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『コミュニティナース』 [地域愛]

コミュニティナース

コミュニティナース

  • 作者: 矢田 明子
  • 出版社/メーカー: 木楽舎
  • 発売日: 2019/06/01
  • メディア: Kindle版

内容紹介
ウーマン・オブ・ザ・イヤー 2018 を受賞 世界が注目する島根発、新しい地域ケアのあり方!
コミュニティナースという新しい働きかた・生きかたが、全国各地で始まっています。見守りや巡回など、さまざまな活動を通じて地域の人たちのそばで関係性を深め、安心を届けることで、健康的なまちづくりに貢献するキーパーソンです。 この活動を島根県でたった一人で始めた矢田明子さんと、全国に広がるコミュニティナースたちが取り組む、これからの地域ケアをめぐる奮闘記です。
【Kindle Unlimited】
ブータンを離任するまでの最後の3カ月間、早朝起きて夜明け前のヘリパッドを周回ウォーキングするのが日課となった。自分なりに健康状態をこれ以上悪化させないための措置で、薄暮で視界が限られる中、ポッドキャストでCOTEN RADIOを毎日1話聴くのが日課となっていた。そんな時に聴いたのが、本書の著者がゲストとして出られた3回シリーズだった。拝聴して、もうちょっと知りたいと思ったので、キンドルで探してダウンロードしてみることにした。

まだ読書スピードのリハビリが終わっていないため、集中力に欠けた散漫な読書になってしまったのは申し訳なく思う。機会があればまた読んでみたい。現時点で断定的なことは書きづらく、「要するに」というまとめをするのは失礼だとも思う。僕が知りたかったのは、①看護師をはじめとしたら医療資格を持っていないと「コミュニティナース」にはなれないのかということと、②僕が帰国して暮らしている地域にはコミュニティナースはいるのかということだった。残念ながら②については本書では紹介されていないのだけれど、①については看護師資格がないといけないわけではないということだけはわかったので、近くにコミュニティナースっぽい活動をされているコミュニティファシリテーターがいらしたら、「自分は自助具作製でお手伝いできます」とお伝えしておいて、何かの時にはお手伝いができるよう、知識と経験を深めておきたいと思う。

地域の人びとのふだんの何気ない会話や所作から、体の変調を察知するという能力は僕にはないけれど、地域の誰が何を知っているのかを知っていて、何かの時に誰をつないだらいいのかが判断できるのが大事なのだと僕は理解した。看護師免許や看護師としての勤務経験がなくても、近所で誰がそのような免許や経験を持っているのかを知っていたら、本書で描かれたコミュニティナースの活動は実現可能なのではないかと思う。本書は看護師経験者の視点で描かれているのでこういう書きぶりになるのだろうが、抱えていることはコミュニティでのファシリテーションそのもので、誰かが地域で活動していて、ケアのニーズに出会った時、それを地域の看護師経験者につなげてお助けを仰げればいいのだ。

いずれの場合であっても、出発点は地域の誰が何を知っているのかを知っているのが大事ということになる。僕が今勤めている会社を退職した後、どこで何をやろうとしても、これは必要なステップである。それに、僕が何を知っているのかを、周りの人びとにも知ってもらっておく必要も当然ある。

そう考えると、僕たちがコミュニティで暮らしていくのに、当たり前のように必要なことが書かれているのかなと思えてきた。

本書では上記②はわからないので、著者が立ち上げたコミュニティナースカンパニー(現在は株式会社CNC)のウェブサイトも見てみた。わりと僕の実家に近い地域でもコミュニティナース実践講座が開かれているのもわかった。残念ながら都合がつかないので講座受講というわけにはいかないのだけれど、冒頭の発言に戻るが、コミュニティナースが近くにいれば、「オレ、これなら手伝えます」と手を挙げられるようにはしておきたい。


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