傘、傘、また傘(旅の失敗1) [出張先にて]
シンガポール出張で最も過剰装備をして出かけたにも関わらず、帰りの荷物がかえって増えてしまったアイテムがある――傘(Umbrella)である。
1.出発前 通常、出張する時は、前日朝までにパッキングを終え、スーツケースを宅配便で空港に先に運んでもらうことにしている。当日は空港まで軽装で出かけ、空港でスーツケースを引き取る。
そこで何が起きたか。スーツケースに2つ折の折りたたみ傘(Umbrella第1号)をしまった。シンガポールは未だスコールがあることを想定したいたからだ。
ところが、出発当日がなんと雨。自宅から駅まで行くまでに濡れるわけにもいかないから、3つ折の折りたたみ傘(Umbrella第2号)をもう1本携行して出発せざるを得なかった。
シンガポールからの帰還 [出張先にて]
本日、シンガポールから無事に帰国し、我が家に戻ってきた。追って書こうと思っているが、今回の出張はやることなすこと裏目に出ることが多く、海外出張の際の勘がかなり鈍ってしまったなと情けなくなった。
シンガポールは、8年半振りである。当時、僕達はネパールのカトマンズに駐在していて、NHK紅白歌合戦が生中継で観たいというので、シンガポールにまで出てきたのである。ついでにオーチャードのISETANで食材の買出しも大量にした。当時長男ミッキーは生後6ヵ月だったが、歩道にも地下鉄エスカレーターにも段差が少なく、ベビーカーでも移動がしやすくてとても便利な街だと感心した。お陰でセントーザ島にもナイトサファリにも行けた。
僕が生まれて初めて入ったスタバは地下鉄ラッフルズ駅出口近くにある。今回、僅かな時間を見つけて同じスタバに入ることができた。ちょっとしたセンチメンタル・ジャーニーだった。
さて、仕事の方は当地で開催されたイベントの一部に共催という形で参加することだったが、出発直前にセミナーのパネリストを急遽頼まれたりして、滞在を1日延ばした。このイベントは僕のワシントン駐在時代の仕事との関係が強く、会場にイベントサポートとして来ていた中に昔の同僚を2人見かけた。お陰で少しばかり便宜を図ってもらい、東京から持っていった冊子やパンフレットを結構さばけた。ミネルバとマルヴァに感謝。
ただのイベントとはいえ結構忙しく、睡眠時間は東京生活並み。おまけに帰りのフライトは夜行便だったにも関わらず、機内であまり寝れなかった。睡眠不足で頭が痛い…。
シンガポールに行ってきます。 [出張先にて]
旅行じゃありませんが、14日から19日までシンガポールに行ってきます。その間のブログ更新、できるかどうかわかりません。旅先でネット接続をあまりやらない人なんです。
だから、留守中、見捨てないで下さいね!
仕事の関係で日程が少し延びましたが、20日朝には帰国予定です。
ちゃんと仕事もしてました。 [出張先にて]
サンクトペテルブルグについて、これまで美術館の写真や、日暮れのフィンランド湾、街並みなどの写真をブログで掲載してきたけど、ちゃんと仕事(当地で1月に開催された研究会に出ること)もやってきたので証拠写真を載せておきたい。
国立エルミタージュ美術館②(マティス) [出張先にて]
エルミタージュ美術館は、ロシアにあるのにロシアの美術品のコレクションがない。殆どが外国から集められたもので、1613年に即位したピョートル1世の時代から歴代のロマノフ朝の皇帝がどんどん集めていった。ロシア革命後は、ロシア貴族がそれまで集めていた個人コレクションを没収し、さらに点数を増やしていった。
以下は、小学館『世界美術館の旅』(2002年10月)に基づいて解説している。
印象派以降の20世紀初頭までのモダンクラシックは250点以上あるが、それらはこうした革命成立後の個人コレクションが没収されて集められたものである。その中には、モネ、ルノワール、ドガ、セザンヌ、ゴーギャン、ゴッホ、ピカソ等が含まれるが、取り分け出色なのはアンリ・マティスのコレクションである。マティスだけで、絵画37点、彫刻8点が展示されている。
「ダンスⅡ」(1910年):ロシアの貿易商シチューキンが依頼した作品。空の青、丘の縁に二分して塗り込められた地に、朱色の裸の娘達がが伸びやかに舞う。純化された色彩がもたらすハーモニーは、輪舞のリズミックな運動を得て、躍動する生命の輝きを放射する。生きる喜びにあふれた楽園が色彩とリズムによって現出し、見るものをその波動に心地よく同調させる。画家の求めた「座り心地のよい肘掛け椅子のような絵」であり、「家具音楽」を標榜したサティの音楽が感じられよう。(『世界美術館の旅』、p.259)
マティスの絵は、同美術館のデジタルコレクションのウェブサイトで全点閲覧可能である。
サンクトペテルブルグ情報誌 [出張先にて]
こんなウェブサイトがあるので、出発前に下調べをしておかれるのをお薦めします。
St. Petersburg. The Official City Guide: http://www.city-guide.spb.ru/
これを読んでいると、コールガールやエスコートサービス等、市公認の産業として社会的認知を受けていることがよくわかりますが、普通の観光ガイドの電話帳欄の囲み広告でそういうのが扱われていたのはかなりショッキングでした。
他にも、Visitor-St. Petersburgというのもありますが、こちらのHPは目下のところロシア語オンリーです。