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『日経テクノロジー展望2017 世界を変える100の技術』 [仕事の小ネタ]

日経テクノロジー展望2017 世界を変える100の技術

日経テクノロジー展望2017 世界を変える100の技術

  • 編者: 日経BP社
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2016/10/22
  • メディア: 単行本
内容紹介
交通に大変革をもたらす「自動運転」やインターネット以来のイノベーションと呼ばれる「FinTech」、さらに速く、便利になるICT、見守りや災害対策など危険から人を守るテクノロジー、再生医療や介助ロボットなど、「人に寄り添うテクノロジー」が続々と登場し、あなたの仕事を、日常生活を、交通や住まいを、医療と介護を、産業を変えています。しかしテクノロジーには長所も短所もあり、その使いこなしを一人ひとりが考える時代を迎えつつあります。本書は2017年に実用が進む100の有望テクノロジーを厳選し、そのインパクトを簡潔に、わかりやすく紹介します。

これから3日間、またティンプーを留守にします。その間、おそらく全くネットのつながらない場所にいると思います。その前に、最近ようやく読み切った1冊をご紹介しておきたいと思います。

ブータンにいると、日本の技術に対する盲目の信頼感というのを強く感じる。信頼が過ぎて日本に頼る、ひいては自分達ではわからないのでというので丸投げにするというのがお決まりのパターンになっている。

閣僚全員がそうだとは思わないが、世界の先端のテクノロジーに非常に詳しい大臣もいる。トブゲイ首相はその代表格だ。なにしろご自身も米国でエンジニアリングを専攻しただけのことはあり、鋭いご発言をされているのを時々耳にする。それに周りがついて行っているかどうかはともかくとして。

別に閣僚と僕が会話しているわけではないけれども、普段のブータン人との付き合いの中で、相手をうならせるようなことを言いたい下心もあったので、最先端のテクノロジーとは例えば何なのか、具体的にネタを持っておきたいと考えた。そこで、昨年11月に一時帰国した時に、空港の書店で1冊買って、こちらに持ってきていた。先端技術のカタログである。必要な時に必要な箇所をもう一度読み直して、適当に話のネタをこしらえるにはちょうどいい。

中には帳尻合わせのように、1、2行チョロっと触れられただけのテクノロジーもあるのだけれど、掘り下げが深いところはかなり深く、どこで誰が何に取り組んでいるのかが書かれている。ドローンや3Dプリンティングは度々登場する。「農業ドローン」に「ドローン配達」、「臓器の3Dプリンティング」に「マス・カスタマイゼーション」等である。昨日は、「農業ドローン」を会話のネタにすることができた。まさに読んだばかりのチャプターをネタにしてしゃべったのである(但し、ブータンでのドローン飛行はかなり厳しめの許可制だけど)。

それに、医療のところに書かれている「ネットワークヘルスキオスク」や「ネット遠隔診療」は、意外とブータンでも早期に導入ができるかもしれない。「インフラモニタリング」や「SNSによる災害情報活用」、Uberのような「シェアリングサービス」も、SNS好きのブータンの人々には意外と早く受け容れられるかもしれない。

テクノロジーは日進月歩。2017年版の賞味期限もせいぜい1年程度だろう。だから、最新版のカタログという感じで取りあえずは読んでおく。機会があれば次の2018年版(?)も購入して、読み比べてみたいと思う。

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