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穀物生産が年々減少 [ブータン]


【抄訳(www.DeepL.com/Translator(無料版)翻訳を筆者編集)】
米、トウモロコシ、小麦、ソバなどの穀物生産が、国内で下降線をたどっている。農業省によると、これは穀物栽培に従事する労働力の減少が原因だという。一方、農家は市場と利益の確保のため、野菜栽培に力を入れるようになった。

農業省は、国の食糧と栄養の安全保障のため、今も穀物生産維持を目指している。しかし、その努力にもかかわらず、生産量は減少している。農業調査報告書と首相一般調書によると、2018年に10万トン超だった穀物生産は、昨年は約7万トンに減少している。

「懸念材料であるのは言うまでもない。食料と栄養の安全保障を実現せねばならない中、穀物生産量の減少は深刻。これでは安全保障実現はほとんど無力な努力だと言わざるを得ない。働き手がいないのに、どうして生産量を増やす余裕があるのか」(イシ・ペンジョル農業相)

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《後半に続く》

今から4年前の2018年12月に、「コメ作付面積の減少」を取り上げたことがある。当時から穀物生産は減少するのではないかと見られていたので、それが統計情報として裏付けられたという点で、今回のBBSの報道はテイクノートしておいた方がいいかなと思い、取り上げることにした。

一方、野菜生産はこの2年間で大幅に増えている。同省によると、増加の理由は、野菜や果物の市場拡大と収益可能性が穀物に比べて大きいからだ。

「第一に、野菜生産も食料と栄養に関する我が国のニーズを満たすことにはなる。また、野菜や果物を輸出し、収入を得る機会もある。穀物については、国の食料と栄養の安全保障のニーズだけを満たすものだ。穀物輸出で収入を得るチャンスはあまりない」(同上)

「人々は野菜作りに関心があります。穀物は年1回しか作れないし、売ることもできない。野菜なら毎週収入があります。だから、若者も野菜作りには興味があるのです」(チランの農家、ミーナ・ギシンさん)

「農業省が輸出先を探してくれれば、私たちの農場での野菜の生産がさらに拡大することは間違いないです。政府がそうしてくれたら、素晴らしいことです」(チランの農家、プルバ・モクタンさん)

ブータンの農家は、パンデミック時に食糧安全保障のために野菜作りに力を入れ始め、今も続いている。

穀物の代わりに野菜や果実栽培が増えているのは確かにそうだなと思う。これは園芸普及の技術協力プロジェクトを長年展開してきたJICAにとっては、ウェルカムといえばウェルカムな傾向でしょう。

ふだん大学のカンティーンで食事しているので、野菜があまり食事に出てこないのには驚きはある。輸出促進努力も確かに必要なのかもしれないが、そもそもまだあまり食べられていない野菜をもっとレシピに加える方向での努力はあってもいいのではないかとも思う。ご飯を山盛りに皿によそって、ダツィとダルぐらいで食べられているふだんの食事で、ご飯の量を減らして野菜を増やしていける余地は相当ある。
タグ:農業 園芸 コメ
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