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週報(6/5-6/13) [備忘録]

先週、6月5日(日)放送分の日本テレビ『世界の果てまでイッテQ!』のスペシャル版で、「ふかわりょうのヨーロッパエコクイズ」というのを放送していた。この中で、ふかわりょうは、こんなことを言っていた。

お次は世界各国からエコ情報をお届けしましょう!
人口12億のインド。 
知らずにいくと痛い目をみるエコな法律。 
今、みなさんがインドを旅行するならば 
あるモノを絶対に持って行ってはいけません。 
さて、それは何でしょう? 
正解はビニール袋!! 
実はインドではビニール袋をポイ捨てする人が後を絶たず 
政府は思い切って全面禁止の法律を宣言! 
持っているだけで、罰金19万円が課せられてしまうのだ。 
ちなみにこの法律、インドを訪れた日本人にも適応されます!! 
くれぐれもご注意を。

こんな報じ方をされたので、翌日僕は今週から始まる僕の南インド取材の旅の渡航手続きをやって下さった旅行代理店の人に「本当ですか?」と聞いてみた。ご丁寧にこの担当者の方は、東京のインド大使館に問い合わせて下さったのだが、そのような話は聞いていませんということだった。だいたい、ふかわりょうが言っているこの「政府」とは、中央政府のことなのか、州政府のことなのかがわからない。なんとなく中央政府の全国政策のように聞こえるけれど、この手の政策はどちらかというと州政府の所管で、それを認めるかのように番組のテロップでも「この法律はデリー、ムンバイなど一部の都市で適用」と出ていた。そりゃ州政府の政策なんじゃないでしょか。

確かに、街の雑貨屋などで買い物してもお店側はビニール袋を使わず、布袋や新聞紙でくるんで品物を渡す。小売店のレベルで何らかの規制措置はかかっているのかもしれないが、それは「持っている」ことに罰金を科されるというのとはちょっと違う。(註:僕は14日(火)にデリーの昔の職場の関係者を訪ねた際にこのことも聞いてみたけれど、持っているだけで罰金19万円(10万ルピーのことか?)なんて話は知らないという人ばかりだった。)

いずれにしても、公共の電波に乗せて放送する以上、根拠の不明確な話は紹介すべきじゃありませんな。どうもこの番組は前々からインドを馬鹿にしたような企画ばかりをやっていて、奇人変人ばかりが住んでいるような国だとの印象を視聴者に与えがちであるところが気に入らない。子供達が喜んで見ているのが悔しいが、番組放送が終わった後に何の感動も残らない、どちらかというと家族にはあまり見せたくない番組である。(子供達にチャンネル選択権を取られて好きな大河ドラマが見れないという私怨ゆえの発言では決してありません。)

【頑張る長男】
今週10日(金)、長男が英検3級を受験した。中2での挑戦はちょっと時期尚早だとは思ったが、最近の子供達は高校の内申点を良くするために英検も取っておこうと親が仕向けているようで、ちょっと時代の流れを感じる。でも、中2とはいえ未だ受動態も現在完了形も関係代名詞も習っていないわけで、そのタイミングで合格ラインぎりぎりでもとにかく受けてしまおうというのは可哀そうだなと思う。

長男も数週間前から英検の問題集と格闘し始めていたが、なにせ習っていない文法が結構出てくるため、問題が解けずにイライラしているシーンが結構目立った。そこで、先駆者として肩の力が抜けるような助言をさせてもらった。ギリギリであっても合格すればいいということなら、出題される問題のうち半分だけを確実に取れればいいと。後の問題は四択のある番号を決め打ちして回答すれば、25%の確率で正解できるから12.5点は上乗せができる。そうすると62~63点は取れるわけだから、60点超で辛うじて合格する―――。

そんなアドバイスをしてから、少しは彼も気が楽になったようで、地道に問題集をやって、最低正解率50%をベースにして少しでも正解を上乗せできるよう努力をしている様子だった。試験の手ごたえもまずまずで、多分合格できるだろうと言っていた。

少々気が早いが、おめでとう―――。ということで、今月後半に僕が留守の間に誕生日を迎える長男を連れて、11日(土)はインド料理を食べに出かけた。「インド料理」は長男のリクエストだ。成り行き上末っ子も連れて行ったが。

【息子達へのサービス】
12日(日)は、前日公開された東映映画「スーパー戦隊199ヒーロー大決戦」を息子2人を連れて見に行ってきた。誠直也さん(アカレンジャー)や宮内洋さん(ビッグ・ワン)、大葉健二さん(デンジ・ブルー)といった懐かしの役者さんがゲスト出演されていて、息子達と同じ年齢の頃に初期のスーパー戦隊シリーズを見ていた僕にも楽しめる作品だった。

でも、この方々、ヒーロー掛けもちが多いんですよね。アカレンジャーの他にはファイヤーマンぐらいだった誠直也さんはともかく、宮内洋さんといえば、アオレンジャー、ビッグ・ワン、オーレンジャーの三浦参謀長と戦隊シリーズに3回も登場した上に、仮面ライダーV3と怪傑ズバットでも主人公を演じ、さらにウインスペクターとソルブレインの正木本部長まで演じていた、特撮ヒーローものの代表的な役者さんだし、大葉さんもデンジ・ブルーの他にバトル・ケニア役もやっていて、さらに宇宙刑事ギャバンだった人である。

大葉さんがデンジ・ブルーとして今回の映画に登場したシーンでは、「あの人バトル・ケニアなんだぜ」と息子達に蘊蓄を語ってしまった。大葉さんご登場には思わず涙が出てきた。

このところ、週末のたびに自宅に仕事を持ち帰り、殆どの時間を作業部屋の机に向って資料を読んで過ごしていたので、インドに旅立つ直前の週末は、仕事のことは忘れ、出発の準備と子供達への家族サービスに多くの時間を充てることにした。こんな週末の過ごし方はけっこう久し振りで、かなりリフレッシュできたと思う。

【仕事の方は…】
今書いている本の原稿については、現地調査を前に国内で入手可能な資料と関係者のインタビューを中心になんとか書き始め、だいたい70%程度は書き上げている。先週、今週とにわたって5人の関係者からインタビューし、それを原稿に反映させた上で、その出来上がっている原稿を上司に見せたところ、「So far, so good.」(今のところ満足いく出来)とのコメントをいただいたので少しホッとした。

こうして原稿を書く過程で、現地に行って調べてこないとわからないことが何かがクリアになってきたし、特に国内作業だけでは現地の人の顔や声がなかなか浮かび上がってこないという難しさも感じていたので、今回の南インド行きは、そのギャップを埋める大切な調査となることと思う。

南インドにはそんなに長期間滞在したことがないので、こうして農村調査にある程度の長時間を割けるのはとても貴重なことである。言葉や食べ物の面でちょいとばかし不安もあるものの、体調管理には気を付けて現地調査を楽しんできたいと思う。

繰り返しになりますが、これから7月3日(日)までは、時としてネット接続環境にない農村での滞在もあるので、ブログ更新が不定期になると思いますが、ご容赦下さい。
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yukikaze

ふかわりょう…名前の雰囲気通り、浮説が好きなようです。前々から知ったかぶりでいろいろ発言しますが、誤解を招くような内容の発言が多く、この番組も程度が低いので見ません。ふかわりょうの出演する番組にはこの手のものが多いように思います。彼の所属する事務所が彼をその手の番組に出演させているのか、そういう番組だからテレビ局が彼に出演を依頼するのかはわかりませんが、私の中では「ふかわりょう」が出演していると聞くだけで、見るだけで、「眉唾」と思ってしまい、見なくなります。
by yukikaze (2011-06-13 10:58) 

Sanchai

ふかわりょうはスペシャルの時しかこの番組には出てきませんが、そんな彼でも登場すればホッとするというのは、他の出演者がもっとひどいからです。日本のバカを海外で宣伝やってるとしか思えない企画もあり、そんなんで爆笑して後で何が残るのと言いたくなります。
by Sanchai (2011-06-14 04:12) 

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