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朝型ビジネスマン [仕事は嫌い]

残業より始業前、「朝型」のビジネスマンが増加
―アサヒ飲料調査

若手ビジネスマンに変化が訪れている。夜遅くまで会社に残るよりも、朝の始業前の仕事に高い価値を見出す人が増えているという。

 アサヒ飲料は9月8日、会社員の生活スタイルを探る「現代ビジネスマン朝の生活実態調査」の結果を発表した。夜の残業よりも始業前の時間を重視するなど、全体的に朝型の傾向が強いことが明らかになった。
 同調査によると、朝の時間をうまく活用したいと考える人は全体の8割近くに達し、うち3人に1人が実際に活用できていると回答した。ここ数年で生活リズムが朝型になったと感じる人は42.9%に上り、夜型の20.3%を大きく上回った。仕事に関しては、始業前と残業の1時間を比べると「始業前のほうが高価値」と回答する人が49.1%で、「残業のほうが高価値」(23.8%)の2倍以上だった。
 「ワークライフバランス(仕事と生活の調和)」が注目を集める中、仕事とプライベートの両面でも朝型は効果があるようだ。朝の時間の活用により効果を得たと答えた人は約9割で、具体的には「仕事の効率が上がった」(38.3%)、「規則正しい生活になった」(34.9%)、「健康になった」(22.5%)、「趣味に打ち込めた」(18.6%)、「残業が減った」(14.4%)などが上位に入った。
 同調査は、2008年7月31日~8月7日に、札幌、仙台、東京23区、名古屋、大阪、広島、福岡で働く20代、30代の男性ビジネスマン計1200人(うち東京23区が600人)を対象に実施。
ま、当然ですわな。これだけ企業が成果重視のマネジメントをしていたら、誰だっていかに自分の生産性を上げるかを考えざるを得ないから。「ワーク・ライフ・バランス」を言う前に、そもそも企業がそれだけ成果管理に邁進しているところにことの本質があるように思えてならない。

でも、インドで朝型ビジネスマンを指向するのは結構難しい。インド人は夜の遊び方が半端ではない。22時を過ぎてからが本番で、パーティー会場では深夜の2時3時まで延々とバンド演奏が継続される。かと思うと早朝から散歩している方も近所では見かけるが、なんとなくの印象としては早朝から行動を始めているような人はもう企業人を引退しているような人々であるように思える。通勤客で道路が込み始める時間帯が8時30分頃からであることを考えると、決して早いご出勤ではないと思う。

それに、ギリギリのところで仕事の能率の最大化を図ろうというような涙ぐましい努力をインドでは皆がしているようには思えない。まだまだ個人の資質で大雑把な勝負しているところが大きいような印象で、厳しい競争にさらされているという感じは受けない。インド人はきっとそういうところまで追い込まれていないのでしょう。

まあそれはともかくとして、管理職として生産性を最大限に上げようと思ったら、残業をやるよりも朝始業時間よりも早くオフィス入りする方がよほどいいというのは自分の経験からも言えると思う。営業時間中は他のスタッフからの「報・連・相」を受けたり会議が入ったり来客があったりして自分自身で時間のコントロールができない。往々にして部下に対する指示が遅れがちになり、いたずらに部下を待たせることにもなる。だから、朝早くオフィスに行き、必要な部下への指示をメールで飛ばすのは管理職には許されることだろう。

しかし、往々にして管理職がこれをやったからといって夜の残業が減るわけでもないように思う。そうやって朝方出しておいた指示について部下が出してきた中間成果品をチェックする作業は結局部下が皆帰った後で1人でやるしかないからである。また、他人とは別に自分自身が受けて独自に行なっているような直営の作業は、朝ではなく生産性を犠牲にしてでも夜やるしかないことが多い。

結局のところ、理想と現実は違うのである。それでも管理職が朝方に思索をめぐらせるのは間違いなく良いことだと思うが、同じことを部下にやられると、折角朝の1人でいる間にある程度仕事を片付けてしまおうという管理職としてのささやかな下心が全く実現しないことになる。折角のアドバンテージの機会がアドバンテージの機会にならないため、部下にまで朝型を提唱することは僕はないだろうと思う。

とはいえ、部下には普通に出勤して欲しいもの。「前日残業頑張ったから今朝は少し遅めの出勤は大目に見て下さい」というのはちょっとご勘弁を!それだったら定時に出勤して残業少なめで早く退社したらどうかと思う。
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