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『指導者のエゴが才能をダメにする』 [ベースボール]

指導者のエゴが才能をダメにする ノムラの指導論

指導者のエゴが才能をダメにする ノムラの指導論

  • 作者: 野村克也
  • 出版社/メーカー: カンゼン
  • 発売日: 2019/04/12
  • メディア: 単行本
内容紹介
間違いだらけの野球観を捨て、『本物の野球』を学べ/その教え方が、選手を潰す!/「投球制限」に過敏になるな/“褒める"教え、一辺倒への違和感/抽象的なアドバイスは百害あって一利なし<br> 野球競技人口が年々減少していく中、特に未来のプロ野球選手を育てる“指導者"が果たす役割は大きくなっている。選手一人一人の将来に向けて、勝ち負けだけにとらわれず、どのように教えるか。指導者としてあるべき姿、基本をまとめたのがこの1冊だ。具体的な技術論から、選手を教える上で指導者が心得るべきリーダー論まで、野村元監督の野球人生における経験をすべて凝縮した1冊になっている。
【Kindle Unlimited】
僕の贔屓の中日ドラゴンズは、今期も最下位独走中である。投手王国と言われているが、昨夜はソフトバンクとの交流戦初戦で中継ぎの橋本侑樹投手が三者連続死球というとんでもない記録を打ち立てて惨敗。交流戦すら浮上のきっかけになりそうもない状況だ。

成績不振の原因をすべて監督のせいにするつもりはないが、とはいえ、2021年秋に立浪和義氏の監督就任が報じられた後、秋季キャンプで監督自らが選手に打撃指導を始めたとの報を目にして、「やばいかも」との不安を抱いた。中村紀洋コーチも自身の打撃理論にはこだわりのある人なので、それぞれの理論が合わない時はどうなるのだろうかと思っていたら、中村コーチは一軍から二軍へと配置転換となった。

立浪監督が選手の打撃フォームに口を出しすぎるとか、彼は彼なりの「良い打者」の理想像というのがあるとか、メディアや解説者がいろいろ報じると、ヤフーコメント欄にはよく、昔ノムさんが言ったといわれる逸話がよく言及される。

曰く、選手はひとりひとり体形や体格が異なるので、1つの打撃フォームがすべての選手にとってベストの打撃フォームであるわけではない。だから、自分が特定の打撃フォームにこだわってもしょうがないし、自分には打撃指導はできない―――そんなニュアンスだったと思う。

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