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ここからもう落ちることはない [ベースボール]

昨日の横浜DeNAとの最終戦の零敗を以て、中日ドラゴンズは最下位が確定、3年連続最下位という、球団史上最低の結果を残し、立浪和義氏は退任した。

正直ホッとした。

この低迷の責任が全部監督にあるとは思わない。実際、5月から再開独走した昨シーズンとは異なり、今年の場合最下位が確定したのは今季最終戦だったわけだし、よく粘ったと思う。

でも、結果は結果。3年連続最下位で、監督続投はないだろう。

僕は、2021年から23年シーズンいっぱいにかけて、日本にいなかったので、この3シーズンについての結果は見ないように、一喜一憂しないよう努めてきた。すべては2024年シーズンに強いドラゴンズを見られることを期待してのことだった。

1つの試合の中での用兵ということでは、僕は立浪監督よりも与田前監督時代の方が不可解に感じることが多かった。二軍から上げてきた好調な選手をすぐに一軍の試合で使わず、一度も出場しないうちにまた二軍に降格するというようなことは、与田監督時代も立浪監督時代も大して変わらない。選手がその力を発揮できなかったのではなく、力を試す機会自体が与えられなかったのだ。

ただ、1つの試合での用兵ではなく、トータルで見た駒の揃え方という点では、立浪監督時代の方がよくわからなかった。

例えば、中田や中島の獲得とビシエドの冷遇。中田や中島の獲得が発表された時、僕は何年か前のオリックスの二の舞を危惧した。他チームを戦力外になった元主力選手が、新天地で劇的に変化して打ちまくるというケースはあまり聞いたことがない。案の定、中田も中島も戦力にはならなかった。

また、この3人は一塁手ということでポジションが被る。当然ビシエドがはじき出されるのは想像できたが、その冷遇っぷりと、それをどうビシエド本人に説明して来たのか、それが気になって仕方がない。石川のような若手との競争で徐々に出場機会を減らすのならビシエドも納得できると思うが、自分より年上の選手にポジションを奪われるのってどうなのと…。

同様に、内野手の獲りすぎ、中堅・ベテラン捕手の集めすぎも気になった。京田と阿部の放出は本人たちのためにも良かったと思うが、結果として、二塁と遊撃は新人野手ばかりで競わせるという、一塁とは対照的な形となった。シーズン終盤は二塁・田中、遊撃・村松、控えに山本・板山で行ける目途は立ったのだろうが、今季集めてきた津田や辻本、ロドリゲスはどう活用していくのだろうか。(二軍を回すのに必要な駒だと言われればそうかもしれないが。)

捕手も、与田監督時代に一時注目された石橋を育てることなく、30代の捕手3人で回した。これもよくわからない。守備には目をつむって打撃を取るのか、打撃には目をつむって守備を取るのか、はっきりしなかった。

書き始めたらきりがないのでこれくらいで筆を置く。個人的には2024年シーズンでの再起をすごく期待していたので、結果が再開だったことは残念でならない。

さすがに最下位が3年も続くと、もうここからは上がるしかないと思いたい。

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