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『Raspberry Piで学ぶ電子工作』 [趣味]

Raspberry Piで学ぶ電子工作 超小型コンピュータで電子回路を制御する (ブルーバックス)

Raspberry Piで学ぶ電子工作 超小型コンピュータで電子回路を制御する (ブルーバックス)

  • 作者: 金丸 隆志
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/11/21
  • メディア: 新書
内容(「BOOK」データベースより)
格安の超小型コンピュータ「Raspberry Pi」。最大の特徴は、電子工作のパーツを直接つないで制御できることにある。本書では、さまざまな演習を通して、電子工作に必要な基礎を丁寧に解説。さらに、演習用のプログラムはダウンロードできるので、プログラミング経験が浅くても安心して学べる。

海外赴任が決まってから、残りの2ヶ月少々の間にできることは何かを考えた時、真っ先に頭に浮かんだのは、近所の市民向けものづくり工房で実際に何かを作ってみることだった。「何か」では具体的じゃないが、実際には作ってみたいものが3つほどあり、最初の2つはレーザーカッターを使用するだけでできるものなので短期間でもなんとかなるが、もう1つはレーザーカッターに加えて電子工作が必要となり、とりわけ超小型コンピュータであるRaspberry Pi――通称「ラズパイ」の使用が必須だった。

ラズパイの話は、そうしたことに興味を抱いていれば嫌でも頻繁に耳にはする。でも、実際に手を動かしてものを作ってみないと覚えられないことは多く、具体的にその作ってみたい「もの」がイメージできてなかった間は、ラズパイをどう活用しようかなどというところには考えも及ばなかった。

それが、こんなものを作りたいというイメージが少し膨らむと、今度は工房での過ごし方をどれだけ効率的にするかを考えざるを得なくなった。僕はビジター会員登録だから、工房に行けばそのたびに3時間いくらという料金が取られ、そこにある工作機械は使用1回につきいくらという定額料金制で、さらにその工作機械をサクサク使いこなせなければそこでまたインストラクターのお世話になって1時間いくらという追加料金が取られる。せめてこのインストラクターのマンツーマン指導の料金ぐらいはケチりたいと思ったら、工作機械の操作法等、自分である程度勉強しておくことが必要だ。

それを痛感したため、一度工房にでかけた後、自分なりに予習復習をやっておこうと思い、ものづくりのハウツーに関する書籍を2冊ほど購入した。レファレンスブックのつもりで最初から最後まで精読するつもりはないが、どこに何が書かれているかぐらいは確認しておこうと思い、飛ばし読みを敢行した。本日ご紹介するのはそんな1冊だ。

お恥ずかしい話、僕はラズパイが超小型のコンピュータだというぐらいは知っていたが、キーボードもディスプレイもない状態でどうやってプログラミングするのか、まったくイメージが湧かなかった。僕が作りたいものというのは、あるテーマに関する自己学習キットで、問題と選択肢、解答と解説というセットを200問近く考える必要がある。そこまで行くには時間もかかるかもしれないので、取りあえずは日めくりカレンダー方式で17項目のメッセージを繰り返し表示し、しまいには暗記させるといったような装置だ。コンピュータは必須アイテムで、しかも、これらのメッセージを予め入力しておかねばならない。

それをどうやって行うのか、基本的なことぐらいは知っておかねばならない。具体的に、こういうものを作るときに用意しなければいけない材料は何で、どこで入手できるのか、それをどうやって配線するのか、プログラムはどのように書くのか、動作を変えようとするとどの変数をどのようにいじればいいのか、そんなことを実際にいじりながら覚えていかなければならないが、それは僕にとってはまだまだ先の話。先ずは、ラズパイ使って何ができるのか、ざっと見ておけば目的は達成だった。

これ読みながら、僕が作ってみたいと思っている電子工作の、易しい方のバージョンも、残り2ヶ月少々という時間的猶予の中ではたどり着くのが難しそうだなと思ってしまった。それに十分な時間が割けるのならともかく、赴任の準備もあるし、会社では会社で出発までの間はフルに働けと言われていて、いっこうに仕事が楽になる気配がない。

事情があってすぐにはできないけど、いずれやりたいと思っていたオヤジの電子工作。これをざっと読んでラズパイの基本はある程度はわかった気はするが、もっと早くに読んでおくんだったなぁと痛恨の極みだ。

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