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『ラジオのこころ』 [読書日記]

ラジオのこころ (文春新書)

ラジオのこころ (文春新書)

  • 作者: 小沢 昭一
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2012/08/20
  • メディア: 単行本
内容説明
TBSラジオの名物番組「小沢昭一の小沢昭一的こころ」が来春、40周年を迎えるのを機に、小沢昭一氏自ら厳選したベストセレクションです。小沢さんといえば、麻布高校出身で、早稲田大学仏文科卒、俳優養成所卒業というユニークな経歴の持ち主で、知性と演技力をを兼ね備えた活動で、多くの人に支持されてきました。そんな持ち味を生かして、暖簾について、墓地について、おっぱいについて、など小沢さんならではのものからTPP、AKB48、なでしこジャパンなどタイムリーな話題までを掘り下げる、報復絶倒の傑作選です。
僕はここ数年、会社の昼休みにTBSラジオをイヤホンで聴きながら、30分ほど歩くのを日課にしている。ダイエットを目的として、少しでも多く歩こうと考えたからだが、こうして歩いてみると、剣道にも生かせるような気もする。

そこで流れるのが『大沢悠里のゆうゆうワイド』の1コーナーとして放送されている『小沢昭一の小沢昭一的こころ』。ご存知「宮坂さん」のズッコケネタもあれば、小沢さんのご専門の民間芸能史ネタもある。児童唱歌や戦前の大衆歌謡で時々小沢さん自身が自慢ののどをご披露される。僕達の世代ですら知らない古き良き昭和の昔が学べる稀有な番組だった。

その何本かが収録されたのが本書である。小沢さんの訃報を聴いた時、すぐに書店で探して1冊購入することにした。歩きながら聴いた覚えがあるネタもいくつかあって、懐かしく読んだ。このネタを聴いてニヤけた顔をしながら、どのあたりを歩いていたかもすぐに思い出せる。

参考までに、本書でも登場する「隣組の歌」をご紹介しておく。昔聴いたような気がする。


あの軽妙な語り口がもう聴けないのは残念で仕方がない。改めて小沢さんのご冥福をお祈りしたい。

今日が最後の「小沢だぁ~」
俳優で演出家、語り芸の名手と多彩なジャンルで活躍した小沢昭一さんが,、10日午前1時過ぎ、前立腺がんのため東京都内の自宅で死去した。83歳だった。昭和4年、東京都生まれ。早稲田大在学中に落語研究会を設立、大学落研のはしりとなった。芸能界入りする一方、若いころから大道芸や門付けといった日本の民俗芸能に興味を持ち、全国を回るなどして収集・発掘にも力を注いだ。昭和48年1月に始めたラジオ番組「小沢昭一の小沢昭一的こころ」は昨年1万回を超す長寿番組となった。


タグ:小沢昭一
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コメント 1

nmzk

有り難うございます。早速私も読んでみます♬
by nmzk (2013-02-17 22:00) 

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