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三鷹国際交流フェスティバル [地域愛]

決して会社の上層部を批判するつもりはないけれど、週末とか平日夜とかに仕事を資料を自宅に持ち帰って読んでおられるというのが上司の言葉の端々に出てくる。僕も全くやってないというわけではないし、そういう話を聞かされると自分ももっとやらなければと思うのだが、帰宅すると家族もおり、話しかけてくるはテレビは見られるはで、なかなか集中する時間が取れないというのが現状だ。平日なら帰宅途中に隠れ家的喫茶店を確保して、1時間程度資料に目を通すことならやっている。でも週末ともなるとそういうわけにもいかない。自分なりに地域でいろいろやっていることがあるのだ。

この週末も部長は自宅で資料を読んでおられるのだろうかという後ろめたさも若干感じながら、先週末26日(日)、僕は井の頭恩賜公園西園で開催された「三鷹国際交流フェスティバル(MISHOP World)」のお手伝いに出かけた。主催は(財)三鷹国際交流協会(MISHOP)である。

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《東・東南・南アジアセンターステーション前で行なわれた共立女子大学による中国・二胡の演奏》

僕は今年3月末に一時帰国した際にMISHOPに再入会の手続きを取っており、4月から会報を郵送してもらえるようにしてあった。6月末に本帰国してすぐに事務局にご挨拶にうかがい、国際交流フェスティバルのボランティアをやりますと意志表明だけしておいた。

この国際交流フェスティバルは、多摩地区での同種のイベントとしては最大規模のもので、地域エリアだけで毎年100団体近いテントの出店があり、これに子供のアトラクションや地域交流エリア、MISHOP自主グループの活動紹介エリア、センターステージでのプログラムも合わせ、朝10時から夕方16時までの開催期間中に4万人(と言われた記憶が…)もの来場がある。

今年の出店団体の中には、僕が元会員だったNGOもあるし、スタッフに知り合いがいるNGOやエスニック料理レストランが3、4ある。それに、今年3月に僕がアグラでのツアコンを務めたMISHOPのスタディツアーの参加者の皆さんもブースを確保し、インド・スタディツアーで撮って来られた写真とかスケッチとかを展示されていた。(余談だが、アグラで僕の時間マネジメントを悩ませてくれたのが行く先々でツアー参加者の1人が描いていたスケッチだったのだが、その方がどんなスケッチをされていたのかこの日初めて知った。)

その他にもMISHOPの会員には僕の旧知の方々が何人かおられ、こういう場を借りて帰国のご挨拶をまとめて済ませることができて非常に助かった。逆に、スタディツアーの方々だけではなく、僕がデリーの自分の職場でお目にかかったNGO「チーム・ピースチャレンジャー」の方々も今回フェスティバル初出店されていて、約2年振りの再会を喜び合った。

さて、僕がMISHOP事務局から割り当ててもらったのは東・東南・南アジアのテントショップ担当で、リーダーの下で、センターステーションの設営やステーション前での出し物の準備、呼び込み、テントの撤収等を行なう仕事だった。設営と撤収の時以外は割と緩めの仕事内容で、お陰で次から次へと行なわれる出し物を単なる見物客として楽しむこともできた。(本当はもっとちゃんとやらなきゃいけなかったのかもしれません。ギリギリまでボランティアの仕事の内容をちゃんと理解していなかった僕は反省しています…)

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《亜細亜大学ガムラン研究会によるインドネシア・ガムランの演奏》

僕がこのエリアのテントショップ担当になったのは、僕がインド帰りでこのエリアに興味があったからというのも背景にはあると思うのだが、24あった出店の中で、純粋にインドを扱っていたのがゼロだったのは驚きだ。インド料理を出していたお店はあったが、オーナーはネパール人かバングラデシュ人であり、クルタシャツを着ていた僕に「お~、あなたはインドの方で~すか?」とすり寄って来るインド人は1人もいなかった。手工芸品や衣料品を扱っていた団体では、唯一「チーム・ピースチャレンジャー」さんが南インドのコーヒー等の他に、ガヤ(ビハール州)の学校の生徒さんが編んでくれたミサンガを販売されていた。2年前はこんなチャンネルは作っておられなかった団体だが、この2年間でここまで実績を積まれてきたことには敬意を表したい。

勿論、フェアトレード・エリアで出店されていた団体の中には、マカイバリのオーガニック紅茶を扱っておられたところがあるのは知っている。三鷹にある「るま・ばぐーす」さんだったと思う。

そんなわけで、純粋インドというお店の出店が今後できないものかと考えている。既に来年のフェスティバルに向けて、声をかけている団体はあることはあるのだが、出品アイテムをどこまで揃えられるかとか、パネルの作成とか結構大変そうで、僕がコーディネーターをやるといっても1人では結構大変そうだ。ただ、今回終日ボランティアとして関わったことで、フェスティバル全体の雰囲気はつかめたし、来年どのようにするかをこれからじっくり考えてみたいと思う。

どなたかインドに関わっておられるNGOの関係者の方がいらしたら、ご連絡下さい。タッグを組ませていただきたく…


さて、このフェスティバルの会場ボランティアには後日談もある―――。

その日の晩、妻子をほったらかしにして22時と早めに就寝した僕は、翌朝絶不調の体で目を覚ました。首と肩のコリ、膝の関節痛、右胸の痛み、のどの痛み、咳と鼻水、頭痛、そして吐き気――僕に考えられるありとあらゆる症状のオンパレードだ。あまりに調子が悪く、土壇場になってその日の病欠を決心し、上司に電話連絡を入れた。週末も資料を持ち帰って読んでおられたであろう上司に対し、そんなこともやらずにボランティア活動で体調を崩し、翌日の仕事にまで支障を来たした僕は罪悪感にさいなまれた。幸い1日寝込んで翌火曜日からはなんとか出勤しているが、体調は十分回復しているわけではない。

昔から、季節の変わり目に弱く、9月に体調を崩すことが多かった僕なのであった。
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yukikaze

無理せずに済ませられるのであれば無理せずにと言いたいのですが、なかなか状況的に難しそうですね。
季節の変わり目。。。誰しも体調を崩す時期だと思います。当然、私もですが・・・。昨日は21時半には寝ました。体調不良で・・・症状も同じような感じですが、今日は少し回復しています。
Sanchai様も少しずつ回復できればいいですね。気持ち早く寝るだけでも回復するように思います。未来の夢は今日の一歩からです。お身体、お大事に。
by yukikaze (2010-09-30 12:58) 

Sanchai

yukikazeさん、温かいコメントありがとうございました。

症状はだいぶ治まったと思うのですが、逆にここ数日、信じられないほどの下痢で悩まされています。通勤途中で電車やバスを途中下車しなければならないほどの下痢は、インドでも経験したことがありません。1日5回はトイレです。

精神的なものですかね。
by Sanchai (2010-10-02 03:28) 

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