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CodeMonkeyの普及 [ブータン]


【抄訳(www.DeepL.com/Translator(無料版)翻訳を筆者編集)】
学校でCodeMonkeyの各種コースを受講した生徒のコーディング理解度を把握するため、教育・技能開発省は昨日、オンライン全国コーディングコンテストを実施した。参加者は、各学校にあるコンピュータからCodeMonkeyプラットフォームでゲームを開発するという課題に取り組んだ。`

参加者は、自分の好きなテーマを組み込んでゲームを作る自由が与えられた。参加者は、自分の創造性により、ゲームのデザイン、色、コードを自由に設定することがでる。このコンペは、7年生と8年生の中等学校レベルが対象。昨年12月には、5・6年生を対象とした第1回目のコンペが開催された。

今回のコンテストには、全国の学校から157名の生徒が参加した。彼らは以前、学校で情報通信技術(ICT)の授業の一環として、CodeMonkeyのプラットフォームでコーディングを学んだ。彼らは、CodeMonkeyがコーディングスキルの向上に役立っていると述べる。

Lungtenzampa Middle Secondary Schoolの参加者の一人であるヴィヴェク・プラダン君は、自由時間にコーディングをするのが好きだったが、それを行う適切なプラットフォームを持っていなかったという。「今、CodeMonkeyは僕のプラットフォームの1つです。以前は、プログラマーになることはできないと思っていましたが、CodeMonkeyのおかげで、夢はかなえられると思います。」

Changzamtog Middle Secondary Schoolから参加したソナム・ワンチェン・ノルブ君は、CodeMonkeyのおかげでコーディングに関する多くの経験を積むことができたと述べる。「創造性も高まり、ゲーム好きな僕にとって、とても役に立ちました。こうした機会を与えて下さった国王陛下に感謝します。」

ゲームベースのコーディングプラットフォームであるCodeMonkeyは、学校でのコーディングスキルを高め、子どもたちに21世紀の知識とスキルを身につけさせるため、2021年8月に国王陛下からブータンの生徒たちに贈られた。CodeMonkeyは、2021年に学校のICTカリキュラムの一部として、クラスPPから8までを持つ学校の教育カリキュラムに導入された。

一方、コンテストの優勝者は、審査の上、火曜日の国王陛下の生誕記念日に発表される予定。

2月17日(金)のBBSで報じられた、コーディングのコンテストのニュースのお話。僕自身はコーディングはScratchをかじった程度なので、どんな子がコンテストに参加していて、どんなコードを書いたのかには興味がある。どうせなら書かれたコードを全部オープンソース化して、後続の子どもたちが参考にできるようなプラットフォームの利活用慫慂を教育省が進めてくれたら、もっと多くの子どもたちがコーディングに慣れ親しむことができるようになるだろう。

以前、教育省の人から聞いた話では、CodeMonkeyを採用した理由として、「PCとインターネットがあればできるから」とのことだった。オンラインゲームをプログラミングするプラットフォームということなので、この教育省の人の表現はある意味正しい。変に拡張機能が付いていると、LEDライトやサーボモーター、ウェブカメラ等の備品を潤沢に持っている学校とそうでない学校とで差が生じるので、先ずはPCとインターネットだけで完結させられる学習ツールということで導入されたのだろう。

おそらくそこから9年生以降はPythonでのテキストコーディングに進ませようというシナリオが考えられているのだろう。国が政策としてそういう方針を採用することには特に申すことはない。

まあ、関心ある人に別のプラットフォームを探求する機会を提供できたら面白いだろうとは思うが。個人的にはCodeMonkeyよりも、PCの中だけで完結していない拡張機能があるScratchの方が面白そうな気がするが。ゲームを越えて広く社会で実装されるようなIoTの仕組みを低学年の頃から体験できるなら、SONYのMESHのフローベースのプログラミングから入って、ScratchやMicrosoftのMakeCodeでmicro:bitを動かしたりする体験機会が提供できたら面白いと思う。

先月、ファブラボCSTでは、昨年9月に日本を訪れた研修員がファブラボ長野さんから寄贈されて持ち帰ったKeyTouch(キータッチ)のデバイス3台を使って、Scratchで音楽演奏とビジュアルエフェクトを組み合わせたコードを書いてみるという3時間ワークショップをやってみた。Scratchでコードを書いたことがある中高生に呼びかけ、ファブラボにいたCSTのインターン実習生と一緒にコードを書いて発表してもらったが、いちばん面白いコードを書いたのは唯一来てくれた中高生だった。


今の大学生は中等学校時代にScratchを習ったこともなく、CSTの教職員もすでにそれより高度なテキスト言語を教えているから、Scratchには造詣がない。このままでは寄贈されたKeyTouchが使われないのではないかと危惧したので、中高生にもデバイスを使ってもらえるよう、オープンにして実施してみた。面白かったのでこれからも時々やってみようかなと思っている。

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