国から米国へ出発する便では、例外なく乗客の身体検査などの措置を講じなければならないとしていた。
同航空は謝罪を表明した声明で、米運輸安全局とインドの該当部局の指示事項が食い違っていることもあり、両国はこの差違を解消させるべきだとも主張した。
インドの国内法は、大統領経験者などの重要人物は航空機への搭乗前、身体検査の対象にはならないと定めている。インドの民間航空行政当局は、コンチネンタル側はこの法規を知りながら、故意に無視したとも主張していた。
前大統領は今年の4月21日、ニューデリーから米ニューヨークへの便を利用していた。
この日の新聞にはカラム前大統領の写真が出ていたので何だろうと思ったら、こんな内容の記事であった。新聞の記事の中で気になった表現がこれだ。
Kalam Frisked.
これはヘッドラインだから、当然be動詞が省略されている。実際はKalam was frisked.という受動態だ。それで肝心の意味なのだが、「(衣服の上からの)身体検査で捜す」、即ち、上で挙げたヘッドラインは、「カラム前大統領が所持品検査をされた」ということになる。
friskといえば、一番最初に思い出すのはカネボウのタブレット菓子「フリスク(FRISK)」であるが、こちらは元々ベルギーのお菓子らしいが意味はよくわからない。元々上の新聞記事に目が行ったのも、この「frisk」という言葉に気付いたからだが、お菓子のブランド名と実際の意味との間に何ら関係がなさそうだった。因みに「frisk」には「はね回る(こと), ふざける(こと)」という意味もあるが、「Sharpens You Up」がキャッチコピーである清涼タブレット菓子とは何ら繋がるところがない。
"honcho"という英単語 [英語一期一会]
honcho
Pronunciation: \ˈhän-(ˌ)chō\
Function: noun
Inflected Form(s): plural honchos
Etymology: Japanese hanchō squad leader, from han squad + chō head, chief
出典:http://www.merriam-webster.com/dictionary/
最近、このマイカテゴリー「英語一期一会」はあまり使用していないのだが、インドで英字新聞を読んでいると時々「あれ?」って表現が出てくるので、たまには使ってみようかと思い立った。本日紹介する「honcho」というのは日本語の「班長」というのが語源らしい。「ボス」とか「リーダー」とかいった意味で、インドで言えば、タタのラタン・タタ会長やリライアンス・グループのムケシュ・アンバニ会長のような大物を指すことが多い。
この言葉を本日取り上げたのは、ヒラリー・クリントン米国務長官が昨日ムンバイ到着したのを受け、India Inc.(インド株式会社)の「honcho」と本日朝、米印経済関係強化に向けた意見交換の朝食会を開くという記事が新聞で取り上げられていたからである。
ヒラリーさんの訪印、21日までと結構長く、AFPでも何だか続報がありそう。
Pronunciation: \ˈhän-(ˌ)chō\
Function: noun
Inflected Form(s): plural honchos
Etymology: Japanese hanchō squad leader, from han squad + chō head, chief
出典:http://www.merriam-webster.com/dictionary/
最近、このマイカテゴリー「英語一期一会」はあまり使用していないのだが、インドで英字新聞を読んでいると時々「あれ?」って表現が出てくるので、たまには使ってみようかと思い立った。本日紹介する「honcho」というのは日本語の「班長」というのが語源らしい。「ボス」とか「リーダー」とかいった意味で、インドで言えば、タタのラタン・タタ会長やリライアンス・グループのムケシュ・アンバニ会長のような大物を指すことが多い。
この言葉を本日取り上げたのは、ヒラリー・クリントン米国務長官が昨日ムンバイ到着したのを受け、India Inc.(インド株式会社)の「honcho」と本日朝、米印経済関係強化に向けた意見交換の朝食会を開くという記事が新聞で取り上げられていたからである。
India Inc honchos Ratan Tata, Mukesh Ambani and others are likely to explore measures to boost bilateral business ties during their brainstorming session over breakfast with US Secretary of State, Hillary Clinton on Saturday.
ヒラリーさんの訪印、21日までと結構長く、AFPでも何だか続報がありそう。