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『人脈もお金もゼロですが、社畜で生きるのはもう限界なので「起業」のやり方を教えてください!』 [仕事の小ネタ]

人脈もお金もゼロですが、社畜で生きるのはもう限界なので「起業」のやり方を教えてください! (ASUKA BUSINESS 2274-8)

人脈もお金もゼロですが、社畜で生きるのはもう限界なので「起業」のやり方を教えてください! (ASUKA BUSINESS 2274-8)

  • 出版社/メーカー: 明日香出版社
  • 発売日: 2023/05/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
内容紹介
◎本書は、企業への「第一歩」を踏み出すための最適な入門書です!本書の著者は、連続起業家として次々と起業を成功させつつ、教育の現場でビジネスも教える立場である福山氏と、サラリーマンとして働きながら会社をやめたいと考える堀田氏がタッグを組み、物語風に展開されます。

堀田氏は、「このまま歯車として働き続けても将来が不安…」「わずらわしい人間関係にうんざり…」「でも、会社をやめたら生活できない」という思いのもと、福山氏からさまざまなアドバイスを受けて成長していきます。

福山氏が、起業の苦労や楽しさ、ビジネスの勘所はもちろん、お金のリアルや驚きの夢まで、率直な語りで打ち明けているため、これから起業する人は必ず参考になる内容です。
【MT市立図書館】
長すぎるタイトル…。これでタイトル検索でちゃんとヒットするのだろうかと疑問になる。

何の脈絡もなく、いきなり起業の本を読んだ。脈絡がないわけではないか。このブログでも時々述べている通り、僕は3月末で今の会社を早期退職することになっている。退職の話をすると、「4月以降どうされるんですか?」という質問を必ずと言っていいくらいに受ける。有給休暇消化中の今も忙殺されている研修受講は7月まで続くので、たぶん、会社に行かなくなる以外は今の生活パターンが研修終了する7月中旬頃までは続くのだと思う。

だから、「当面はプーです」と答えるのだが、たいていの場合怪訝そうに見られる。また、僕自身も、4月以降しばらくは失業手当で食っていってもいいかなと思わなくもないが、いろいろなセミナーや催しものに出ようと申し込むと、「所属先」が必須アイテムとして記入が求められるのと、会社を辞めても連絡先代わりとなる名刺ぐらいは欲しいとも思ったので、個人事業主になる手続きぐらいは年度内に済ませておきたいと考えるようになった。

それに、4月以降の収入が完全にゼロになるわけではなく、少額だけれどお声をかけていただけたお仕事もある。だから、仕事がらみの収入と支出は、別のアカウントで分けて把握しておいた方がいいのではないかとも考えた。

というわけで、事業主になるにはどうすればいいのかを知るために、この期に及んで起業のほ本を借りることにした。

読みやすい本であった。ただ、著者の「起業」の捉え方は立ち上げた会社が成長を果たし、かたや設立人が事業存続への興味を失って、育てた会社を手放すところまでが描かれている。

この、本当に事業を興すところまでの取りあえずのハウツーが知りたい自分と、「起業」というからにはその事業のライフサイクル全般を見渡して、設立人のその事業への関与が無くなるまでの長い期間にその設立人が直面する様々な問題にどんどん対処していくプロセス全体をもって「起業」と捉えている著者との間に、ちょっとしたギャップが存在する。読者の側からすると、「そんな先の話まで、現時点で知りたいわけではない」という戸惑いは感じる。素直に起業のステージごとで区切ってそれぞれ深掘りしてくれたらいいのに…というのはないものねだりなのだろうか。

そんなわけで、今の僕が求めていたのは、「フリーランス(個人事業主)として独立する手続きは、税務署に『開業届(個人事業の開業・廃業等届出書)』と「所得税の青色申告承認申請書」をセットで提出するだけ」(p.148)という記述と、「屋号付きの事業用銀行口座をつくりたい場合、銀行によっては開業届の控えが必要」(p.149)、「会社員から独立した場合、国民健康保険や年金の手続きも必要です。これらの事務手続きは開業時にまとめてすませ、本業に集中できる環境を整えておきましょう」(同)というくだりぐらいだったかもしれない。

また、フリーランスとして何をしたいのかという点については、自分のポジショニングを確認するのにはいい読書だったと思う。

僕は、自分が一番になれるポジションで、言い換えれば自分の得意分野だけで結果を出すことに心がけてきた(p.284)

 清里に「ビジネスの種」はそこらじゅうにあるように思えた。
 なぜならこの町は、「困りごと」にあふれているからだ。
 観光客が激減したという「困りごと」、若者が町から出ていってしまうという「困りごと」、高齢者が買い物に行こうにも交通手段がないという「困りごと」、いまだに携帯電話の電波がつながりにくいという「困りごと」、空き家や廃墟があふれているという「困りごと」など、どこを向いても「困りごと」だらけの町だったのである。
 住民たちは困りごとに対して、「自分がやりたい、けどできない、けどやりたい」と考えていた。困りごとを解決するサービスを構築できれば、それはビジネスになる!(p.290)

加えて、今は忙しすぎてnoteでの発信は疎かになっているが、近い将来の起業のことを考えたら、今何に忙殺されているのか、そこから何を学んでいるのかは発信しておいた方がいいようにも思えてきた。そういう、今の自分の生活スタイルについて見直すポイントを幾つか気付かされたという点でも、この時点で本書を読んだことは意義があったと思う。

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