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『電子工作が一番わかる』 [仕事の小ネタ]

電子工作が一番わかる (しくみ図解シリーズ)

電子工作が一番わかる (しくみ図解シリーズ)

  • 作者: 馬場 政勝
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2022/08/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
内容紹介
電子工作の知識も楽しさも得られる1冊
電子工作は、半導体素子(特に能動素子)を用いた工作のことで、アナログ回路でラジオの製作や、音響機器の製作などを行っていました。その後、デジタル回路が工作に採用されるようになり、デジタルICが登場し、電気で動くものならほとんどつくることができます。本書では、電子工作ができるために必要な知識の習得を目的とし、回路図や配線などの基礎知識を説明します。
【MT市立図書館】
今夜から、6カ月のデジタルものづくり人材養成プログラム受講が始まる。自分が今持っているスキルを自己分析してみると、ものづくりに必要なスキルとしては、①3Dデザイン、②電子工作、③プログラミング、④UI/UX(ユーザーインターフェース・ユーザーエクスペリエンス)、⑤機械操作の5つらしいが、このうち今の僕が辛うじてできるのは①と⑤ぐらいで、あとは本当に覚束ない。しかも、講義も実習も、さらに課題の取組み状況やプロジェクトの進捗状況の記録は全て英語で行わねばならない。これから6カ月間、相当な覚悟が必要だ。

年が明けてからの3週間、ドキドキしながら過ごしてきた。手をこまねいていて、開始と同時に怒涛の英語ラッシュにさらされるのは怖いので、少しでも予習できることはないか、藁をもすがる思いで模索を続けてきた。

「電子工作は経験。不安ならとにかくやれ」——先輩方からはそう言われた。「はんだ付けが覚束ないなら、はんだ付けの練習をしろ」とも言われた。それは確かに一理あるので、それはそれで、始めたこともある(最初にやったのは、はんだごてを購入することだったのだけれど)。また、比較的最近発刊されている電子工作入門書で、できるだけ簡単そうなものを、図書館で借りてひと通り読み切ることだとも考えた。市立図書館のHPで検索して、4冊ほどリストアップして、貸出予約した。うち2冊は貸出中だった。ああ、近所に同様に電子工作について勉強しようともがいている人がいるんだと思うと、なんだか嬉しくなった。

本日ご紹介するのは、即日借りることができたうちの1冊である。技術評論社の「仕組み理解シリーズ」は、昨年「金属加工」でもお世話になっており、取りあえずひと通りサラッと学ぶには絶好の解説書だ。

これから受講予定の6カ月コースのインストラクターの1人から、①オームの法則、②電力式(P=VI=I2R、※「2」は二乗)、③キルヒホッフの法則、の3つは覚えておくよう言い渡されている。電子工作に取り組むうえでは必須だと言われ、本書を読んでみて確かにそうだと理解した。

本書を読んでいて、「回路図は書いて覚えろ」ともあった。それで実際に本書に載っていた回路図をいちいち自分のノートに書き写すようにしてみた。そこでわかったのは、サラッと描かれた解説書だとはいえ、1つ1つ順序を踏んで、徐々に回路図を作っていくプロセスが追体験できる。前節から何を付け足して、何を覚えさせようとしているのか、その意図も理解できて、解説書というよりも、独習書に近い使い方もできる本だと思った。

マイコンボードを使った回路設計では、Arduinoを用いる。Arduinoの開発環境の説明はあまり易しくない。Arduino UNOとArduino IDEは手元にあるのだが、ジャンパーワイヤーやLED、抵抗、トランジスタ等が手元になかったので、取りあえずはTinkercadの電子回路シミュレータを使って、回路設計とC++言語でのコーディングをやってみて、動作確認をしてみた。

こうして、通しで1回、さらに回路図の書写やTinkercad上でのシミュレーション等でもう1回と、都合二度読んだ。すぐに返却するのも手だが、もうしばらくキープして、これから始まる研修の際には、レファレンスブックとしても活用したいと思う。

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