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『「日本ダメ論」のウソ』 [読書日記]

「日本ダメ論」のウソ (知的発見!BOOKS)

「日本ダメ論」のウソ (知的発見!BOOKS)

  • 作者: 上念司
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2013/09/13
  • メディア: Kindle版
内容(「BOOK」データベースより)
これが、国民に隠されている「不都合な真実」だ! ベストセラー『日本は破産しない!』で注目の勝間和代の最強ブレーンが、メディアにはびこるウソを完全論破!これが「不安の正体」だ。
【Kindle Unlimited】
実は先週末に読了していたのだが、また例のSSブログの「Human Verification」というプロセスが誤作動を起こしていつまでもログインができない状態が続き、結局1週間ブログへのログインができない状態が続いてしまった。読了から日が経ちすぎると、記憶も忘却の彼方に去って行く。あまり中身についての紹介が具体的にはしづらい記事になることはお許し願いたい。

日銀批判や官僚批判、憲法改正論擁護、防衛費増額支持等———読みながら、以前読んだ『安倍晋三回顧録』にあった故・安倍総理の考えと近いのではないかと思える内容だった。この本が出たのは第二次安倍政権が発足した直後ぐらいだったようだから、本当に安倍政権支持の論陣の一翼を担っての刊行だったのだろう。浜田宏一教授に師事しているとか、高橋洋一氏、岩田規久男氏を本書の中で持ち上げておられる点も、リフレ派擁護論の論陣を担った1冊だったのだろう。

ただ、巷間言われているような「日本すごいぞ」的な要素の列挙を期待して読み始めると、そういう内容ではないので注意は必要だ。「日本はもうダメだ」と言っている人々への反論という点ではそういう内容かとは思う。タイトルがすごくミスリーディングだとは思わない。でも、「まだまだ日本も捨てたものではない」と著者は言いたいわけではなく、「日本ダメ」と言われていても、まだやるべきことがあるだろと強く反論はされている。

1人でディベートをやって、通説に対して反証できる材料を出せるかどうかを自分で考えてみろというのが本書を通じた著者の主張になっている。それ自体はその通りで、本質を見抜いて正しい判断ができるようにならないといけないのだとは思うのだけれど、あまりに安倍政権擁護が過ぎると、疑惑の部分についての1人ディベートを著者本人がやってみて、結果はどうだったのかというのも知りたくなる自分がいる。


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