『パパとムスメの7日間』 [テレビ]
内容紹介
「大キライなパパ」と「最愛のムスメ」がある日突然、入れ替わった。
ある日突然、「大キライなパパ」と「最愛のムスメ」の人格が入れ替わったら・・・?
姿かたちや声は変わらず、人格だけが入れ替わってしまったサラリーマンのパパと女子高生のムスメ。そんなふたりが体験するドキドキの青春とハラハラのサラリーマン人生を舘ひろしと新垣結衣の新鮮親子が奏でるハートウォーミングなホームドラマ。
恭一郎(舘ひろし)は、妻の理恵子(麻生祐未)、高校生の娘・小梅(新垣結衣)と郊外の一軒家に住んでいる”ごくごく普通”のサラリーマン。恭一郎は大手化粧品会社に勤めているが、出世の見込みは薄い。そんな彼の悩みは、娘の小梅が思春期かつ反抗期のせいで徹底的に口を聞いてくれないこと。
ある日、思いがけないアクシデントで恭一郎と小梅の人格が入れ替わってしまった!トイレやお風呂、憧れの先輩とのデートや会社の会議・・・。コミュニケーションをまったくとれない恭一郎と小梅は無事、元に戻れるのか!?
大好評のTVドラマがDVDBOXとなって登場!
職場の同僚から貸していただいた日本のTVドラマのDVD第2弾。この番組自体は2007年7月から8月にかけてTBS東芝日曜劇場で放送されていた。僕は柄にもなく『Sh15uya(シブヤ)』の頃から新垣結衣ちゃんの完璧なる美人顔のファンであったため、このドラマのことは知っていたし見たかったのだけど、放送開始とほぼ同時にインドに赴任してきたため、全く見ることができなかった。まあ、見なければ見ないでも済ませられるくらいのファンでしかないけど。
7回シリーズと放映時間が結構手頃で、パッと見始めてパッと見終えることができる。また画面釘付けというわけではなく流していろいろ他のこともできたので、集中的に見た割には後で自己嫌悪に陥ることもなかった。(こういうの真剣に見始めると、見た後で自己嫌悪に陥ることが多いので(笑))
さて感想だが、さすがにホームコメディで微笑ましく見させていただいた。あの舘ひろしに女子高生的振舞いをさせるのには正直驚いたが、その意外感がなかなか新鮮だった。あれで47歳サラリーマン管理職と言われるとちょっと微妙だったが…。以前、『功名が辻』の織田信長を舘ひろしが演じていたのを同じような複雑な気持ちで見たのをふと思い出してしまった。演技自体はともかくとして、実年齢よりも10歳以上年下のキャラを演じるのはちょっとどうかな…。
ドラマを見ながら、新垣結衣ちゃん演じる小梅とパパの葛藤を、娘と自分との間に置き替えながら見ている自分に気付いた。また、結衣ちゃんほどの美貌ではないけれども、うちの娘も高校生になって髪を伸ばしたらこんな感じになるんだろうかと考えてみたり、そこでクラスメートと繰り広げられる会話や憧れのサッカー部キャプテンへの思い等を見て、うちの娘も高校生になったらこんな感じなのかなと考えてみたり…。いずれは僕のことも「ウザい」と言って口もまともにきかなくなるのかななどと考えて寂しさを感じたり…。こうした突発的な父娘の「入れ替わり」のような出来事でもなければ父と娘はわかり合えないのかなと思ってみたり…。なんだか文章化するとどんどん寂しさが湧いてくるような気がしてしまう。
家と職場の往復だけではなく、もう少し子供達が何をしているのかも含めて自分の住む地域のことを知っていないと、子供達の日常とオヤジの日常の乖離がますます大きくなるような気がする。ドラマの中でも、舘ひろし演じる川村リーダーは、職場と家以外の場で何らかの役割を担うようなシーンは全く登場しない。それが多くのサラリーマンの実態でもある。今は単身赴任生活だから余計にそのことを痛感させられている。単身赴任中にどんなに悪あがきしても仕方がないが、日本に帰ったらもう少し地域の活動や行事にも積極的に関わっていたいと思う。そうすることが、少しは子供達のことを理解するのにも繋がるのではないだろうか。
また余計な突っ込みだが、麻生祐未さん演じるお母さんが、7回シリーズを通じて、病院付添いと食材の買い物以外に家から出るシーンが全くなかったのも驚きであった。今どきここまで徹底した家庭の主婦というのもいないだろうなと思うが、ドラマの主題とはあまり関係のない話なのでこれくらいで。
父親なんて子育てとは無縁でいいんじゃないですかねぇ~。
どれが動物本来の姿だと思っています。(笑)
by 降龍十八掌 (2009-10-21 19:10)