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国際高齢者デーの日に1 [少子高齢化]

国際高齢者デーを迎えて
―――国連人口基金UNFPA事務局長トラヤ・A・オベイドからのメッセージ
(2008年10月01日)
 本日、国際高齢者デーを迎え、世界中の多くの地域で寿命が延びたことを、人類が達成した偉業の一つとして祝いたいと思います。高齢者と生涯を通じて培ってきた彼らの知恵に敬意を表します。今まで人類が経験したことのない人口転換が、現在世界中で進行しており、60歳以上の人口が急増しています。今年の国際高齢者デーのテーマは「高齢者の権利(Rights of Older Persons)」です。これは、高齢者の権利の保護と推進が急務であることを示しています。今日、高齢者の権利がないがしろにされたり、虐待されたりする事件が至る所で起きています。何百万人にものぼる高齢の貧困層、特に女性が、一人で生活に追われています。高齢者のほとんどは、頼るべき社会的セーフティーネットがなく、保健ケアなどの基本的な社会福祉サービスを受けられていません。今こそ、高齢者が、家族、地域社会、そして社会に対し、重要な貢献をしていることを評価し、高齢者の人権と自由を守り、推進するためのさらなる対応を講じる必要があります。高齢者は最も保護を必要としているグループの一つなのです。世界人権宣言が採択されてから、今年で60年がたちました。これを機に、世代間の対話を強化し、全ての人の人権を保護、そして推進する責務を再確認していきましょう。
英文はこちら
http://www.unfpa.org/news/news.cfm?ID=1191
出所:UNFPA東京事務所
暫くこの話題はご無沙汰であったが、10月1日は国際高齢者デー(International Day of Older People)であったのでそれにちなんで1つ書かせていただきたいと思う。さすがにこの日はUNFPA東京事務所のメール配信に加えてHelpAge Internationalもそのキャンペーン「年齢は行動を求める(Age Demands Action)」についてメールでアピールしていた。あえて原文そのまま転載するが、このキャンペーンの趣旨は以下の通りである。
Age Demands Action is an ongoing campaign which calls for older people to be included in development policy and practice. On 1 October, HelpAge International coordinates a global day of action when partners and affiliates from the HelpAge International network organise older people to lobby their governments for change.
Source: HelpAge International, "Ageing and Development" Vol. 8, October 2008
今日(1日)はある日本のNGOの北インド支部が主催したレセプションに呼ばれて行った。こういう集まりに行くと新たな出会いがあっていつも楽しく過ごさせていただくが、そこでこんな方にお目にかかった。

ギリシュ・グプタ博士(Dr. Girish C. Gupta)
Secretary General & Chief Functionary, Respect Age International
Working Chairman, All India Association of Senior Citizens Forum
Chairman, Global Respect Age Academy for Spiritual & Social Sciences (GRASS)

ウェブサイトもないので確たることは言えないし、最後の「Spiritual & Social Sciences」というところに若干の引っ掛かりも感じるのであるが、それでも言及するのは、All India Association of Senior Citizens Forumは少し活動内容を調べてみたいと以前から思っていた団体だったからである。しかも、彼の団体Respect Age Internationalの主たる活動地はアグラ、ヴリンダーヴァン、マトゥーラといったウッタル・プラデシュ州でもデリーに近い地域であり、比較的調査に行きやすいところにある。なにしろアグラと言えばタージ・マハルであるし。実際、ご本人からも「タージ・マハルに来るならついでに寄ってくれ。活動地を紹介するよ」とお誘いもいただいている。

ヴリンダーヴァンで寡婦用寄宿舎支援の活動をしている団体の代表と個人的に親しいということもあり、いずれヴリンダーヴァンには行ってみたいと思ってはいたが、アグラにも高齢者の権利擁護活動を行っている団体があるのであれば、確かに興味魅かれるところはある。ちょっとスケジュール調整してみようかと思う。

この日のレセプションでは他にも幾つか貴重な出会いがあったが、次の展開が見えてきたところで改めて紹介したい。
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