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『金属加工が一番わかる』 [仕事の小ネタ]

金属加工が一番わかる (しくみ図解)

金属加工が一番わかる (しくみ図解)

  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2010/12/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
内容紹介
金属加工は、いろいろな金属を切ったり曲げたり溶接したりして製品をつくる製造業の根幹を成す仕事のひとつであり、加工方法にも切削加工、放電加工、鋳造、粉末整形、鍛造、熱処理、プレス加工、板金加工、溶接加工などさまざまなものがあります。本書は金属加工について、基礎知識から学べるように加工の種類、手順、どのような製品が生まれるのかといったことをわかりやすく解説します。
【購入】
2023年3月31日の八重洲ブックセンター本店の閉店日に行って購入してきた4冊のうちの2冊目。仕事上、ここまでの金属加工を自分で行う必要はないのであるが、鋳造ぐらいはちょっとやるかもしれないと思ったので、一度全体的な枠組みを理解しておこうと思い、こういう図解書に手を出した。

理解のための全体的枠組みは以下の通りだ。

金属素材の理解

金属原料を金属素材に加工:「鋳造」「粉末成形」

金属素材に施す加工:「鍛造」「圧延」「押出し・引抜き」「切断・切削」「熱処理」
(材料から半製品)

プレス加工、機械加工:「せん断加工」「曲げ加工」「絞り加工」「張出し加工」「切削・研削」
(半製品から製品)  「溶断・溶接」

表面処理:「めっき」「塗装」

以上の各論解説のうち、ちょっと知っておいた方がいいと思ったのは金属素材の理解の部分で、あとは「鋳造」にしても「切削・研削」にしても、実際のところはすでにかじってやったことがある。個人のレベルで雑にやっている間はこれくらいの経験でもいいが、もうちょっと製造業っぽい形で取り組むとしたら、これらの加工技術は知っておいて、素材の性質や作りたいものに合わせて、引出しから出してきて適用できるようになれるといい。もちろん、プロレベルにまで技能を磨けというのではなく、こういうのを知っている方々と一緒に仕事したりする機会があれば、打ち合わせたりする時の共通言語として、知っておいた方がいい内容だと思う。

今はこうして本書をブータンにまで持って来てしまっているが、任期終了した時にこのまま本書を置いて来ても役には立たないと思うので、取りあえずは持って帰るつもり。今働いている会社を辞めたら、もうちょっとちゃんと学びたいと思っている技術領域の1つである。

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