SSブログ

『やさしいJavaScriptのきほん』 [仕事の小ネタ]

やさしいJavaScriptのきほん (「やさしい」シリーズ)

やさしいJavaScriptのきほん (「やさしい」シリーズ)

  • 作者: 高橋 麻奈
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2014/01/31
  • メディア: 単行本
まえがきからの引用
今日、Webに関わる機会は多くなっています。Webを制作するためにはさまざまな技術が使われます。Webページを作成する「HTML」や、デザインを行う「CSS」など、たくさんの技術があります。学校や仕事でこれからの技術を学び、一通りのWebページが制作できるようになった! という方も多いかもしれません。けれども、Webページをプログラミングするための「JavaScript」はどうでしょうか?Webページを一通り制作できるようになったけれども、プログラミングはちょっと敷居が高いかなぁ… と思われている方は多いかもしれません。JavaScriptを使ったWeb開発を学んでいきたいと思っているけれども、なかなか手が出せないなぁ……と感じていらっしゃる方は多いことでしょう。本書はJavaScirptの知識をわかりやすく解説するように心がけました。プログラミングになじみのない方にとっても、無理なく学習できるように構成されています。本書にはたくさんのサンプルページが掲載されています。実際に自分でWebページを作成し、プログラムの動作を確認しながら読み進めることができます。学んだ知識をWeb制作・開発に生かしていくためのアイデアやヒントを得ることもできるでしょう。JavaScriptの基本を学び、ぜひWeb制作・開発技術を高めていってみてください。本書が読者のみなさまのお役にたつことを願っております。
【N市立図書館】
Git & GitHubの次はJavaScriptの独習書を紹介する。

Git & GitHubの独習書ブックレビューの時にもふれた「ファブアカデミー」では、第10週~第11週の課題が「機械設計・機械製作」だった。あるモジュールを用いて、動くものを作れというもので、その機械を操作するためのユーザーインターフェース(UI)を、パソコン上で構築するというおまけまでついていた。もちろん、ゼロからすべて作れというわけでもない。参照できる過去の機械設計があったり、その機械のUIについてもソースコードが存在した。そのソースコードを改編すれば、我々が作る機械のUIが出来上がる。

―――そのソースコードは、JavaScriptで書かれていた。

ファブアカデミーの当該週までに、UIやJavaScriptというプログラミング言語を勉強する機会はなかった。この機械のプログラミングは、一緒に課題製作に取り組んだグループの他のメンバーがやって下さったので、僕はこの難題を避けて、もっぱら機械部品の設計・製作と、機械の組立てに注力した。いわば苦手なプログラミングを避けた形である。

しかし、出来上がった機械を外部で展示し、訪問客に操作してもらったりするうちに、装置の設計そのものだけでなく、UIにも課題があることが徐々にわかってきた。

例えば、ファブアカデミーは英語で講義を聴き、課題製作のドキュメンテーションも英語で行うのが前提なので、作った機械装置の操作も英語環境で行えるような設計にしていた。これだと、パソコンの画面を日本人が見ても、すぐに理解できない。

また、設計者側では「A→B→C」というステップでボタンを押して動かして欲しいと思っていても、画面上にもし「D]というボタンが「A」のすぐ横にあれば、間違って「A→D」というステップに進んで機会が誤作動を起こすことだってあるし、またボタンの表示がちょっとミスリーディングだったりすると、ちょっと気が利く利用者は、こちらが説明する前に勝手にそのボタンをクリックして、やはり簿作動の原因になったりする。

操作画面を日本語表記にする、ボタンの配置を変える(不必要なボタンは削除する)、ボタンの表示説明を変える―――これら、パソコンやタブレット端末、スマホ等での操作画面のデザインにも、JavaScriptは有効なのだ。

だから、僕はもともと課題製作の過程で作られていたコードに、必要に応じて後から手を加えるというプロセスを通じて、JavaScriptの文法ルールを多少かじった。これを、先月末から今月前半にかけてやってみた。

それでもよくわからないところがあったので、近所の市立図書館で、JavaScriptの独習書を物色し、本書を手に取ったというわけである。

従って、本書を読んで、参考になった部分とならなかった部分が混在する。本書で説明されている操作を全部覚えたいというより、既存のJavaScriptのコードをどう解読し、改編したら、自分の欲しい機能を持たせられるかを知りたかったので。

独習書はだいたい、解説通りに読者に操作を求め、解説通りの結果が出るかどうかを確認するというスタイルを取る。これは独習書だから仕方がないが、入門編の部分である程度の包括性を確保しようとしたら、そもそもかなりレベルを下げたところから読者に実践を求めなければならない。

でも、実際に読者が必要としているのは、その中のいくつかの特定機能の深掘りであるように思う。

独習書を何冊も見比べてみたら、きっと知りたい文法はカバーできるに違いない。その意味では、この手の独習書は購入するよりも図書館に置いてもらって、何冊か読み比べて知りたい情報を探し出すという使い方がいいのだと思う。

本書はそもそも発刊年も10年前だし、JavaScriptがhtml、css、画像データファイルの3つのファイル(画像は複数あるかもだが)から構成されていることが理解できただけでも良しとしたい。実のところ、スタイルシート(css)はこれまでに見てきたプログラムでもたびたび出てきたのに、それが何なのか、あまりしっかり理解できていなかった。それがわかっただけでも、今回は結構な「アハ体験」だった。
nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 6

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。