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LSU、全米王座! [LSU]

2008年全米アメリカンフットボール選手権
BCSチャンピオンシップゲーム結果
(2008年1月7日、於ニューオリンズ、ルイジアナ・スーパードーム)

(2)LSU 38-24 (1)オハイオ州立大学


ポストシーズンのボウル・ゲームの最後を飾るBCSチャンピオンシップ・ゲームは、7日(現地時間)に行なわれ、地元ファンの声援を受けたLSUがレギュラーシーズン第1位のオハイオ州立大学(OSU)に対し、38-24と圧勝した。


点差は僅かに2TD差に過ぎないが、実質的には圧勝と言ってよい。第1Qから第2Qにかけての僅か13分間のうちに1FG、3TDをあげる爆発力で一気に相手を突き放し、そのまま逃げ切った。総獲得ヤード数は326-353で、特にパス獲得ヤードではOSUが大きくリードしている。これだけ見たらどちらが勝ったのかすらわからない。だが、3TDをあげた際の攻撃シリーズだけを見れば、QBマット・フリンのパスが立て続けにヒットしたのが目立つ。また、ラン平均獲得ヤードもLSUの方が少ないものの、49回もRB陣を走らせ(OSUは30回)、しかも特定のランナーだけではなく、RB陣をフル活用して満遍なく走らせている。




しかし、両チームのスタッツを比較してみて最も特徴的なのは、被サック数(1-5)、ペナルティ数(4-7)、第3ダウン効率(11/18-3/13)といった数値である。OSUは被サック5回で36ヤードを失っている。またペナルティによる罰退もOSUは89ヤードにも及ぶ。ペナルティについては一概にそうとは言えないかもしれないが、LSUの守備陣の圧力が相当に強かったことが窺える。このことは、第3ダウン効率にも現れている。LSUに比べてOSUの効率が非常に悪いのは、LSUの守備陣の圧力によるところが大きいと思われる。(勿論、LSUの第3ダウン効率の高さはQBフリンの落ち着いたコールの賜物であったとも言えるかもしれないが。)攻撃面のスタッツだけではわからないが、守備とスペシャル・チームも含めた総合力でLSUが上だったということだろう。


インドでは時差の関係で、朝7時頃からゲームが始まり、10時30分過ぎに終了するという格好になった。今だから話すが、後半の途中経過はオフィスのPCでちらちら見て過ごしていた。とは言っても、第3Q開始後にLSUが1TDをさらに加えて31-10と点差が開いた時点でLSUの勝利を確信し、後はあまり試合経過をチェックしていなかったけれど。

BCSチャンピオンシップを制したことで、今シーズンの最終ランキングでLSUの1位が確定した。AP、USA TodayともにLSUは第1位となり、僕がLSUの応援を始めた1985年の1月以降、初めての全米王座となった。昨年の中日ドラゴンズに続いて僕の贔屓のチームがチャンピオンとなり、これほどの至福の時はない。遠く離れた地での出来事とはいえ、ファン冥利に尽きると思う。応援してきて良かったと思う。


そして、もう1つ付け加えたいのはQBフリンの活躍である。昨年のNFLドラフトで全体1位で指名された主戦QBジャマーカス・ラッセルが抜けるまで、3年間フリンはラッセルの控えであった。彼自身も認めているが、一時は転向も考えたという。それを踏み止まって4年目につかんだのが全米チャンピオンの座である。腐らずに地道に日々の練習をこなしていればきっと必ず日の目を見ることができるというのをまさに地で行くストーリーである。だから、フリンの活躍を心から祝いたいと思う。上の写真を見ていると、人生まんざら捨てたものじゃないなとでも思っているようなとてもいい表情である。多分、NFLドラフトでもかなり上位で指名を受けるであろうと思われる。


そして最後にこの写真。見ていて涙がこみ上げてきた。

おめでとうマット・フリン。

そして夢をありがとうLSU!


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