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興味ある比較 [少子高齢化]

僕がブログツールとして円谷プロの「ウルトラチャンネル」の時計を
プロフィールに添付しているのはお気付きかと思う。
時々、子供たちにせがまれてウルトラチャンネルにログインし、
昔のウルトラマンシリーズを見直したりすることがあるのだが、
見ていると昔のウルトラマンシリーズと平成ウルトラマンシリーズとで
非常に大きな違いがあることに気付いた。

昔のウルトラマンシリーズは、出てくる子供の数が異常に多かった!
子供たちが怪獣出現に一役買ったり、逆に怪獣退治に一役買ったり、
レギュラー出演し地球防衛軍隊員に妙に近い子供がいたり。
(マンの星野君、新マンのジロー、エースのダン、タロウのケンイチ等)
もっと特徴的なのは、これはエースとタロウに特に顕著であるが、
孤児院がやたらと登場すること、
隊員が慰問に訪れるという子供たちとの関係が描かれることである。
孤児院の子供たちまでやたらと登場させるほど子供の数が多いということは、 1960年代から70年代前半にかけての日本が それほど若い人口構成だったことを如実に反映しているとはいえないだろうか。
(その意味ではセブンだけは性格が違っていたとは思う。)

一方で平成ウルトラマンシリーズであるが、
先ず、子供の登場のさせ方が控えめであるのが大きな特徴となる。
怪獣・宇宙人と隊員以外の各回の登場人物としては、子供はjust one of themといった感じで、
お年寄りや外国人すら頻繁に登場するし、20代の青年のラブストーリーが絡められることも多い。
当然ながら、隊員が孤児院はおろか市井の市民と交流を図るようなシーンは殆どない。
(ガイアのXIG、ネクサスのナイトレイダー、メビウスのGUYS等はその典型例)
これも、現在の日本の人口構成からみて当たり前の描き方のように思う。

本来ならもう少し高齢の市民にもっとスポットを当てたいところなのだろうが、
そうすると視聴対象者の年齢層と必ずしも合わない。
狙っている視聴者層は子供と子供を持つ親(昭和のシリーズの全盛期を知る親)だから、
頭でっかちの人口ピラミッドをそのまま反映させるような作品制作はできないのだろう。


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