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『民王』 [池井戸潤]

今日は参議院議員選挙の投票日です。投票行きましょうね!
僕達は8時過ぎに投票済ませてきました。

投票の後のお楽しみとして、今夜は『半沢直樹』も放送お休みだし、政界を舞台にした池井戸潤作品でもご紹介しましょう。『半沢直樹』の原作とはかなり違う、池井戸作品です。

民王

民王

  • 作者: 池井戸 潤
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2010/05/25
  • メディア: 単行本
内容紹介
ある日突然、首相・武藤泰山と、武藤の大学生のドラ息子・翔の中身が入れ替わってしまう。原因もわからないまま、やむなく泰山の変わり身となって国会に出ることになった翔。遊んでばかりの日常を送ってきた翔には、国会でおこなわれる討論や質疑応答など、到底理解できない。幼稚な発言を繰り返す上、首相だというのに文書に書かれた漢字すら読めず誤読を繰り返すという状況に……。首相と息子の入れ替わりなど夢にも思わない世間では、一国の代表とは言いがたい言動に対する厳しい批判が渦巻く。またそれと時を同じくして、泰山のまわりでは、閣僚の酔っ払い発言やスキャンダル、献金問題などが相次ぐ。国を背負うはずの大人たちに、一体何が起こったのか―。本物の大人とは、国を動かす政治とは何か。胸がスカッとする、痛快エンタメ政治小説!
ただ今、テレビでは池井戸潤祭り状態である。土曜夜にはNHKが4回連続ドラマで『七つの会議』を放送しているし、日曜夜はTBSが『オレたちバブル入行組』と『オレたち花のバブル組』を合わせて『半沢直樹』とタイトルも変え、10回連続ドラマにして放送中である。単なる偶然なのかもしれないが、これによって、メーカーを舞台にした池井戸作品の面白さと、銀行を舞台にした作品の面白さを、交互に味わうことができる。

これに合わせて出版業界の方でも池井戸作品の再アピールに取り組んでいる。6月には『民王』の文庫版が発売された。『民王』という作品の存在を知ったのも文庫版の発売がきっかけだが、未知の作品を読むだけなら単行本を図書館で借りればいいと思い、今回は2010年発刊の単行本の方を読んでブログで紹介することにした。

いつものハードな池井戸作品とちょっと違い、読みながら爆笑した箇所も幾つかあった。どこかの党の元党首みたいに、国会答弁で漢字が読めないことが、中味が勉強のできないドラ息子と入れ替わることで、より強調して描かれていた箇所は特に面白かった。

企業組織を扱うと相当詳細な場面設定やセリフ回しになるが、さすがに首相官邸や防衛省内、公安等の取材は困難な中でこの作品は書かれているので、場面設定やセリフの曖昧さは否めない。正直、首相の1日がこれほど秘書や官房長官と密室にこもって成り立つものなのかはよくわからない。おそらく想像で描かれているところもかなりあるのだろう。

でも、それを割り引いても楽しく、一気に読める作品だと思う。

タグ:政治 選挙
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