『変な家』 [読書日記]
内容紹介【娘が先輩から借りた本】
謎の覆面作家・雨穴デビュー作!! 「読み出したら止まらない」と大反響、売れ続けて60万部突破、映画化2024年春公開決定。YouTubeで1200万回以上再生のバズ動画、あの「【不動産ミステリー】変な家」にはさらなる続きがあった!! 謎の空間、二重扉、窓のない子供部屋——間取りの謎をたどった先に見た、「事実」とは!? 知人が購入を検討している都内の中古一軒家。開放的で明るい内装の、ごくありふれた物件に思えたが、間取り図に「謎の空間」が存在していた。知り合いの設計士にその間取り図を見せると、この家は、そこかしこに「奇妙な違和感」が存在すると言う。間取りの謎をたどった先に見たものとは……。不可解な間取りの真相は!? 突如消えた「元住人」は一体何者!? 本書で全ての謎が解き明かされる!
妻が友人からもらったという『変な家2』に続き、娘が職場の先輩から借りたという『変な家』もお金を払わずに読むことができた。
ジャンル的にはミステリー小説なので、内容を紹介すればするほどネタ晴らしになってしまいそうだ。だから今日も短めで行かせていただきたい。
『変な家2』がノンフィクションではないとわかった瞬間、作品としての興味は半減してしまったのだが、なにせ去年のベストセラーだから、早々に読めたことには感謝したい。また、映画化もされるそうだけれど、なにぶんホラー映画が苦手で心臓が弱い僕は、こういうのは観ないにこしたことはない。
集中すれば2時間程度で読了することは可能だと思う。ただ、若干恨み節を述べるとすると、後半の種明かしのあたりを読んでいる時に横から妻に何度も話しかけられて、集中して読めなかった。何が何だかわからなくなって、だけど読むペースだけはなるべく落とさぬようにしていたので、はっきり言ってオチが何だったのか自分でもよくわからかった。読了したことは間違いないのだが、話が理解できたかどうかは別の話。一応読了したことにはしておくが、読み直す見込みはほとんどないと思う。
これから読む方へのアドバイスは、終盤の種明かしの部分に来たら、周囲の雑音はシャットアウトしていないと、話がわからなくなりそうなので要注意である。