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暑く、乾いた夏 [ブータン]

例年よりやや暑く、雨が少ない夏を予測-NCHM
Bhutan expected to experience slightly hot summer with less rainfall – NCHM
Devika Pradhan記者、BBS、2023年5月31日(水)
http://www.bbs.bt/news/?p=186598
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【ほとんど抄訳【抄訳(www.DeepL.com/Translator(無料版)翻訳を筆者編集)】】
ブータンは今夏、例年よりやや暑い夏を経験することになりそうだ。今年の6月から9月にかけての降水量は、例年より少なめと予想されている。国立水文気象センター(NCHM)の今夏の降水量と気温の見通しによる。年平均気温と降水量は、過去26年間に記録された気温と降水量から算出。

NCHMは本日、首都で開催された第9回全国気候展望フォーラムにおいて、様々な関係者の関係者にその見通しを発表した。

「今年はENSO(エルニーニョ・南方振動)がエルニーニョの状態であることがわかります。そのため、海水温は例年より高く、これがモンスーンに与える影響を分析すると、実際に降雨量が減少するため、今年の降雨量は例年より若干少なくなると考えられます」(NCHMのDechen Lhamo Gyeltshen気象官談)

このフォーラムでは、パンリザンパ天文学カレッジによる占星術の展望も発表されたが、ここでも同じような予測をしている。しかし、今年の火災や風災のリスクには注意を促している。

「NCHMの予報と比較すると、ほとんど同じです。火や風の災害の状態と収穫を比較すると、ほぼ90%似ています」(Karma Dendup占星術師談)

昨年6月から9月までの平均降水量は767mm、平均気温は22℃前後であった。

同センターは、世界や地域の予測センター、国内の気候データから情報を得て、毎年予報を作成している。

今年の夏は暑い。そして雨は少なめ―――という、それだけの記事です。ま、実際のところ、予想する以前に、僕も昨年のプンツォリンの5月や6月と比べて、確かに夕方のスコールは頻度が少なく、朝方のスコールが8時や9時の通学通勤時間にまでかかることは少ないのは実感としてある。


これが去年の今頃プンツォリンで撮影した雨と霧の動画である。これからすると、夕立が多少あるとはいえ、明らかに今夏の方がからっとしている。最高気温は35℃を超える日もあるが、日本の夏と比べても、湿度はちょっと低い。去年と比べたら、今年は暑いけれど本当に過ごしやすい。

ブログで何度か言及しているが、今年は7月後半にブータンで世界ファブラボ担当者会議(FAB23)が開催される。2週間の会議日程のうち、前半は地方ラボに外国のファブラボの人が大挙して訪れ、地域の課題解決に自らのスキルを役立てようと取り組まれる予定だ。プンツォリンのファブラボCSTにも9人の訪問客に加えて、うちのプロジェクトの専門家やJICAの関係者が訪れる。例年ならぬかるんだ道路で移動も大変だが、今年は雨が少ないことを祈りたい。せめてそこまでは。それまでの間にティンプーへの出張も2回計画しており、無事に日程がこなせたら幸いだ。

ただ、悩ましいのは水不足だ。去年は、外は土砂降りなのに、屋内の給水は止まってしまった。土砂崩れでCSTに給水するパイプが流され、復旧に時間がかかったからだ。しょうがないからポリバケツを軒先に置いてひと晩したら、結構な水が溜まっていて驚いたものだが。さすがに水不足は心細かった。

FAB23も済んで、8月以降に大雨になろうがそこは構わない。あと2カ月、今の天候が続いて欲しい。
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