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『ハンダづけをはじめよう』 [仕事の小ネタ]

ハンダづけをはじめよう (Make: PROJECTS)

ハンダづけをはじめよう (Make: PROJECTS)

  • 出版社/メーカー: オライリージャパン
  • 発売日: 2018/08/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

内容紹介
本書は、エレクトロニクス(電子工作)初心者のためのハンダづけ入門書です。独学で電子工作を学ぶ読者を対象に、さまざまなハンダづけの手法の紹介に始まり、ハンダごてやハンダなど必要な道具の選び方、そして実際のハンダづけの手順、失敗した際の対処法まで、詳しく解説を行い、初めてのハンダづけへの不安を取り除きます。さらに上級者のためには、表面実装部品のハンダづけ方法も解説。日本語版ではテクノ手芸部によるオリジナル作例(紙箱で作るハンダの煙吸い取り器、暗くなるとほんのり光る小さなライト)を追加しました。
【MT市立図書館】
現在受講中の研修の先々週の演習課題で、回路基板を作るというのをやったが、あまりにもハンダづけで苦戦を強いられた。最大の問題は老眼が進む左目と、乱視が進みすぎてものがぼやけてしか見えない右目の組合せだと、ハンダとハンダごて先と、それにランド(またはパッド)の焦点がうまく合わせられず、狙ったところにハンダを落とせない点にあるが、それに加えてそもそもハンダづけをあまりやらずにこの年齢に至ってしまったという点にも、僕の弱点があるように思う。

練習すれば誰でも上達するとされている以上、僕ももっとハンダづけを多くやる必要があると思う。中学校の技術家庭科でラジオやハンダごてを自作するという演習をやって以来、僕がハンダづけをやったことといったら、高校卒業後20年経った38歳の時と、さらに17年が経過した55歳の時の二度しかない。当然、今回やった演習など、ハンダづけは初心者と同じ感覚で、最初からうまくいくわけがないのだ。

もっとやるしかない。当然、本書日本語版に収録されている作例もやってみるまで、本書はお借りしています。


本書は、図表も多いし、しかも大きめでカラーだし、理解しやすい。「ランド」と「パッド」の違いとか、定義の説明もないままいきなり出てきてしまう、ちょっと翻訳上の不備があるような気もしたが、そこはネットで自分で調べればわかることでもあった。逆に、これはいわゆる「予備ハンダ」ってやつではないかと思った記述で、「予備ハンダ」という言葉が使われいなかったりもした。

さらに、今の僕には正直盲点で、本書における最大の学びだったのが、ハンダづけには単なる火傷以上の安全配慮が求められるという点だった。目を保護するというだけでなく、作例にハンダの煙吸い取り器が二度にもわたって出てくるなど、換気に関する意識付けも、本書では意図されているのかと思う。

研修のインストラクターからは、来月以降、毎週のようにハンダは使うと言われているし、僕が卒業製作で作りたいと考えているものにもハンダづけはくっ付いてくる。自主練習も含めれば今後数カ月間のうちに行うハンダづけは結構ありそうなので、先ずは入門編ということで、本書を読めて良かったと思う。
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