『機関銃英語が聴き取れる!』 [英語一期一会]
内容紹介
ネイティブ英語でまくしたてられると怖い!その原因は英語と日本語のリズムの違いです!
シラブルとビートの違いを意識すれば、英語が「言葉」に聞こえ始める!
『英語喉 50のメソッド』のリスニング版がついに登場
・ネイティブ同士の速い会話を聞いていると気が遠くなる。
・リスニング力がなかなか伸びない。
・英語で話すと何度も聞き返されるので無口になる。
という方に最適です!実は、喉の音に耳をすませばいいのです。
外出自粛の週末読書の4冊目。同じ著者の『英語喉』は6年前に図書館で借りて読み終えているが、本日ご紹介の著書は図書館にも所蔵しておらず、中古で購入した。
『英語喉』を読んだ時に、本文で英語があまり出てこないので驚いたというようなコメントを書いているが、その理由は、付録のCDにあったのかもしれない。残念ながら、図書館で借りた時にはCDまで付いていなかったので、内容確認できなかった。
それに比べて、今回は中古とは言え付録のCDが付いた状態で購入できた。これと併せて利用してみたら、CDの方が結構いいことがわかった。本書のサブタイトルに「リスニングのカギはシラブルとビート」とあるが、文字情報だけじゃなく、シラブルやビートは実際に聴くとどう聴こえるのかがよくわかる。また、例文も日本を紹介するような会話や説明文が使われていて、使用頻度が高そうだ。
この手の英語学習法の本は最近ほとんど読んでない。というか、少なくともネイティブに英語をまくしたてられて「怖い」と感じるようなフェーズはとりあえずは卒業したと自負しているので、今の僕自身のニーズには本書は合わないと思う。但し、日本人の苦手な子音のペアのうち、VとB、Zとthは僕も時々聴き間違えるというのは確認した。
著者の上川さん、知らぬ間にYouTubeチャンネルをめちゃめちゃ拡充していて、本書の内容は動画学習サイトで公開している。CDの代わりにテキストと併せて動画で勉強できます。
ちょっと突っ込みたくなったのは、これは『英語喉』を紹介した時にも書いているんだけど、ブリティッシュイングリッシュやインド人英語の時にもこれは言えるのかという点である。本書のあとがきには、少なくともアメリカンイングリッシュとブリティッシュイングリッシュについては共通だと述べられていて、英国に言ってもちょっとの時間で慣れてキャッチアップできるというが、僕は英国に出かけて1週間ぐらい英語がまったく聴き取れなかったという苦い経験をしたことがある。同様に、アイルランド英語も、限られた経験とはいえ、聴き取る自信があまりない。
一方で、「機関銃英語」といったら僕にとってはアメリカ人というよりもインド人の英語だと言いたい。あまりのスピードでまくしたてるのだから(苦笑)。でも、皆が聴き取りにくいというインド英語に関しては、慣れなのだろうか、僕にとってはあまり「怖い」と感じることはない。今でも確かに聴き取れない単語がたびたび出てくる。でも、それは、話されている内容や文脈を理解できていればなんとなく想像がつくことが多い気がする。
そこから得られる仮説は、文脈がわかっていれば機関銃英語であってもある程度は聴き取れるのではないかということなのである。いかがでしょうか、上川さん!
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