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打算抜きで我が子に職場を披露しよう [仕事が好き]

最近、うちの会社の本社の方で、子供たちにお父さんお母さんの働く姿を見せるようなイベントを今月下旬に企画していることがアナウンスされた。

以前、米国に出向で行っていた頃、"Bring Your Daughter to Work" Day(「我が娘を職場に連れてきて」デー)なる企画が職場の同僚によって企画されたことがあり、僕は当時5歳と3歳の長男と長女を連れて行った。毎年4月に開催される恒例のイベントだ。

途上国に援助を行なっているような国際機関だったけれども、イベントは開発教育っぽくなくて、純粋に子供たちに親の働く姿を見せることが目的で、お昼は会議室を開放してディズニー映画を上映しながらピザを親子でつまんだり、館内巡りをやったり、結構楽しいイベントだった。僕は我が子同伴でスタッフ会議に出たりもして、結構かっこいいところを見せることができた。まだオムツ卒業していなかった娘のオムツをオフィスで交換したのはご愛嬌だ。

それと同じようなイベントをようやく我が社もやるかと胸が躍ったのも一瞬のこと。企画の内容を見てガッカリしてしまった。変に開発教育を入れていて、真の目的が開発援助の世界を学んでもらおうというのがわかった。対象は中高生で、ぎりぎり小学校高学年だという。これじゃ一番上がまだ小学校低学年のうちは即アウトだ。

余計な打算は入れずに単に親の働く姿を子供に見せるような夏休み企画だったらよかったのに…。大体、こんな業界で働いている親は、会社の手助けなんてなくても普段からちゃんと子供たちに貧しい人たちのことを知ってもらおうと努めている筈だ。業界人の子女対象にこんな企画はないんじゃないか?

年明け以降、僕は平日に子供たちが起きている顔をあまり見たことがない。子供たちには、「なんでお父さんはいつも家にいないのか」と問われ始めている。週末の家族サービスで挽回に努めているものの、立場がない。なぜお父さんがいつも帰りが遅いのか。職場を見て考えてみて欲しいと思うのだ。

変な打算が絡む会社のイベントはともかくとしても、夏休みの間に一度でいいから子供たちに職場を見せたいものだと思う。お昼休みの一瞬でもいいので連れてきて、ご飯を一緒に食べて、昼休み明けの職場をちょっと見せて帰すのならあまり職場にも迷惑かからないだろう。考えてみようかな?
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