思いが形になる瞬間：サンチャイ☆ブログ（संचै पत्र）：SSブログ

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思いが形になる瞬間　[ブータン] [編集]

JICA、CSTに世界標準のファブラボを開設
JICA to help establish a global standard FabLab at CST
BBS、2019年12月5日
http://www.bbs.bt/news/?p=125030

JICA、CSTにファブラボを開設
JICA to establish a FabLab at CST
Kuensel、2019年12月6日
https://kuenselonline.com/jica-to-establish-a-fablab-at-cst/

2019年12月の記事を取り上げられた「ファブラボCST」が、本日開所式を迎える。ティンプーで行われるならクエンセルもBBSもフィーチャーしてくれそうなものだが、開所式の会場には、どちらもレポーターを送って来ないそうである。このブログでさんざん持ち上げてきたラジェシュ・ライ記者も、来てくれないらしい。

この2週間、ブログ更新が滞っていた理由は、この開所式の準備で忙しかったからです。開所式が済めば暇になるというわけでもないけれど、この国では珍しく開所式に向けた残業も連日してきた。動員をかけられた教職員や学生も大勢いる。そのうちどこかの記事でも触れようと思うが、土壇場になったら急に動き始めるのがブータンの人々。計画的に準備を進めるというのが当たり前の文化の中で育った僕らからすると、戸惑いや苛立ちを覚えることもなかったわけではありません。

JICAがGNHCと「ファブラボCST」開設支援で正式合意したのは2019年12月だが、構想自体は2016年に持ち上がっていて、それに僕も関わっている。ようやくここまで来れた。自己満足ですが、ちょっと感動しています。

どこかの組織の予算逼迫問題やら、新型コロナウィルス感染拡大に伴う日本人関係者の派遣凍結やら、首都とプンツォリンのロックダウンやら、いろいろあって、実現に6年もの歳月がかかってしまい、「ブータン第２のファブラボ」のつもりが、後手を踏んで６番目になってしまったけれど、工科大学付属のファブラボ、南西部地域唯一のファブラボ、製作プロセスや作品データの共有を最初から意識しているファブラボとして、他との違いは出していけると思う。

たぶん、クエンセルでもBBSでも記事にならないと思うので、過去の記事を引用しつつ、今日がその日であるということをお知らせしておきます。

【関連リンク】
FabLab CST in Phuentsholing (Facebook)
https://www.facebook.com/CST-JICA-FabLab-Project-in-Bhutan-108200978217642

デジタルものづくり工房（ファブラボ）による技術教育・普及促進プロジェクト（日本語HP）
https://www.jica.go.jp/project/bhutan/012/index.html