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遅い、デリー市警察 [インド]

デリー警察、高齢者実態調査を実施
Delhi Police to conduct survey of senior citizens

ニューデリー発、PTI、2009年1月16日
 高齢者が犯罪被害に遭う件数の増加を受け、デリー警察は市内に住む高齢者の実態把握に乗り出す。より良い安全保障を提供するのに役立てる予定だ。
 デリー市警察のY.S.ダドワル長官によれば、調査は2月から開始され、首都圏の全ての家をカバーするという。「私達は、全てのお年寄りとのコンタクトを構築し、住民情報の登録をお願いしたいと思っています。どのようにお年寄りの方々を支援できるかを考えるのに役立てたいと考えています」――ダドワル長官はこう語った。
 高齢者の調査に加え、市警では2月1日からテナントと使用人身元確認を強化することを決めた。
 高齢者が犯罪に巻き込まれるケースは首都ではかなり頻繁に起きている。警察当局によれば、過去5年間高齢者に対する犯罪件数は減少傾向にあるとは言われているが、昨年1年間で、高齢者が襲われる事件は39件あり、うち15件は殺人事件であった。市警発表によれば、39件中32件は解決され、57人を逮捕できたとのことである。15件の殺人事件のうち、2件は使用人により起こされ、7件も被害者の知り合いによる犯行だった。
こういう報道を見ると即座に感じる反応を幾つか述べてみたい。

1.遅い
今まで何もやってませんでした的な発言をそう簡単にするなよな。

2.テナントと使用人身元確認の強化
これは自分も今まで地元警察の訪問を受けてインタビューされたことがあるが、結構高圧的で怖いという印象で、特にメイドさんが震え上がっていたのをよく覚えている。「強化」するとはどういうことなのか、理不尽な証明書(例えば会社の雇用証明レターとか)を寄こせとか言われて、そんなもの作らなければないと言い返したら後日警察に届けに来いなんて言われるのだろうか。今でも「母の旧姓」とか信じられない項目を聞かれている。

3.統計数値の信憑性
昨年だけで39件って、デリーの広さを考えたら少なくないか?
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