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殺風景な建物群 [出張先にて]

僕は、会議の会場でもあったサンクトペテルブルグ市内のPribaltiyskaya Hotel(プリバルティスカヤ・ホテル)というホテルに泊まりました。「バルト海の近く」という意味なのだそうです。

サンクトペテルブルグまでの行程は、フランクフルト経由のルフトハンザ航空を使うことが多いようです。これだと、成田を10時30分に出て、同じ日の22時30分頃にサンクトペテルブルグに到着します。プルコーボ国際空港からサンクトペテルブルグ市内まではタクシーで40分ほどかかります。空港の入国審査の手続も、ホテルの受付の手続も非常にスローなので、このフライトだとホテルの部屋に辿り着くと午前1時を回っています。(帰りのルフトハンザ便は朝6時30分発らしいので、相当につらいフライトですね。)

なんでこんな時期に国際会議を極寒地でやるのかというと、オフシーズンで宿泊料が安いからなのだとか。途上国から参加する研究者の方も多くいらっしゃるので、当然ですね。(会議に参加していた西アフリカのナイジェリアから来られた方に聞くと、ラゴスは32℃だったとか。気温差50℃以上ってどんな感覚なんでしょうか。)

驚いたのは、こんな季節なのに、Pribaltiyskaya Hotelのロビーには日本からの観光ツアー客が大勢いらっしゃったことです。やっぱりオフシーズンだからなんでしょうか。サンクトペテルブルグといえば美術館巡りでしょうから、季節がいつであってもいいのかもしれません。

ホテル周辺の建物は殆どがホテルと同じ系統の色を使っています。見た目にはどれがホテルでどれがアパートでどれがオフィスビルなのか、あまり区別が付きません。さすがに元社会主義の国だけに、デザインは無駄という考え方が強かったのでしょう。あまり建物の設計に趣向を凝らしたという感じはしません。街にもあまり看板がありません。どこが商業エリアでどこにレストランがあるのかもあまりよくわからない町並みですね。あとはロシア語がわからないと結構つらいかも・・・。街を走る自動車も、今でこそトヨタもホンダもプジョーやベンツも走っていますが、昔は国産ボルガだけだったんでしょう。今でもボルガはよく見かけます。

 このビル、ホテルではありません。

今日も最後はバルト海の夕暮れで終わりにしたいと思います。滑りやすい足下に気をつけながら、少し沖まで歩いてみましたが、これ以上離れると帰りの道が寒くてつらいと思ったので、自重して引き返しました。マフラーも耳まで覆うキャップも被り、厚手の手袋をしていても寒さが身にしみます。特に膝から下が本当に寒く感じます。


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