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プンツォリンに、生徒還る [ブータン]

プンツォリンの生徒と学校関係者、それぞれの学校に戻る
Relocated Phuentshogling students and staff to return to their respective schools
Sonam Penjor記者(プンツォリン)、BBS、2022年3月30日(水)
http://www.bbs.bt/news/?p=167309
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【要約】
プナカに疎開していたプンツォリンの生徒と学校スタッフは、全員呼び戻される。教育省が今日付でアナウンスしたもの。一方、父兄と生徒は、この決定に複雑な心境だという。

昨年8月、3つの学校の生徒850人以上が、プナカにあるプンツォタン・スクールに疎開を余儀なくされた。教員や学校関係者70人以上がそれに同行した。プンツォリンにおけるCOVID-19の感染状況の悪化を受けた措置だった。しかし教育省は、彼らがプンツォリンの各学校に呼び戻されると発表。

ほとんどの父兄や生徒はこの決定を歓迎。子どもたちがプナカにいる間、追加的な負担を親は強いられていたからだ。また、親と離れて寄宿舎生活を過ごすことに、寂しさを訴えていた子も。

しかし、プナカで授業を続ける方がよいと思っている子もいる。寄宿舎では、成績優秀な生徒との交流もできた。しかし、プンツォリンに戻ると自宅からの通学となり、成績優秀者との交流機会が減ると懸念する。

プンツォリン市の教育部門は生徒と学校スタッフの呼び戻しに向けた準備を進めている。クラス7と8は4月4日から授業開始、クラスPPから6までは4月18日から通学可能となる。クラス9以上の生徒の通学については、現時点では未定。

3月30日に帰還ははじまっているので、今紹介するのはいささか遅いのだが、この生徒たちが僕の活動の直接的な受益者として想定されているので、やっぱり紹介しておきたい。

昨年9月に教育省で伺ったところでは、疎開期間は2年間を想定しているとのことだったので、それが半年少々で済んだのは良かったと思う。今の新型コロナウィルス感染拡大状況からすると、プンツォリンであろうが国内の他地域であろうが、感染リスクに大きな差はないし、これらの学年の生徒に対するワクチン接種も二回目までは4月上旬で終える筈なので、もうプンツォリンに戻してよいとの判断なのだろう。

また、これも言及するには遅きに失したと思われるが、4月1日(金)夜、首相官邸が新たな追加緩和策を発表し、国内危険地域(レッドゾーン)から安全地域(グリーンゾーン)への移動に課せられていた移動前強制隔離7日間という措置が撤廃された。


これはすなわち、プンツォリンとパロやティンプーとの間の往来がしやすくなるということに他ならない。ということで、僕もプンツォリンに引っ越します。事情があって時期は27日頃にせざるを得ないのですが。

これまでさんざん待たされてきたけれど、いろいろなことが動き出す予感。僕は現在、東京の某私大と、プンツォリンの中高生を対象にした「ギーク系データサイエンス人材によるスキルアップ・共創を目的とした遠隔・対面型グローバルSTEM EDUCATION & RESEARCHワークショップ」というのの実施を計画している。
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